PowerCOBOLもなかなか楽しい

今月から新しいプロジェクトに入ったが、なんと、NetCOBOL 案件である。

NetCOBOL自身は COBOL開発環境で、実際に開発に使う言語は PowerCOBOL である。

これがなかなか楽しい。

COBOL という言語は基本的に、固定長レコードのファイルを読み込み、マッチングやマージと、少しばかりの計算をして新しい固定長レコードのファイルを書き出していくようなバッチ処理のためのものだ。正直、プログラミング好きなエンジニアにはつまらない言語だ(笑)

俺が初老のおっさんなので(笑)、当然 COBOL 経験があるだろうと周りの人も「まあ、ぼちぼち思い出しながらやってください」とか言われるけど、実は俺、自分で COBOL のコーディングをした経験がほとんどない。

若い頃所属していた会社はいわゆる「大手」だった。今ならさしずめ「SIer のエンジニア」的な感じで、「紙の仕様書」ばっか書いてて、(もちろんシステムテストとかで不具合が出たら自分で COBOL のコードを修正するんだけど)入社以来、自分で COBOL プログラムを書いたことはほぼ無いという(笑)
あ、仕事によっては大手SEと言っても自分でコードを書く場合もあるんだけど、俺が所属していたプロジェクトはひたすら「紙の仕様書」を書いているだけだったね。

ちなみに俺、昭和40年生まれのおっさんだけど、高校生の時から家にはパソコンがあったんで、N80-BASIC でプログラミングしてたし、その中で例えば画像を動かす処理をハンドアセンブルで機械語にして Peek/Poke するなんてこともしてたから、プログラミングができないってわけではない。
単に、「COBOL のプログラミング経験がない」ってだけである。

なので、思い出すというより「新しい言語にふれる」感覚で先々週から PowerCOBOLをさわっているんだけど、これがなかなか楽しい。

DATA DIVISION とかを書くのは糞面倒臭くて、「やっぱCOBOL嫌だ」と思わなくもないんだけど(笑)、PowerCOBOLは Windows アプリを作るためのイベント駆動形の言語だから、だらだらと長い一本の COBOLプログラムを書くようなこともなく、イベントごとに駆動される小さなプログラムを組み合わせてひとつの機能を作っていくところは、.NET や Java の開発をしているときとあまり感覚の違いがないんだな、これが。

ま、COBOL独自の決まりごとに違和感を覚えることもあるんだけど、今のところ楽しくやっている。

残念なのは、PowerCOBOL を含む NetCOBOL が富士通の製品で、開発環境を整えるのに数十万円から数百万円するので、.NET や Java のように自宅でちょっと試してみるってことができないことだな。

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このページは、shinodaが2019年7月11日 10:18に書いたブログ記事です。

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