昨年9月の北海道ツーリングでの神居古潭に関する話は、以前、そこで発生した「旭川女子高生殺人事件」に関する話しか書いてなかった。というわけで、神居古潭観光のつづき。

俺、現地に行くまで、神居古潭って「昔のアイヌの集落などが復元されたところ」、弥生古墳群とかさ、そういう展示がされている博物館というか、公園的なものって思ってたら、全然違うのね(^^;;;
石狩川や、国鉄時代の旧神居古潭駅舎から始まる遊歩道などが整備された、いわゆる景勝地なのね。見たかった「アイヌの家」などはありませんでした(笑)
でも、ここにはD51(デゴイチ)があるぞ!
D51というのは「国鉄D51形蒸気機関車」のこと。日本で一番多く作られた蒸気機関車で、1号車が作られたのは今から 90年前のことだ。
ここにあるのは「D516」。製造番号 1648。1935年に最初に作られた23両のうちの一台である。
1935年に川崎車輛にて製造。1936年北海道に渡り 33年間北の大地を走る。そして、1969年廃車。そのまま旧神居古潭駅にて展示保存。
屋根もなく雨ざらしだが、保存状態はまあまあ良い。錆や緑のコケ(カビ?)が全体をうっすら覆っているが、腐って穴が開いたようなところはない。
以前は、運転席(キャブ)にも出入り自由だったらしいが、計器を盗難する心無い鉄道ファンなどがいたため現在は立ち入り禁止。
まったく、一部の馬鹿のせいで、わしらまともな人間が割を食う世界をどうにかしたいね。
俺にとって D51は特別な汽車だ。なにせ、汽車の中で知っているのが D51 だけだ。他にどんな汽車があるのか知らん。あ、「C62」は知ってる。あるでしょ?ここに D51 と一緒に展示されてたもの(笑)

なんでD51だけ知っているかと言うと、小学校に上がるとき、初めて買ってもらった「下敷き」がD51の写真が印刷されたものだったのである。いまだに覚えている。俺は絵が好きだったので、小学生低学年の頃は完璧にD51を描くことができた。
ただし、下敷きに載っている右45度からの姿だけだけど(笑)
俺を40数年前の祖生東小学校時代にタイムスリップさせてくれる存在がD51なのである。
ちなみに俺は「デゴイチ」って読んでたけど、「デコイチ」が正しいの?そういう話も聞いた。
うそでしょ?だって「5」は「ゴ」じゃん。「フグ」を「フク」と呼ぶ的な?(笑)
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