今月頭に、新人罠猟師向けの研修会が周東町の勤労青少年ホームであったので参加した。
なにせ、ここのところミスが続いてて、今シーズン、既に三回も箱罠に入った猪を逃がしている。
いや、明らかな俺のミス(^^;は一回だけだが、営農組合から箱罠の管理を任されているのにこれではいかんやろう!
・・・というわけで、藁をも掴む感じで参加した研修会だったが、非常に有意義なものだった。
新しく知った知識もあったし、目からウロコな話もあったし。
何せ、狩猟登録した初年度には罠で1頭も獲れなかったのに、その経験をもとに工夫して、翌年には70頭の猪を獲った神のような猟師・清神さんの 話である。あ、名前にも「神」が入ってるやん(笑)
まだ消化しきれてないので、取り敢えず備忘録代わりに記憶にある言葉を羅列しとく。
- 餌は、ドングリ、クリ、トウモロコシ、小麦、水稲の順に誘引力がある。ドングリの豊富な時期にヌカを撒いても猪は来ない。
- 箱罠のサイズは2mx2mがいい。ただし、市販されているのは1mx2mのもの。1mでは、猪が警戒することがあるようだ。
- 扉は全開でセットせず、60~70cmほど開いていればいい。(ワイヤーの長さを調整して)
- 箱罠の入り口にくくり罠を設置するのもあり。掛かった猪は箱罠に逃げ込むので止め刺しなどがしやすい。
- 徐々に餌付けしていき、5日間くらいかけて群れ全部が箱に入るようになってから扉のストッパーをはずす。焦って最初から獲ろうとするとうり坊しか獲れない。
- こまめにヌカは変えてやらないと駄目。カビの生えたヌカの上に、いくら新しいヌカを撒いてもだめ。
- ヌカを毎日運ぶのが面倒くさければ、罠の近くにヌカを入れておく箱を置いておけばいい。猪は自分で蓋を開けてまでヌカを取ったりしないから大丈夫。
- 猪の通り道に箱罠を仕掛けても避けて通るだけ。通り道からちょっと離れたところにセットし、猪を呼び寄せるようにする。
- 猪がよく出てくるのは、月夜の晩か雨上がりの晩。
- この時期の餌は柿がいい。若い固い実ではなく、今にも落ちそうな熟したやつがいい。
- ヌカの上に草などをまいておくと、猪はその草を退けるのに夢中になって警戒がおろそかになる。
- 両扉の罠でも、猪は必ず同じ方向からしか入らない。猪が入り始めたらどちらから入っているか見極め、釣り糸の位置を調整する。(より奥へ)
- 猪の生活空間は半径200m。餌付けした猪が田んぼに近づかないように、罠は田んぼから200m以上離れたところに設置する。
・・・みたいな感じか。
他にも色々良い話があったと思うので、思い出したらまたこのブログに書いていこう。
そうそう。久しぶりにかつての飲み友。今は銃猟友達のTムラさんとお会いできました。
早く一緒に猟にいけたらいいですねえ。それまでしっかり精進します(笑)
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