ついに寿楽亭に足を踏み入れたのである

これまたひと月前から気になっていた店。「中華そば専門」を謳う店。寿楽亭。

20110526_jyurakutei1.JPG相生通り側の十日市町電停の前という良い場所に、いったいいつから建っているのかわからない、小汚いラーメン屋が一軒。それが寿楽亭。よくぞ、バブル期の地上げを凌いだな!・・・と褒めてあげたくなる佇まい。(笑)

先月、この近くに事務所を借りた時から気になっていた店だ。
というのも、ついつい見た目で「潰れたラーメン屋」と判断してたのに、それが昼飯時だけ店をあけているのを知った時の驚き。それと、美味そうにも見えない店にそれなりに客が入っているのを知った時の驚き。そんなこんなで無茶苦茶興味があったのだ。

でも、ビビって入れなかったの(^^; 何か、こういう店って常連さんばかりって感じがするじゃん。
それに、俺、こういう小汚いラーメン屋は絶対不味いって偏見があるんだよね。つーか、半分事実だし。何か、麺がふわふわになるほど「煮た」ラーメン出してきそうじゃん。で、事実、こういう佇まいの店で、そんな麺が出てくる確率は高い。経験則だけど。

しかし、ついに昨日の昼、意を決して入ってみたのである。

中は、テーブル2つと、あとは「くの字」のカウンターがあるだけの小さな店。
カウンターの奥に、田舎のスナックのママさんをしてたら人気のありそうな女将さん。大鍋で豚骨スープをグツグツ煮込んでいる。
他の客との会話に、ABANTIの常連の教授ばりに聞き耳を立ててみると、この店を開いて 31年だそうである。うん。31年の歴史を感じさせる店だ。

取り敢えず、中華そば 530円也を注文して、店の隅っこに並べてあるおにぎり一個 110円也を取りに行く。水も自分でつぐのだよ。全部セルフね。

まあ、この時点では、「う~ん・・・おばちゃん一人でやってる店か・・・期待できんな・・・」とか思ってたんだけど、これが良い方に裏切られて、なかなかいける味であった。

20110527_jyurakutei2.JPG一応、広島醤油豚骨だと思うんだけど、醤油はけっこう控えめ。
俺は、ラーメンの醤油の香り(つ~か、温めた醤油の香りか)がちょっと苦手なので(だから、昔ながらの広島醤油豚骨や、尾道ラーメンに辛い評価をするんだが(^^;)、ここのスープはなかなか良い感じ。

でも、なんか変な風味もあるな。油揚げのような、ちょっと香ばしい油の香り。
これ、二軒屋食堂の中華丼でも感じた風味だぞ。なんだろう、これ。市販の中華スープかなんかの風味なのかな?
まあ、「変な」と書いたが、俺はこの「油揚げのような」風味は嫌いではないので全然OK。
あと、ここの麺は極細の部類に入れてもいいくらい細くて、あんまりプニプニ弾力が無い感じはもろに俺好み。
う~ん、喉越しが良いぜ。

ちなみに、おにぎりはご飯がベトっとしてて、そんなに美味くなかった(^^;;;

ということで、予想を裏切る美味さだった。
いや、絶対評価で「美味い店」では決してないので、このブログ読んで寿楽亭に行って、「大して美味くなかった」なんて文句を言うのはやめてね。
俺が想像していたよりずいぶん美味かった・・・ということなんだから。

つーことで、俺のランチ店リストに追加。
なにせ、初めて行ったのに、女将さんに「いつもありがとうございます」って言われたしな(笑)

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このページは、shinodaが2011年5月27日 21:37に書いたブログ記事です。

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