もう、ちょっと前の話になってしまうが、6/23(金)に山口県立美術館を訪ねた。免許更新で小郡の山口県総合交通センターにでかけたついでに寄ったのである。この日はお客さんのところの常駐作業も休みを取らせていただいていた。
この日の県立美術館は特に特別展はやっていなかった。6/11 に佐藤健寿展が終わったばかりである。
もちろんそれはわかっていたこと。俺が訪ねたのは、コレクション展を観るためだった。
このブログにも書いたが、5月に「佐藤健寿展 奇界/世界」を観たのだが、このときは 1時間ほどしか時間が取れず、コレクション展を観ている時間はなかった。そのリベンジだったのである。山口県立美術館のコレクション展は、毎回工夫されていて楽しい。
この日のお目当ては、"「奇」を撮る"と銘打った写真の展示であった。「写真家たちが捉えた様々な「奇」をご覧ください。」とあって、なんとも興味をそそられる。6/25までの展示だったので、この日を逃すともう観に来る機会がない。
しかし、結局、この日俺の脳裏に刻まれたのは、隣の展示室の「<香月泰男とシベリア・シリーズ1>"シベリア様式"の確立」の方であった。
月並みと言うか、陳腐な感想になるが、戦争により(まあ、香月氏の場合、戦争そのものより、シベリアでの捕虜としての過酷な生活によるものだが)如何に人間の精神が歪むか、また、歪んでしまった精神が生み出した作風の変化を、自分の表現に昇華していく芸術家の強かさなど、色々と感じさせられる作品群だっら。
いや、写真も面白かったのよ。でも、被写体が「大笑いする恐山のイタコのおばあさんたち」とか特殊なのよね。その被写体の面白さが前面に出た写真で、あまり俺の好きなジャンルじゃないのよね。
でも、全体的に観に行ってよかったと感じるコレクション展だった。
ところで、オートバイで行くと県立美術館って駐輪場が遠いね。
車を停める駐車場よりまだ遠い。まあ、そもそも1000ccのオートバイは駐輪場に停めるべきなのかどうなのかもよくわからんが・・・
ワークマンで買ったライダーブーツ代わりの安全ブーツ(笑)では移動が大変であった(笑)。駐輪場くらい、美術館のすぐ近くにあって欲しいなあ・・・と。
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