久しぶりに肛門が燃えた。
俺が年がら年中辛いものを食べていることは俺の周りでは有名な話だが、最近、辛いものを食べてもまったく俺の肛門が反応しなくなってしまったことは知られていない。
以前であれば、激辛ラーメンなど食べた次の日のお通じのときには、肛門に焼け火箸を突っ込まれたような快感、いや激痛が走ったものだ。
最近はそんなこともなくなった。俺の肛門が強くなったのか、他になにか原因があるのか・・・
この日曜日。広島の某自動車メーカーの仕事で大州を訪れた俺は、実に 6~7年ぶりに「博多金龍 大州店」を訪れたのであった。
そう。ここの「金龍」にはあの激辛ラーメンがあるのだ!
メニューにそのラーメンがちゃんと載っているのを確認して、俺は再会の嬉しさに口元を緩めながらそれを注文した。
「辛口ネギラーメンを 3辛で。餃子、半チャーハンセットでお願いします」と。辛さ 3は一番辛い指定だ。そういえば、昔は「ピリ辛ネギラーメン」って名前だったな。
価格は「辛口ネギラーメン」が 620円也。「金龍餃子(3個)+半チャーハンセット」はプラス 450円也である。
「金龍」は低価格のラーメンを売りにしている。「辛口ネギラーメン」が 620円というのもずいぶん安く感じる。しかし、13年前の「辛口ネギラーメン」は 510円だった。7年前には 20円上がって 530円。そう考えると、620円という価格は「ずいぶん高くなったなあ」と感じてしまう。
ただ、「餃子・半チャーハンセット」の価格は 13年前から変わっていない。450円のままである。
実は昔から「金龍はセット料金が高い」という話があった。主力のラーメンの価格は400円~500円台なのに、「餃子・半チャーハンセット」にすると倍の値段になるのである。普通、ラーメンの 1.5倍くらいになるイメージじゃん(笑)。セットにしたらラーメン単品の倍の価格になるなんて他に知らん(^^;;;
多分、同じように値上げしてセット価格が+550円とかになったら誰もセットにはせんよね。流石に(元々ラーメンに比べて高かったので)セット価格は据え置きにするしかなかったという感じかな?
それはそうと、久しぶりの「辛口ネギラーメン」。3辛指定したときの、この「輪切りの唐辛子絨毯爆撃」の壮観さよ!!山盛りになった唐辛子!!
実はこの唐辛子、ゴワゴワしてて食感が悪い(^^;。でもそんなことはどうだって良いのだ。料理は見た目も大事。これほど辛い物好きの心を喜びに燃え上がらせるルックスがあるかい?
「金龍」の餃子は美味いが、チャーハンは薄味でいまいちである。しかし、「辛口ネギラーメン」を注文したときには、その薄味でパンチの無いチャーハンが「口直し」になる。薄ぼんやりした味のチャーハンが燃えた舌を労るように包んでくれる。
そうして無事、この凶暴なラーメンを完食。
・・・で、話は先頭に戻り、「久しぶりに肛門が燃えた。」のである。
翌日のお通じ。便器の中に隠れていた悪戯好きの妖精が、焼けた石を肛門に押し当てたんじゃないかというほどの熱を感じ、俺の口から「あああぁぁぁぁ・・・」と声が漏れる。
ただ、俺が一番怖かったのは、実はラーメンを食べているときには、翌日これほど俺の肛門を痛めつけることになるほどの辛味を感じなかったのである。普通にずるずる食べれた。いよいよ俺の舌もやばいことになっているのかもしれん・・・(^^;
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