この土曜日の朝。別東地区のOツカさんちの上に置いている箱罠に、今期初めて猪が入った。
80kgは優に超えていそうな良いサイズのメスだ。
こりゃ、肉も美味そうやねえ。
一緒に箱罠の管理をしている弟が遠出していていなかったので、親父と二人で対応。
いやあ、最初現場に着いた時、罠の中に巨大な猪が悠然と立っているのが目に入って、何か神々しさすら感じたからねぇ。シシ神様やぁ(笑)
いや、ホント、罠の檻の大きさとの対比で、でっかい個体だってのはすぐわかったからね。
ちゃんと測らなかったんだけど、俺の見立てでは「80kgオーバー?」って感じで、親父は「100kgあるかもしれんで」とか言ってたけど、まあ、〆た後で車までひっぱり上げた感じだと、やっぱ 80kgちょっと超えくらいかなあ。
どっちにしても、箱罠で獲れた猪としては、今期最大サイズであった。
しかもメスだから、肉も固くなくて美味そうやなあ。
親父がステンレス製の物干し竿の先にチビた包丁を取り付けた手製の槍で一突きにして止め刺ししたんだけど、刺した瞬間に猪が暴れたのでステンレスの竿は簡単にグニャッと曲がってしまった。
俺も槍作ろうと思ってたんだけど、やっぱ棒の部分は鉄パイプとかじゃないと強度的に厳しい?ガス管みたいな奴で。でも、先に刃物を取り付ける加工は面倒くさそうやなあ・・・
結局、今回は親父が一刺しで仕留めたんだけど、やっぱガタイがでかいんで相当血が抜けてもなかなか猪も弱らなくて、一回、待ちきれなくなった親父が生きたままロープをかけようとして扉を開けたら凄い勢いで飛び出して来て、慌てて俺が全力で鼻っ面を蹴りあげてまた檻の中に戻したんだけど、メスだから牙は外には出てなかったんだけど、蹴った時に俺の親指の付け根あたりに牙が当たって痛かったわあ(^^;
猪の皮膚、長靴(普通の長靴より重ね合わされているゴムの枚数が多い)越しでもジンジン痛いほど。
そりゃ、こんな牙で突かれたら「死ぬこともある」って納得やわぁ(^^;
冒頭に書いたけど、この罠、今期初めて猪がかかった。
今まで、罠から数メートル離れた田んぼなんかには足跡や鼻で掘り起こした跡があるのに、檻の周りには全然近寄った形跡がなくて、数週間前から罠と田んぼの間にも餌を撒いて寄せようとしてたんだけど・・・
金曜日に、弟が餌の糠を追加した時に、山側から檻まで寄せ餌を撒いたみたいで、今回はまんまとそれに引っかかった形だな。
やっぱ、寄せ餌は絶対必要やね。
猪は鼻がいいから罠の中に置いた餌にも遠くから気づくけど、警戒心があるから簡単に罠の方まで来ないよね。そこで、寄せ餌を撒いとくと、それをちょこちょこ食いながらうっかり罠に・・・というのがあると思うのよね。
そうそう。この間"箱罠の「釣り糸」を「釣り糸」に(笑)"というエントリーで「蹴り糸に使ってる黒い針金、太すぎて猪に警戒されてんじゃね?」って書いたんだけど、ここはその黒い針金だったんで、まあ、でかい猪なら問題ないってことなんだろうな。
黒い針金がちょっと曲がってたのにトリガーが引かれなかったのは、やっぱ単に引っかかったやつが狸かなんかだっただけってことなのかもなあ。
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