浜田港で唯一の釣果は親指サイズのカサゴ

4/10(土)の某社釣り部浜田遠征に俺も同行させていただいたが・・・まったく浜田の海には俺の道具も技術も歯が立たなかった。

いや、「歯が立たない」は正確ではないな。パティシエの俺がヘルプを頼まれ行ってみたら鉄板焼き屋で、いや、美味い焼きそばの作り方なんか知らんよ・・・的な?

何をしていいかてんでわからなかった。

20210410_oohashi1.jpg他のエントリーでチラっと書いたのだが、浜田港には俺の知っているアジングやメバリングは無かった。そもそも、周防大島と比べると魚影が薄いし(特にメバル!)、港の外に出ると潮止まりのはずなのにうねりの入った力強い波が防波堤を叩き飛沫となって消えていく異様な光景が目に飛び込んでくる。

以前の俺は「投げ釣りか、ジグサビキでもしてみて、なんか釣れればいいや」的なスタンスで浜田で竿を出していたので、それほど違和感を覚えたことはなかった。料理の好きな素人が、知り合いの店主に頼まれてステーキ屋やラーメン屋に出かけて雑用を手伝うって感じだ。

しかし、半年ほど前から基本的にライトタックル(PE 0.3号の道糸に 0.6号のフロロカーボンのリーダーを付けて 5.6フィートのアジングロッドで 0.6g ジグヘッド+1.2インチワームのリグを投げる・・・というスタイルのタックルはスーパーライトと言うたほうがいいか(笑))でひたすらアジング/メバリングに没頭してきた俺・・・

そんな俺がこの半年でそろえた道具や身に着けたテクニックを披露する場所は浜田には無かったのである。冒頭に書いたように、ただただ「何すればええんやろ?」と戸惑うばかりであった。

そんな俺の唯一の釣果が、「マリン大橋下」で釣った超ちびカサゴ 2尾である。

一応サビキの竿を出していたが、サビキ釣りすらまともにやったことがないので、どうしていいかもわからず、ただただアミ姫で籠を満たした仕掛けを目の前に投げ続けていた俺の耳に、隣で足元にサビキ仕掛けを投げていた若夫婦の「ちびカサゴが釣れた」という会話が聞こえてきたのである。

俺はサビキ仕掛けをほったらかしにして、傍らに置いていた月下美人 5.10フィートアジングロッドを手にした。
1gのジグヘッドに、JACKALL の「PEKE RING(ペケリング) 2インチ イソメグロークラッシュ」をセットした。数日前に神代漁港でカサゴを上げたリグだ。

岸壁の際を攻める。
すぐにピクピクとアタリ有り。引き上げると「最少記録」を更新しそうなチビカサゴ。
いや、でも、残念なことにこのサイズなら釣ったことあるなあ。

20210410_oohashi2.jpg俺は再びジグ単を海中に投じた。
何度かアタリがあるが乗らない。ぴくぴく、ぐぐーっと引くのだが、巻き始めるとスポっと抜けてしまう。こりゃ、相当なチビちゃんがアタックしてきてるのでは???

そして、三、四度バラした後、ついにフッキングに成功!
予想通り、俺の親指の大きさほどしかない超ちびカサゴである。やった!!最小記録更新!!(釣りは大物ばかりを狙うのではないのだよ(笑))

ああ、ライトゲーム、面白れぇ~。「これでボウズじゃないぞー!!」俺は拳を突き上げ叫んだ。同行者たちもそんな俺を見て笑う。

そして、これが、俺が浜田で過ごした最後の幸せな時間であった・・・

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このページは、shinodaが2021年4月15日 00:01に書いたブログ記事です。

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