日曜日は昼前から急遽十日市の事務所に出たので、昼飯は事務所から徒歩30秒の蕎麦屋に。
まだ開店してひと月かふた月かの「蕎麦屋 香月」である。読みは「こうづき」じゃなく「かつき」らしい。
以前、岩国の Facebook フレンドの Fタさんのお知り合いの店(蕎麦屋)があったところがしばらく空き店舗のままになっていたのだが、そこにまた蕎麦屋さんが入った。蕎麦屋を惹きつける何かがあるのか???謎(^^;;;(店内は大掛かりに改装してたから、居抜きってわけでもないみたいなんだけど)
店内は超シンプル。
二人がけのテーブルが 5つ、四人がけのテーブルが 1つ、入り口から奥に向けて一列に並んでいるだけで、他には何もない。
壁にお品書きなどもない。
席につくと、背の高いショートカットのきれいなお姉さんがお品書きを持ってきてくれる。
商品数はかなり絞られているようだ。
テーブルの少なさや、メニューの少なさ、どれも「ひとつひとつ丁寧な仕事でお客さんと向かい合いたい」という店主の考えなのかなっと想像した。
一度に入れる客の数を多くしたり、品数を多くしたりすると、一時的には儲かるだろうけど、丁寧な仕事はできないし、それが評判になっちゃうからな・・・と考えてのことなんだろうなあと。
しかし、こういうストイックな店に入ると緊張しちゃうな。
だって、俺、蕎麦のこと全然知らないし。蕎麦は好きだけど、ちゃんとした店にはあまり入ったことないしな。「蕎麦の香り」とか言われてもピンとこないレベルで(笑)
ストイックな店主に「ふざけんじゃねえ!てめぇに食わせる蕎麦はねえよ!」とか怒られないかなあ・・・と不安になってしまうわ。
でも、ふたつ隣の席にいたアベックの女の方が、歳はもうアラサーだと思われるが、まるでどこぞの地下アイドルのように、「ええー、あたしー、どうしよっかなぁ?えへへ」と鼻にかかった甘ったるい声で話すパープーだった(笑)それが大人の女のしゃべり方か!!
ああ、よかった。多分、あの女よりは俺の方が蕎麦検定の点数は高いはずや・・・
そう思ったら何か気が楽になった。ありがとう、見ず知らずの女よ。
蕎麦マニアの人は、こうして新しい店に来ると、シンプルなもりそばとかそういうので店の実力を図ったりするんじゃないかと思うけど、俺は単なる蕎麦好きだから(笑)
おろしそばが好きなので、素直に「十全 辛味大根おろしそば」を注文することに決定(笑)
でも、「白」と「黒」っていうのがある。
お品書きを持ってきてくれたお姉さんに聞くと、「黒」が「挽きぐるみ(全層粉)」の麺で、「香りも強いです」というので「じゃ、黒で」と。
やっぱ、中華麺は全粒粉、蕎麦は全層粉だよね!!(笑)
麺の量の方は、大盛りにあたる「一斤半」で。蕎麦の量を一斤とか数えるの初めてやあ。アホ女のおかげで緊張はほぐれてたんだけど、やっぱドキドキするのお(笑)ちなみにお値段は 1,200円也。
・・・で、いきなり話は食後に飛びます(笑)
いやぁ~美味かったぁ~(笑)
蕎麦もそうだし、つゆも美味いし。ほんと、つゆも最後の一滴まで全部蕎麦湯でいただいちゃいましたよ(笑)。満足、満足。
実は、十全(十割)の蕎麦を食べるの初めてで(^^;、麺の長さがちょっと短いんやね。やっぱつながりにくいからかね?そこに最初ちょっと驚いた。
あと、たしか十割の麺は太くなるって聞いたことあるんだけど、ここの蕎麦はかなり細いですね。1.2~1.3mmくらいじゃないですかね。俺は細い方が喉ごしがよくて好きなんで、そういう意味でもここの蕎麦、美味かったわぁ。
細い十割蕎麦を打つのも、けっこうテクニックがいるんでしょうなあ。
というわけで、蕎麦に詳しくないのでちゃんと説明することはできんけど、すごく美味いと思ったので、近くに来られた人はぜひ寄ってみられるとよろしいでしょう。(もし「美味しくなかった」と感じられた時は、俺を美味しい店に連れていって色々教えてください(笑))
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