「ピリ辛ネギラーメン」を一番辛い「3辛」で

「博多金龍」と言えば、昔は(今もあるのか知らない)320円という激安豚骨ラーメンを出す店だった。
そのせいで「安くてまずい店」みたいな誤った印象を持たれてしまったと思う。

確かにカレーラーメンだとか、「博多」を冠する店が出していると違和感を持たれちゃうようなメニューも多くて、本物(笑)のラーメンマニアからしたら「異端な店」なのは確かだろう。
中には「ハズレ」なメニューもあるんでしょう、あるんでしょう(^^;

それはわかるが、決して不味い店ではない。言ってみれば、回転寿司屋みたいな感じ。本物の寿司好きからすれば色々言いたいことはあるだろうが、大多数の人間の舌を「十分美味いじゃん」と納得させる実力があるし、それで客が満足しているところに「スープに深みが無い」とか色々因縁つけるのは無粋ってもんだぜ、ラーメンマニア(笑)どもよ。

ま、その辺の話は置いといて本題。

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この金曜日。お客さんのところでの作業が長引いて、やっと昼飯食いに「博多金龍 大州店」に俺が飛び込んだのは午後2時を回っていた。そして注文したのは「ピリ辛ネギラーメン」単品530円也。安っ!但し、今回は半チャーハン(290円)を付けて 810円也。いや、やっぱ安っ(笑)
この値段はホントに嬉しいねえ。

で、この「ピリ辛ネギラーメン」。視線を釘付けにするのは「ネギ」ではなく「輪切りの唐辛子」である。
なんか、麺の上にまるで輪切りにされたネギのように、でも、色は不気味な暗い赤色という物体が載ってるんですけど・・・ええ。これが唐辛子なんです。見た感じ、けっこうな威圧感で、決して「ピリ辛」みたいな軽い感じには見えませんが(笑)

この唐辛子の量は「無料」で増量出来るようだ。
「じゃ、辛めで」「何辛にしましょうか?」「何辛?いくつまで増やせるんですか?」「3辛までございます」「じゃ、3辛で」・・・当然、一番辛いの頼むよね。男として。もしもの時のために肛門も鍛えておきたいし。

20160812_kinryu2.JPG
流石に「一番辛い」状態のラーメンの上には、全体を覆うかのように大量の輪切りの唐辛子が(^^;
真ん中で完全に存在感を失っているのが辛味噌ね。で、輪切りの緑のネギだけではなく、大量の白髪ネギが載ってるんだけど、完全に唐辛子のせいで存在を消されちゃってますがな。ラーメンの名前の中に「ネギ」が含まれているくらい、重要な薬味なのに、完全に「ピリ辛」勢に押されてますよ。
てか、「ピリ辛」って本来ネギが担っていた役目じゃねえの?(笑)

この唐辛子、ゴワゴワしてて食感悪いわあ(^^;
でも、この輪切りの唐辛子が舌の上に乗ったとたんに、まるで辛味爆弾の絨毯爆撃のように、どどどどどっと広がっていく心地良い辛味。ほんと、唐辛子の辛味って豚骨スープと相性良いよねえ。

スープ自体がとてつもなく辛いわけではなく、その辛さは食感の悪いゴワゴワの輪切り唐辛子が担っているので、最初はそんなに辛味を感じるわけではない。んが、その後食道あたりを中心にカッカッと広がっていく熱とともに舌を痺れさせる辛味。

単品 580円(税込み)のラーメンでこのインパクトはなかなかのもの。肛門も痛かった。
辛いラーメン好きの人はぜひ試してみるのがよかろうてえ。(ただ、マジで食感は悪いで(笑))

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このページは、shinodaが2016年8月14日 17:49に書いたブログ記事です。

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