「宇宙戦艦ヤマト」石津嵐著(豊田有恒・原案)

Facebook でやってる『ブックカバーチャレンジ』2日目のネタにしようと思って書いてみました。

今回の本は「宇宙戦艦ヤマト」石津嵐著(豊田有恒・原案)です。

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ソノラマ文庫の記念すべき一冊目の本です。
全然手に入らない希少本ではないので、Amazon とかでも中古本が手に入ります。

この文庫本を買ったのは中学生のときです。何年か前に実家の本棚に残っていたのをサルベージしました(笑)。ちなみにその本棚、数年後に、中に残っていた本ごと親父が捨ててしまったので、本当に間一髪でしたよ(笑)

この本が発行されたのは俺が小学4年か 5年の時なので、中学生の時にはすでに古本屋に並んでて、100円で購入しました。まあ、定価も 300円ですけど。なにせちょうど 40年前のことなので。

で、この本、アニメのノベライズ・・・というわけではないです。ヤマトの原案作成には SF 作家の豊田有恒が参加してたんですが、その彼の原案を元にしているので、アニメとは微妙に内容が違います。いや、「微妙」にではないな(^^;

ここからネタバレになるので、この本買って読んでみようと思ってる人はここで読むのをやめましょう(笑)

アニメ版との違い

  • 登場人物の名前が微妙に・・・(古代進→古代ススム、真田志郎→真田佐助など)
  • 汚い星がイスカンダルで、きれいな方がガミラス
  • 島大助(アニメでは大介)が序盤で森雪にふられてガミラス軍に特攻して死亡
  • 島そっくりのガミラス製アンドロイドが真田を撲殺し、乗組員 50人以上を毒殺(^^;
  • そのため、イスカンダルに着いた時のヤマトの乗組員は数名
  • 地球を救う手段が放射能除去ではなく人体改造(人間を汚れた地球で生きられる生物に改造)
  • 沖田艦長、数名の乗組員とともにヤマトでイスカンダルのコンピュータ(スターシャ)に特攻
  • 地球に帰った(無事着いたかは不明)のは古代と森雪だけ。

って感じで、他にもガミラス星人の正体とか、ヤマトが飛び立つまでの地球の様子とか、古代守の艦が「ミサイル艦 ゆきかぜ」ではなく「駆逐艇 ゴッド・ウインド」だったり、キャプテン・ハーロックが出てきたり(これは松本零士版コミックと一緒か)、違和感だらけ。
今でこそ、この違和感を楽しめるんだけど、当時は「何?これ、パチもん?」ということで、すぐに若桜木虔著のアニメノベライズ版「宇宙戦艦ヤマト」を買ったんだよなあ。

で、話は変わるんですけど、この二冊と、もう一冊「宇宙戦艦ヤマト」の小説が存在していたはずなんです。
石津嵐版以上に違和感あるやつが。というのが、島大介の名前が篠田某だったり(他の乗組員の名前も、古代、森、沖田以外は全然違ってた)、ヤマトが最初から最後まで(アニメでは冥王星の戦いのあとにちょっと出てきただけの)アステロイドシップ状態で航海してたり(なので、挿絵見てもヤマトっぽくなくてつまんない(笑))、そういうのがあったはずなんですよね。

ただ、この本とノベライズ版は高校生の頃、古本屋に売っちゃったので・・・
ノベライズ版は今でも手に入るんですけど、このアステロイドシップ版がググっても出てこないんすよ。

なんか、情報をお持ちの方はご一報ください(10年以上前から気になってて(^^;)

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このページは、shinodaが2020年5月26日 14:35に書いたブログ記事です。

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