ロケットストーブを作ってみた

唐突に、野外調理用に「ロケットストーブ」というやつを作ってみることにした。

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ステンレス製の煙突は買ってくるしかないが、その周りを覆う筐体については家にあるものを利用することにした・・・のだが、錆び錆びの一斗缶しかなかった(^^;
ま、これはこれで味があるか(笑)

それに、一斗缶のいいところは、フタ付きのヤツを使えば断熱材にするパーライトを詰めやすいし、フタに五徳をつけたり、あとでフタを外してパーライトを抜けばメンテもしやすい。

煙突効果で強い火を作りたいだけなら一斗缶ひとつでもかまわないんだけど、やっぱちゃんと燃焼筒内での可燃性ガスの再燃焼効果を引き出すには、一斗缶二つを重ねたくらいの長さは必要なような。
よく、「小さなロケットストーブに挑戦!!」とかやってる人いるけど、あれ、単なる「薪ストーブ」じゃねえの?(笑)

20151010_rocket4.JPG
ということで、家にあった錆び錆びの一斗缶二つを縦につなぎ、ボルトで固定。ちなみに、適当に目で確認しながら作業したので、若干左に傾いた状態で接合してしまった(^^;
まあ、これはこれで味があるということで・・・(^^;

ロケットストーブの作り方はネット上に山程落ちてるので詳しく書かないけど、煙突効果で酸素を吸い込み薪をしっかり燃やすのに加え、断熱材で包まれ高熱になった筒の部分で、本来空気中に放出されてしまう薪から出た未燃焼の可燃性ガスを燃やし、同じ燃料(薪)でもより大きい燃焼パワーを得るのがロケットストーブなんやね。

断熱材は土壌改良材の「パーライト」を使用する。
これ、小さく砕かれた軽石みたいなもんなんだけど、沢山の隙間が出来てそれが断熱効果というか保温効果を生むわけやね。
だいたい 30kg 分を使用します・・・というか、満杯にするには少しだけ足りないんだけど、一袋 500円くらいするからなあ。取り敢えずちょっと足りないのは良しということで(^^;

つうか、結構金がかかるんだな、ロケットストーブ。
ステンレス製の煙突が良い値段すんだよね。

・ステンレス排気筒 直筒(150mmΦ×900mm) 2,695円
・ステンレス排気筒 エビ曲 1,399円
・ステンレス排気筒 L曲 2,155円

で、計 6,249円。
これに、パーライト 10kg が 513円。これが 3袋で 1,539円だから、本体だけで 7,788円か!!?

20151010_rocket5.JPG
錆び錆びの小汚い箱に見えて、このロケットストーブ、けっこうお金がかかってるのだ。

で、五徳も作成。L字金具をフタにボルトで縫い付けただけだけど(笑)

早速火を入れてみると・・・

これ、凄いね。
もちろん、焚き口でもそれなりに火は燃えてるんだけど、薪からの火はせいぜい10数cm伸びているだけ。なのに、火口からはゴーゴーと火が吹き出す。つまり、薪が燃えている火が火口まで伸びているわけではなく、燃焼筒内で燃えた可燃性ガスの火なんだね。
おお、これぞロケットストーブ!!(笑)

これなら「かまど」として色々な料理に使えそうやね。

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このページは、shinodaが2015年10月12日 11:22に書いたブログ記事です。

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