初めて山口市の「中原中也記念館」を訪ねた。詩心もない俺が(笑)
「かめ福オンプレイス」の会議場を利用したときに湯田パーキングの一日利用券をもらい、少し時間もあったので、パーキングの近くを散策した結果たまたま辿り着いたのが「中原中也記念館」だったのである。
なんか、中原中也ファンの方、ごめんなさい(^^;;;
中原中也というと、「汚れちまった悲しみに・・・云々」を詠んだ美男子の詩人だということしか知らない・・・
でも、今回記念館に行って、中也が生前一冊だけ出した詩集の紙質、装填などに異常にこだわっていたことや、金がないので予約制にしたら全然購入者が集まらなかったこと。結婚しており、幼い長男を亡くし悲しみに暮れていたこと、故郷である山口に帰りたがっていたがその思いを果たせず鎌倉で病死したことなど、今まで知らなかった中也のことを知ることができた。
意外に人間的であり、故郷を愛していた人なんだなあ。
芸術のためなら家族も故郷も顧みない、ステレオタイプの「芸術青年」かと思っていた。
そうして新たにした中也像を胸にもう一度彼の詩を読んでみると、なんか感じ方も変わってくるから不思議である。
ただ、素直に詩に感動できない程度には俺の心も「汚れちまった」。
特にこの山口の地で何度も触れた某教育長(とその親分)の「自分たち(及び、その地元の島)さえ良ければ良い」という気持ちの悪い大人の欲望にあてられて、この一、二年で随分と俺の心も荒んでしまった。
ノートに自作の詩を書き込んでいた純真な中坊の頃に帰りたい(黒歴史)
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