ついに岩国港新港の円は閉じた

三度目の正直とはよく言ったもので、3/16(火)、3/19(金)とボウズを食らった岩国港新港地区ラブホ前岸壁で、三度目の挑戦にして、やっと釣果あり。3/26(金)のことである。

この日は定時とともに退社。新港のスポーツ公園周りの岸壁の調査をして(なんと、テロ対策とかなんとかでどこもかしこも立ち入り禁止。入口に車を停めて「入れんのかぁ?」と確認してたら、中の建物から人が出てくるし(^^; もちろん逃げたけど(笑))、それからラブホ前岸壁に入ったのが 18:10だった。

少しして、同じく会社帰りらしき人がやってきて、ルアーのキャストを始めた。

この日は「大潮」で、14:47干潮、20:34満潮。時合が 16:31~18:49という潮。日没が18:27なので、時合の終了と夕マズメが重なっていて最高のコンディションである。
俺が岸壁でキャストを始めた時も、近くで鵜が海中に潜っては魚を取っており、これは!!と期待できる状況だったが、そこは「死の海」岩国港新港地区である。
すぐに鵜の姿は消え、それから 1時間半、俺はひたすらキャストを繰り返したが、その間に釣れたのはヒトデ一匹だけであった(^^;;;

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ちなみにヒトデは 6gのナス錘を付けて底に沈めてみたメバル用のサビキ仕掛けにかかった(笑)

その後、底にメバルがいないか買ったばかりの「魚子メタル」を落としてみたが、一発で根がかりした・・・。「死の海」岩国港への怒りが増幅する(笑)

いつの間にか時合も終わっていた。
この港は「潮が良い、悪い」は関係のない、とことん「死の海」のようである。
それでも釣れるとしたらこの日くらいしかないだろうと俺はキャストを続けた。

釣り始めて 1時間半。海に向かって岸壁の左端。
中層をアジ用の 2.2インチワームを引いているとついにアタリあり。ピクピクと小さなアタリ。それからもう一度ピクっと。ワームを飲み込ませて向こう合わせにしようと引くのをやめてみたが、結局乗らず。ああ、ピクっと来た時合わせればよかった・・・と悔やむ。

ワームがでかすぎたんかな?と、1.2インチの TICT ブリリアントに変えてみたら、これが正解だった。
同じところに何度か投げては中層をリトリーブしていると、ピクピクっとまたも小さなあたり。リトリーブをやめ、小さくクイっと穂先を振るとフッキング。慎重に寄せて抜き上げると、15cmほどの小さなメバルであった。

円は閉じた。

死の匂いしかしない岩国港新港地区の腐った油まみれの海で、あてもなく竿を振り続ける輪廻の輪が閉じ、俺は新しい釣りの世界(極楽釣り浄土)へ昇華するのだ。
さらば穢土(えど)の海よ。俺が新港地区で釣りをすることはもう無いだろう。

そう。円は閉じたのだ。

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このページは、shinodaが2021年3月29日 12:24に書いたブログ記事です。

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