山口県立美術館のR5年第3期コレクション展

今日は所要で山口市に来ていたので、山口県立美術館に寄ってコレクション展を観ていくことにした。

令和5年度第3回コレクション展は、

  • 江戸時代の動物画 森派の作品から
  • <香月泰男とシベリア・シリーズII> 描かれた戦争と抑留
  • 生誕150年 永地秀太展

である。

どれも面白かったよ。

20240128_collection1.jpg
まず、「江戸時代の動物画」。龍虎図の虎が・・・でっかい猫でかわいい(笑)。江戸時代の絵師、実際の虎を見たことがないから、「猫の大きいやつ」って認識なんだろうね(笑)。こういうの好き(笑)

香月泰男画伯の版画集「タヒチ」の中の作品「休むカヌー」は良かった。海の中の杭(?)の上に置かれたカヌーを月明かりが照らす。海面に映る月とカヌーを支える杭の影が滲みる。香月画伯は暗く重い「シベリア・シリーズ」が有名だが、単純な意匠が明るい色でまとめられた版画のシリーズがなかなか良いよねえ。

下松市出身の永地秀太画伯については初めて知った。
なんか、非常に正確に写実された絵で、いかにも戦前の日本の洋画って感じなんだけど、「風景(モンティニー=ブルトンヌーの教会)」という作品は良かったなあ。何と言っても空が良い。空の青が良いのよね。

ということで、ついでに寄ってみた県立美術館だったけど新たな発見があってよかったわ(笑)

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このページは、shinodaが2024年1月28日 14:51に書いたブログ記事です。

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