この週末は日積キャンプ場で「おっさん6人ソロキャンプ」であった。
なぜ6人で行って(うち1人はデイキャンプだったけど)ソロキャンプなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は「ふたりソロキャンプ」という漫画などでご確認ください。
そして、今回のエントリーは昼飯の話。
と言っても、寝床の設営や買い出し、晩飯のクラムチャウダーの仕込みに時間がかかったりで、昼飯を食べたのは17:30頃。これを昼飯というのかどうなのか・・・?(^^;
まあ、一応、俺の中ではこれが昼飯なので(笑)。
で、今回、やってみたかったのが「シェラカップ炊飯」と高森牛の「焼肉丼」。
シェラカップというのは、320cc(普通サイズのやつ)のアルミ製のカップ。キャンプ界では一番メジャーな「食器」だが、フライパン代わりに使ったり、小さな鍋として使ったり、目盛りが切られているので計量カップとして使ったり、一つで何役もこなす憎いやつだ。
しかし、アルミ製の釜や鍋、メスティンなど色々なもので飯を炊いてきた俺も、シェラカップでの炊飯は経験がなかったのだ。
理由は「たいした量が炊けないから」。俺はご存知のように肥満児である。そう、炭水化物が大好きだ。狂ったように白米を食っていた。しかし、年齢を重ね、炭水化物のバカ食いに罪悪感を持つようになってきた。また、我が家も代替わりし、百姓は弟が引き継いだ。弟が帰ってくるまでは俺が兼業農家をして親父を手伝っていたが、今や俺は百姓にはノータッチだ。米はスーパーで買うようになった。バカ食いすると妻の目も厳しい(笑)
今なら、シェラカップで炊いた米でも十分俺の胃袋を満たしてくれるのである。
キャンプ場近くの日曜市で日積産のヒノヒカリを買ってきて、さっそくシェラカップ炊飯にチャレンジした。
実は前の日に家でも試してみたのだが、320ccのシェラカップに100gの米を入れてみたが、少し量が多いようだった。その後、ネットでシェラカップ炊飯について調べてみると、どうも 80gくらいがベストのようである。
また、すぐに吹きこぼれてしまうので、繊細な火力調整が必要なようだ。実際、前日も派手に吹きこぼしてしまい、途中で水を追加した。とりあえず焚き火ではその微妙な火加減が難しそうだったので、「イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB」を久しぶりに引っ張り出してきて使用した。
シェラカップは 320ccの普通の物。そこにヒノヒカリ 80gを投入。しっかり研いでから、水を 100cc注ぐ。そして 1時間近くそのまま放置。十分米が水を吸ったら、鹿番長製のシェラカップ用竹製フタ(CAPTAIN STAG UP-2649)をして、CB-JCBの上に置き点火。フタにはちょっと重し代わりに小さな薪を乗せる。
半分くらいの火力でも、数分で吹きこぼれが始まる。そしたら火を絞る。かなり弱めの火でも吹きこぼれは収まらない。フタの隙間から垂れない程度にグツグツと吹き出しいるくらいにすればいい。
この時、耐熱手袋のようなものを着けておいた方がいいだろう。ダイヤルを回す手に吹きこぼれた熱湯が落ちてくるぞ(^^;
そして、また数分。吹きこぼれがなくなったら匂いに注意。少しでも「焦げの匂い」がしたらそこで火を止める。よくわからなかったらフタを開けてみよう。「赤子泣いてもフタ取るな」という言葉があるが、実際はフタを開けても問題ない。少し水が残ってるくらいなら大丈夫だ。そのままタオルにくるんで蒸らす。タオルにくるんでやらないと、アルミの容器はすぐに冷えてしまうため、十分な蒸らしにならない。
結局、この後冒頭に書いたようにバタバタしていて、この蒸らし状態のまま 2時間半くらいほったらかしていた。しかし、夕方になっても米が温かいのである。これがタオルで包んだ効果だ。
米の炊き具合は大成功だった。もちろん芯は残っていないし、硬すぎず柔らかすぎずベストな炊き具合だ。
そこに、高森牛(ではなく、予算の関係で「高森交雑牛」になってしまったが、広義には高森牛である(嘘))のモモカルビを焼いて飯の上に載せていく。そこに安堂畜産の焼肉だれをかけ、キムチを載せてイタダキマ~ス。
旨~。本当なら肉の下にもやしとキャベツを炒めたやつを敷くと旨さ倍増なのだが、シェラカップの大きさを考えてそれは諦めた。それは本当の丼を使うときにやってみよう。
メスティン炊飯の量でも「多すぎる」と思っていた女子キャンパーは、ぜひ 320ccシェラカップ炊飯にチャレンジしてみよう!!
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