長距離無線 LAN 接続の準備中

お客さんから長距離無線 LAN 接続の相談を受けることが時々あるので、我が家と島田川を挟んで建つコンテナハウスを使って実験をしてみることにした。
直線距離で 2百メートルほどの距離を 無線 LAN で結んでしまおうというわけだ。

20151015_buffalo.JPG
普通に売っている無線 LAN ルータでは厳しい距離なので、「BUFFALO 無線LANアクセスポイント WAPS-AG300H」で接続することにした。法人向けの管理者機能が付いたインテリジェンスなアクセスポイントで、けっこう高い。しかも、これ、LAN ケーブルから給電できる IEEE802.3af Power over Ethernet 準拠製品なので(PoE給電機器があれば AC 電源不要なので)AC アダプターは別売りで、これがまた数千円する(^^;
でも、安価なブロードバンドルータだと、長距離通信用の外付けアンテナが付けられないので仕方無い。

一般家庭用の無線 LAN ルータには小さなアンテナがついてるけど、あれでは数百メートルの通信は無理。
何本もアンテナがついてて、「ビル内、この1台で全部カバーしまっせ!」という製品もあるが、もちろんそんなヤツでも役には立たない。ハイパワーな外部アンテナを立てる必要があるのだ。

WAPS-AG300H から同軸ケーブルで接続する外部パネルアンテナは、BUFFALO 純正のアンテナ(例えば WLE-HG-DA 遠距離通信用指向性屋外アンテナ)は高いので、「Premiertek 2.4GHz 16dBi屋外用 無線LAN 指向性パネルアンテナ」を選択。
5.6GHz 帯の通信では使えないが、5.6GHz 帯を使った通信では後述する WDS という方法が使えないので、2.4GHz 帯が使えれば十分。これは WLE-HG-DA の半額くらいで買える。
あ、このアンテナをつなぐ同軸ケーブルも Premiertek のものが安いので購入。

この構成で1セット 3万円弱かかる。2セットいるから 6万円弱かかっちゃう。
まあ、別途インターネット接続の契約とかがいらないから、数ヶ月から1年でペイするけど、やっぱ一般家庭での導入はちょっと厳しいかな。
相談を受けているところは商店なので(道を挟んだ店舗と自宅間を無線 LAN で結びたい等)導入可能だけど。

このアクセスポイント間の接続は Wireless Distribution System(WDS) 接続なので設定は超簡単。
設定画面で WDS を有効にするだけ。WDS は MAC アドレスで接続するからネットワーク設定もほとんど不要。一応、セキュリティ対策として、相手の MAC アドレスを登録してフィルタリング設定はするけど。

自宅で接続までテストしてみたけど、あまりにあっけなくつながったので笑ってしまった。

で、この週末に実際に自宅~コンテナハウス間 200メートルの接続に挑戦してみようと思う。結果は乞うご期待で。

<追記>

なんか、このページが割合人気のようなので(^^;、一応、関連ページへのリンクを貼っておきますね。
ちなみに、この「突然実用外な通信速度になっちゃう」問題は最近は発生してないです。
(まあ、コンテナハウスで PC 操作をすることがそんなに頻繁じゃないんですが、時々娘が延々と YouTube で動画見てたり、俺がソフトウェアのダウンロードをしたりしてますけど、確かに動画は途中でしばらく止まっちゃうようなことはありますが、まあ、実用的に使えてます) 2017/02/22現在




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コメント(11)

突然ですが失礼致します。
googleで検索していてたどり着いた者です。
不躾な質問で申し訳ございませんがご回答いただけますと助かります。

この度、家屋・小屋間(500m)を無線環境で結び小屋側にインターネット環境を構築しようと考えています。

光モデム→無線ルーター→ WAPS-AG300H→WAPS-AG300Hの片側アンテナ端子→同軸ケーブル→無線LAN 指向性パネルアンテナ →→→(無線区間)→→→ 無線LAN 指向性パネルアンテナ→同軸ケーブル→ WAPS-AG300Hの片側アンテナ端子→ WAPS-AG300H→各無線機器(PC/スマホなど)

というイメージでよろしいのでしょうか。
バッファローに直接問い合わせしたのですが、明確な答えが出なくて困っております。
御知恵をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

こんにちわ。

うちの接続形態は、

<自宅>
PC

HUB---ルータ---光モデム--INTERNET

WAPS-AG300H
+(同軸ケーブル)
アンテナ
(200m)WDS 接続
アンテナ
+(同軸ケーブル)
WAPS-AG300H

PC
<コンテナハウス>

という感じですよ。
つまり、お考えになってる形で大丈夫だと思いますよ。
ただ、うちは200m接続ですから、500mでちゃんといけるかどうかはわかりません(^^;

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。
確かに500mは少し遠いかもしれませんね。
検討事項に入れさせていただきます。

初めまして、藤原と申します。貴殿と同じ機器で仕事場と家屋の接続を考えて、素人工事をしました。本機の親子間の設定はBUFFALOの電話サポートでWDSの設定を行いました。
でも接続できなかったので、アンテナだと思い、家屋の屋上に上がってテレビアンテナのポールの空いてる部分にアンテナをつけました。その時は裸眼で工場のアンテナは確認できましたので、その方向で取付したのですが、やはり繋がらないのです。地図上の直線距離は130mほどなのですが、、、何か間違ってるのでしょうか?アンテナをもっと高くしないとダメなのでしょうか?
ご一報いただければ、幸いです。

 職場と自宅間での無線LANの接続に苦労してましたが、こちらのサイトに出会い
無事解決しました。普通のルーターで届く距離でしたが、シャッターを閉めると
通信出来ず、屋外アンテナを接続するという方法を知らなかったのでとても参考になりました。
ありがとうございました。

藤原さん
当方はもう少し距離があるので、130mであればつながらない距離ではないと思います。
アンテナの指向性はあると思うますが、私もそれほどシビアに調整しているわけではないので、アンテナの高さや方向などは、お書きになっている限りでは(視認出来るとのことなので)問題ないように思います・・・

実は当方でも、突然何日間もほとんど接続ができないような状況になることがあります。
(一応、つながってはいますが、実用的に使えないレベル・・・という感じです)

無線LANは自宅で使用していても、電子レンジの影響を受けたりと色々ありますので、例えば太陽フレアがどうこうとか、そういうレベルでの影響もあるのかもしれません。

ちなみに、私はまず自宅で数mの距離で接続のテストはしましたが、そういう近距離での接続テストはされましたでしょうか?もし近距離でも繋がらなければ完全に設定ミスだと思いますし、近距離ではつながるが遠距離では駄目ということならアンテナの問題だと思います。
まず、廊下の端と端で試してみるなどされてみると問題点が絞りこめるかも。
既にやられていた場合はごめんなさい。

とくさん
コメント、ありがとうございます。
けっこう適当に書きなぐっているブログですが、お役に立てたということで嬉しく思います。
実は、当方では時々原因不明の「しばらく接続できない(リンクは貼ってるけど、異常に遅くて使い物にならない)」という状況になることがあります。
とくさんの方で外部アンテナを運用されてみて、お気づきの点があれば、ぜひコメントなどいただければ幸いです。

ご一報ありがとうございます。

親子間の接続は同じ部屋内ですが行いました。

先日、スマホを片手に親機の電波が届いてる場所と子機の電波が届いている場所を歩いて探してみると、丁度距離中間地点辺りで途切れる事が判り、親機のアンテナ線が1mほど余裕あったので、その分上に上げて、スマホでまた確認したのですが、その時は親機子機とも電波が届いていたので、クリアしたと思い帰って繋いでみると、やはり繋がりませんでした。(涙)週末にもう一度アンテナ線を延長して、仕事場の屋根に登り今度は親機側から子機を目視してアンテナを建てたいと思っております。

なるほど。ではアンテナの位置なんですね。
あと、障壁がなくても、間に民家を挟んでいると、電子レンジのような2.4GHzの電磁波を出すものがあった場合に速度低下が発生しますし、無線LANのチャンネル干渉も可能性が出てきますね。
そういう場合は、チャンネルを切り替えるとうまくいく場合もあります。
当方の環境は、200m離れていても、間には田んぼと川と車の通らない細い道しか存在していないので、そういう経験はないのですが・・・

楽しく拝見しています。

200メートルくらい離れた娘宅までアイコムの機器で繋いでいます。
アンテナ間に民家を数件挟んでいますが大丈夫な様です。親機側のアンテナは屋根より2メーター位上げています。子機側は軒下に設置しています。アンテナの方向・高さはシビアです。 無線チャンネルも付近の混み具合で調整すると感度が格段と上がりますしアンテナの共振周波数に合うのでしょう。
回線速度は10~15M位でているので動画も快適です。
アンテナ間に大きな木があり葉が茂っている時期は信号強度が落ちます。また天候によっても変動するので、何処かで反射していると思われますが良好に使用できています。
ちなみに違法かもしれませんがアンテナはアマチュア無線のループ八木アンテナを使用し極力同軸ケーブルを短くしてアンテナロスをなくす為機器はアンテナ直下に設置しLANケーブルで伸ばして機器まで距離を稼いでいます。

ほほう。
アンテナの方向・高さはシビアなんですね。
ちょっとここしばらく遠距離接続しているところで仕事をしてなかったんですが、そろそろまたそこで作業をするので、そのあたり意識してみます。

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このページは、shinodaが2015年10月15日 08:04に書いたブログ記事です。

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