香川の酒を馬鹿にしてて申し訳なかった

この金曜日は十日市の事務所に戻って残業する予定だったので、隣の本川町にある「鉄板焼 鉄華」にて晩飯を。

この店のいいところは、鉄板焼き以外の「呑みメニュー」があるところだなあ。
具体的には、日本酒にもちゃんと力を入れて、美味しい銘柄とそれに合う肴を揃えているところ。

20170901_gaijin1.JPG鉄板焼き/お好み焼屋だと、やっぱ塩胡椒やソース味の焼き物に合わせてビールとかチューハイがメインで、日本酒は安い大手メーカーか地元蔵の普通酒を置いているだけ・・・みたいなところがやっぱり多いけど、「鉄華」はそのあたりに少しこだわっている様子。

この日も黒板におすすめ日本酒として書かれていたのは「悦凱陣 純米酒 無ろ過生 オオセト」。一杯 650円也。
香川県仲多度郡の蔵元・丸尾本店で作られる酒。
この丸尾本店は維新の時代、勤皇の志士たちを支援し匿ったりしていたそうで、桂小五郎や高杉晋作も潜伏していたというから、俺ら山口県人にも縁(ゆかり)があると言えなくもない(笑)

ええ。もちろん注文。

「漬物」280円也をつまみながら、お好み焼が焼きあがるまで「悦凱陣」の味を楽しむ。

この「漬物」がまた良い。だいたい、こういうところで「漬物」を頼むと、お手軽な「白菜漬け」が出て来ることが多いが、「鉄華」では大根、胡瓜、人参の醤油漬けである。これが美味い。白菜漬けも好きだが、中までしっかり味の染み込んだ醤油漬けの方が、しっかりした味の日本酒には合う気がする。

「悦凱陣 純米酒 無ろ過生 オオセト」はそんなしっかりした味のする日本酒だ。

20170901_gaijin2.JPG
でも、そのしっかりした米の旨味の奥に漂う甘みが実に上品。ああ、米本来の甘みだなあ・・・とホッとする。

実は以前、別の飲み屋さんで仕事仲間と飲んでいたとき、四国の酒の話になって(実際に、高知の酒など呑みながらだったのだが)「四国の酒は美味い気がせん。なんか不味そう。飲む気にならん」と皆で(飲んでもないのに)散々なことを言ってたのだが・・・

ごめんなさい。大変美味しゅうございました。

ちょっと「凱陣(がいじん)」のファンになっちゃったな。

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このページは、shinodaが2017年9月 4日 16:01に書いたブログ記事です。

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