モヤモヤするJR運賃の話の続き

玖珂~広島間の運賃が、玖珂~岩国間 330円+岩国~広島間 770円で 1,100円かと思ったら、1,170円したぞ、ゴラァ!JR!!という話のつづき。

いや、つづきというか、俺が「乗降車駅間の距離により決まるという仕組み故」と書いていることに対して、「え?でも、乘ってる距離は一緒じゃん」と思っている人がいるようなので、その説明を。

ただ、あまり詳しく説明すると、鉄道関係には「なに言ってるの?そこは特区料金が・・・」とか「そもそも幹線と支線では・・・」とかいらんツッコミをしてくる気狂いが多いので(さらっと流すということを知らんのか?(笑))、簡単にね。興味がある人は自力で詳細は調べよう!!

・・・とか書くと、「いや、ツッコミとかじゃなくて、明らかに間違ってるから指摘を・・・」とか言うてくる人が多いのも鉄道関係(笑)
なんとなくモヤっと意味が通じてれば世の中は回るんです。黙ってて(笑)

鉄道の料金(運賃)は、乘った駅から降りた駅までの営業キロで決まる。これはなんとなくみんなわかってるよね。

で、例えば料金表。こんな感じ。※主なところ抜粋

距離運賃区間の例
1~3km150円玖珂~欽明路 1.9km
4~6km190円 
7~10km210円玖珂~柱野 8.6km
11~15km240円玖珂~川西 11.5km
玖珂~西岩国 13.4km
16~20km330円玖珂~岩国 17.1km
41~45km770円岩国~広島 41.4km
51~60km990円 
61~70km1,170円 

玖珂~岩国間が 17.1kmだから 330円区間。岩国~広島間が 770円区間だということがわかる。

で、数字に強い人ならすぐに気づいただろう。そう。「じゃあ、玖珂~広島間は、17.1km + 41.4km で 58.5km だから 990円区間ではないか?」・・・と。

そのとおり。玖珂~岩国間と、岩国~広島間をそれぞれ買うと、330 + 770 で 1,100円だけど、それが通しで買えば 990円になる!・・・これならわかりやすいし自然だ。

しかし、ここで出てくるのが「幹線~地方線(ローカル線)」接続時の「換算キロ」である。
例えば、山陽本線(広島~岩国)と岩徳線(岩国~玖珂)が接続された営業キロの計算では、ローカル線側の距離を少し長めに計算するのである。

多分、時刻表とかには換算キロも書いてあるんかね?よく知らんけど、だいたい 1割増だそうだ。
岩国~玖珂間は 17.1km だが、1割増にすると 18.8km。これを 41.4km と足すと 60.2km。まだ 61kmには足らんけど、「だいたい 1割増」らしいので、61kmになるくらいには増してるんだろうなあ、換算キロ(笑))こうして、晴れて玖珂~広島間は 1,170円区間の仲間入り・・・となるのである。

勉強になったね!
鉄ちゃんからの「そこが違う」という指摘や、「こういう特例もある」というウンチクの押し売りは固くお断りいたします。

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このページは、shinodaが2020年11月 6日 21:44に書いたブログ記事です。

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