大鬼谷オートキャンプ場での雪中キャンプの話(3)

さて、電気毛布無双を熱く語った(2)からの続き。

今回もうひとつ大活躍だったのは Snow Peak のちゃぶ台。
仕事仲間のW■さんから譲ってもらった品。
実は、今までキャンプに持ち込んだことがあまりなかったんだけど、今回は食事なども全部テントの中で済まそうということでチョイス。実際、他のテーブルは一切持っていかなかった。

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両隣の人たちが楽しそうに外でBBQなどしている時に、我が父娘はテントの中でちゃぶ台の上にまな板を出して野菜をざくざく。この日の晩飯は娘のリクエストで「もつ鍋」。安堂畜産のミックスホルモンを 500g.。キャベツとニラとエノキ。油揚げもいれようと思ってたのに忘れてた。
薪ストーブもガンガン焚いて、熱々のもつ鍋をつつく。ビールも進む~(笑)なんか家で晩飯食ってるようにリラックスできるわあ。

いやあ、ほんと、ストーブをガンガン焚くとテント内は暑いほど。若干「アイロンをかけたとき」のような匂いがして一瞬焦ったが、後日テントを確認すると、まったく焦げのようなものもなく問題なかった。

ホンマ製作所の時計2型薪ストーブの弱点は微妙な燃焼調節ができないところだなあ。
一応、薪投入口の下に空気取り入れ口があって、ここを開け閉めして薪の燃え具合を調整するんだけど、「ひと晩中トロトロ燃やす」というのができない。

これ、ストーブがまったく蓄熱しない薄いベコベコの金属製だから仕方がないんだと思う。

薪と言うのは、複数の薪が「お互いに熱しあい」燃焼するのだ。薪ストーブの中で薪一本でも燃えるのは、「ストーブ本体が蓄熱し、もう一本の薪の役目をする」からであり、ホンマ製作所の時計2型は「薪がトロトロ燃える」状態ではすぐに本体の温度が下がってしまい、その役目を果たせないというわけである。
これは、他のキャンプ用のストーブ(何万円もするものもあるけど)でも一緒だと思う。
「ひと晩中トロトロ燃やす」ことは、鋳造製の糞重いストーブにしかできないのである。

ということで、朝はストーブの熱のない、極寒の世界だ。
テントの中も零下(-5℃くらいだったかな)である。

すぐに薪ストーブに火を入れる。
薪に火を着けるのは実に簡単。
まず、薪には鉈などで細かく傷を入れておく(やらなくてもいいけど、やったら全然火の着きが違う)。そして、二本の薪をストーブの中に並べ、投入口側に新聞紙や細く割った薪の切れ端、針葉樹の皮などの火口(ほくち)を並べ火を着ける。
投入口の扉はすぐに閉め、空気調整口を全開にする。
これで、火口からものすごい勢いで薪に火が向かい、あっという間に薪に火が着く。

ストーブでテントの中が暖まってくると、娘がのそのそと寝袋から出てくる。
俺はすでにストーブの上に置いて暖めなおした「もつ鍋」のスープに、ちゃんぽん麺を投入しむしゃむしゃと食べている。
さらに、前日の昼飯用に買ったホットドッグがクーラーボックスの中で冷えていたので、これをやっぱりストーブの上で焼いてむしゃむしゃ。朝から食欲全開である。
娘は非常用に買っていたカップヌードルが食べたいという。それじゃあとストーブで湯を沸かす。

いやあ、テントの中の薪ストーブ、ええわあ(笑)

まあ、そんな感じで娘も凍死することもなく、雪を満喫できたキャンプなのでありました。

最後にこれだけは言っとく。電気毛布無双(笑)

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このページは、shinodaが2018年4月27日 16:35に書いたブログ記事です。

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