お店: 2016年10月アーカイブ

前回訪店時、お客さんがいっぱいで入れなかった「善吉」。

立町(中の棚界隈)に「善吉」が出来て、もう何年かねえ?
この間の「福本屋」の話で、"この中(今回の立ち呑みん祭参加店17店)で一番最初に行った店は「Mon Coeur」だと思う"と書いたけど、実際は「善吉」の方が先だなあ。
それくらい、古くから広島にある立ち呑み屋です。

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初めて行ったのは、まだサラリーマンだった時だと思うんで、13~14年前くらいかなあ。
当時はあまり広島市内に立ち呑み屋が無かったので、ちょくちょく行ったなあ。満杯でカウンターに空きが無くても、店に届いた割り箸とかのダンボール箱の上に皿置いて飲んだりして、それが「粋」だと思ってたよ、当時。いや、今でも立ち呑み屋でのそういう飲み方は格好良いと密かに思ってるけど。

で、最後に行ったのは取引先のFさんがまだ酒を飲んでもよかった頃だから 4~5年前かなあ。いや、もうちょっと前か。どちらにしてもすげえ久しぶり。

で、この金曜日。
18:30から職場の飲み会があったんだけど、17:30の定時でちょうどきりよく作業が終わったので、皆で会場に移動しようって言ってたんだけど、「すんません。俺、用事があるんで 18:30に現地に直接行きます」と言って俺だけ退社。「善吉」に向かったのである。

職場から「善吉」まで歩くと 30分近くかかったので 18:00ちょうどくらいに到着。既に客は多かったが(10名程度で満杯になる小さな店なんだけど、すでに 6~7名の客がいた)今回は臆せず入っていく。
ちょっと驚いたんだけど、1人30代後半くらいのサラリーマンが居たが、あとは全員 60歳くらいの老人。
まあ、この時間で既にいい感じに出来上がってたので、17時の開店からずっと飲んでるんだろう。だからリタイヤ組だとしたら、やっぱ 60代だよなあ。

意外。というのが、10数年前の「善吉」は、割りと若い連中が多かったっていうか、30代前半から40代くらいの(デキる系の)サラリーマンやサラリーウーマンが、バリバリ仕事をした後で一杯ひっかけて(深酒することなく)ささっとスマートに去っていくみたいな、そういう場だった気がする。変にしゃれた店に行くより、「善吉」で飲んでる俺たち/私たちの方がイケてる・・・みたいな。

それが、よもや老人たちに占拠されてしまってるなんて・・・
まあ、そういう時間帯っていうのもあるし、その頃バリバリサラリーマンだった人たちもリタイヤを迎える時期だもんな、よく考えたら。その頃の客がそのまま「善吉」に通い続けてるのかも。

あの頃は串揚げを頼んでたんだけど、なんかメニュー変わっちゃって、串揚げって無くなってる?メニューに無かった。常連のじいさんたちが大将にずっとあれこれ話しかけてるもんで「串揚げ無くなったんすか?」と確認できず(^^;
熱々のゆで卵が入った「バクダン」が大好きだったのに。

ということで、「ハイボール」400円と「石見ポーク レバーフライ」300円を注文。

ハイボールはけっこう濃いめ。本チャンの飲み会の前にまずかったか?と悩むくらいのアルコール濃度。いいねえ。この惜しげもなくウィスキーどばどばが人気立ち呑み屋の証だよねえ(笑)
「安いんだけど、これ、たんなる炭酸水?」ってくらい薄いハイボール出す店って時々あるけど、すぐ潰れるよね。ワンカップの酒じゃないんだから。安けりゃいいってもんじゃないのよ。
ちなみに、「善吉」のハイボール。ウィスキーが濃いめな分、ソーダっぽさがかなり控えめだけど(笑)

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「石見ポーク レバーフライ」は、あまりレバー臭さの無い上品な味。もしかしたら物足りない人がいるかもしれないけど、俺はこういう上品な味の方が好き。
安い分だけ、ちょっと筋っぽい部分もあったけど、これは美味いです。また頼むかも。
レバーフライにかけるものは、ケチャップ、ウスターソース、辛めのお好みソースの三種類が一緒に出てくるのでお好みで。
辛いもの好きな俺は基本「辛いお好みソース」だったけど、最後にケチャプとウスターソースを混ぜてかけかけ。これ、美味いよね。

滞在時間はわずか 15分(笑)
大将がスタンプを押しながら、「お、あと一店じゃないですか。やりましたね」と言ってくれたのが嬉しかった(笑)

600円のドリンクセット(例えば生ビールと唐揚げとか)が気になったので、多分近いうちにまた行くと思う(笑)
この店、流川の「廣島立ち呑みん祭」の唯一の対象店のため、近場の店とまとめて訪店というわけにもいかず、最後の上がり、ゴールの店にするつもりでいた。

ところが「三ツ星」で立ち呑み仲間のH口君から聞いた情報によると、「11月休むらしいですよ。最終日の11日は開けるらしいですけど」って。

やばいやん!!多分、最後の「上がりの日」は 11月になりそうなのに!!

ということで計画を変更し、この日、「三ツ星」の次に「立ち呑み ほしの」を訪ねることにしたのである。

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いやあ、しかし、「ほしの」について、事前に色々H口君から教えてもらってたんで助かった。

まず、入り口がわからない。
スタンプカードの写真を見ると、店の前に「立ち呑み ほしの」と書いた立て看板があるんだけど、実はこれが道路に面したところに立ってるわけではなく、まったく目印にならないという(^^;

目印にするのは「少年星人」というバーである。このバーの横を通りビルの奥に進んでいくと、ほぼ一番奥に「ほしの」はあるのだ。
いや、ホントに一番奥に。想像以上に奥だったので途中で不安になったほどだ。
これ、H口君から事前に聞いてなかったら、いつまでも付近を泣きながら徘徊してたわ(^^;

で、これまた店の内装その他が立ち呑み屋として特殊である。
完全な「婆さんがやってた小さなスナックの後に、完全に居抜きで入った」という感じがプンプンする店だ。
入り口のドアは見慣れた「スナックの扉」だし、中に入ると狭い店内にL字型のカウンターがあって、これ、完全にスナックの配置やん(^^;
カウンターの前の椅子が取っ払われていて、立ち呑み形式になっている。カウンターオンリーの店だ。

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支払いは「前払い制」、つまりキャッシュ・オン・デリバリーである。

目の前の皿に千円札を投げ込み「ギネス」を注文する。450円。皿の中の千円が、若い雇われマスターの兄ちゃんに没収され、代わりにおつりの 550円が皿の中に入れられる。そして目の前に「ギネス」の瓶とグラスが。

壁に貼ってあるメニューをざっと眺めて、「アサリの酒蒸し」250円と、「シャウエッセン」300円も注文する。皿の中から小銭が消える。

「アサリの酒蒸し」は大好物だし、「シャウエッセン」はH口君のお薦めだ。
しかし、「すみません。その2つを注文されると、どちらかが時間がかかります」とマスターが真顔で答える。鍋がひとつしかないので同時に鍋を使う料理は作れないそうだ(笑)

ということで、取り敢えず「アサリの酒蒸し」を先に作ってもらい、それから改めて「シャウエッセン」を注文した。

「シャウエッセン」はあの「シャウエッセン」である。憎き日本ハムの「シャウエッセン」です。その一袋まるごとを、封を切って全部どばどばと鍋に。まあ、全部っつうても 6本しか入ってないわけですが。
うちの家でこんなことやったら嫁さんにぶん殴られるで、ほんま。「勿体無っ!!」っつうて(^^;;;

で、その 6本で 300円って安くない?(笑)

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「さっき、岩国の酒飲みがここに来たじゃろ?別の店で彼に会ったら、ここのシャウエッセンがすごいって言いよったんよ。じゃけえ、注文したんよ」と言うと、側でその話を聞いていた常連の女性(笑顔の素敵な美人)に大ウケ。
「この店のシャウエッセンがすごいって情報が世間に拡散していってるんだ!おもしろ~い」って。
マスターは「すごいって(^^;・・・ 茹でて出してるだけですからね」と複雑な表情であった(笑)

この後、「ハイネケン」450円を追加。マスターにも 380円の何か忘れたけど飲み物を奢り、結局この店で使ったのは 1,830円。
この日廻った 3軒の中で一番ここで金を使ったよ。こう言っちゃなんだけど、一番しょぼい店なのに(笑)

いや、ホントに面白い店で、まだまだ書きたいことがあるけど今日はやめとく。

これからも流川方面に行った時には「ほしの」に寄ろうと思うんで、また改めて書きますわ。
興味が湧いた人はぜひ訪ねてみてください。但し、11/6(日)~11/10(木)の間は休みです。
昨日は、俺の活動範囲(十日市、土橋、横川界隈)から遠くて取りこぼしている二店、「角打 福本屋」と「くしやき 三ツ星」を廻ろうと思っていたので、広島駅前レンガ通りの「福本屋」でまず一杯やったあと的場町の「三ツ星」へ。
的場町電停のすぐ前にある店である。

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スタンプカードの店情報を確認すると定員数が多かったので余裕で飲めると思ってたのだが、これがびっくり。大人気店なんやねえ。
カウンターと奥のテーブルはびっしり満員。
俺だけぽつりと入り口すぐのテーブルで飲むことになった(^^;

いやあ、むっちゃアウェイ感(^^;
店員の兄ちゃんは愛想もよく接客態度もバッチリなんだけど、如何せん俺だけ端っこのテーブルで「ぼッち」と言うのが(^^;
居づれぇ~(^^;;;

遠くの小さな TV に映るカープ戦を見ながら、密かに店内を確認してみると、なんと、独り呑みの客が一人もいない!!
皆、仲間と連れ立ってきたか、気心の知れた常連さん同士という感じでワイワイガヤガヤ。すげえ。こんなの初めてや。それだけに、より孤独が強調される(^^;

さっさと飲んで帰ろうう・・・帰って布団の中で泣こう・・・と、「生ビール」380円を注文。そして、「れば(肝臓)」130円、「はつ(心臓)」140円、「はらみ(横隔膜)」160円の串を一本ずつ。

いやあ、この串が大正解でした。
「はつ」は完全に「たたき」状態で、中は紫芋のようなきれいな濃いピンクにも見える赤紫色。うまうま。食感も味もグー。
そして、「はらみ」がもう絶品だった。こんな美味い「はらみ」食ったことない。いや、そもそも「はらみ」をあまり食べないんだけど(^^; いや、それにしても美味い。

ひとりぼっちは寂しいけど、「はらみ」はもう一本食べていこう。もう少しだけ孤独に耐えよう・・・と思っていた時、救世主降臨。

岩国の立ち呑み仲間(笑)H口君が偶然やってきたのである。

彼とは以前、何度か立ち呑み屋で飲んだこともあるし、日頃から主に立ち呑み屋情報を交換し合う立ち呑み仲間であるが、ここ数年はすれ違ってばかりだった。
この日も彼が市内を「廣島立ち呑みん祭」で廻っているのは知っていたが、20時まで残業して参戦した俺と違い、随分早くから飲んでいたようなので、会うことはないだろうなあ・・・と思っていたところでの邂逅である。

「おお、H口君、よかった。よく来てくれた。アウェイ感いっぱいで寂しかったよお」と、まるで女子高生のように彼とツーショットの自撮りまでしてしまうほど俺は嬉しかったのであった(笑)
※自撮り写真は Facebook の方で公開しております(笑)

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「もう俺は孤独じゃないんだ!」と安心して「はらみ」を追加注文し、H口君と色々情報交換を実施。
すると、H口君からスタンプラリー対象店である「立ち呑み ほしの」に関する気になる情報が。どうも、11月に長期の休みに入ってしまうという。「11/11の最終日まで休むらしいですよ」と。

それはマズいなあ。俺、「善吉」と「たまりBar」を先に廻って、流川の「ほしの」で上がろうと思ってたんだけど、多分、行けるのは11月に入ってからになりそうなんだよなあ・・・
流川の対象店が「ほしの」だけなんでそうしようと思ってたんだけど、そういうことなら今日行っておこうか・・・

せっかくH口君に会えたのだが、俺は早々に「ほしの」へ旅立つことにした。

「三ツ星」での御代は 810円也。ラッキー。最後の「はらみ」160円の追加注文はH口君の伝票の方についたようだ(笑)
俺は心の中で「H口君、ありがとう。ごちそうさま」とつぶやき、店を後にしたのであった。

滞在時間 35分ほど。
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今回のスタンプラリー対象店の中で、回数的に一番訪店したことがある店だろうなあ。
多分、この中で一番最初に行った店は「Mon Coeur」だと思うけど、ちょうど通勤路にあったので一番寄った店は「角打 福本屋」じゃないかと思う。

ただ、最後に行ったの 7年くらい前だけど(笑)

やっぱ、通勤乗降駅が広島駅じゃなくなったのが大きいなあ。あと、よく一緒に行っていた人も皆転勤とか転職して付き合いが無くなっちゃったこととか。というわけで、懐かしの訪問。
20時まで土橋で残業していたので、入店時間はちょうど 20:30。

テーブル席は全部埋まっていたのだが、カウンターにまだ 3~4人くらい入れそうな余裕がある。
この店は、今回の 17店の中では広い方なんでね。こんなにゆったりとした感じで飲むのは「廣島立ち呑みん祭」史上初だ(笑)

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7年前はいつも何を頼んでたかなあというのはまったく記憶になかったので、とりあえずビールはハートランド(500円)を頼んで、しばしメニューを眺める。
結局、「どて焼き」150円x2本、「おまかせ 5品セット」450円を注文。ありきたりでごめんなさい(^^;
〆て 1,250円。この日のスタートとしては上々だ(笑)

ところで、俺の隣で飲んでいた若いお兄ちゃんと大将の話によると、今年の「廣島立ち呑みん祭」は参加者が少ないようだ・・・とのこと。福本屋の大将はあまり感じてないが、「善吉の人がそんなことを言うてたよお」・・・と。

この後、大将とお客さんが「廣島立ち呑みん祭」の話で盛り上がってたんだけど、福本屋的には「このイベントの関係でけっこうお客さんが来てくれている」ということで肯定的評価のようだ。あとでスタンプを押しもらう予定の俺もホっ(笑)

いや、このブログで言うても仕方ないんだけど、こういうスタンプラリーとかイベントに参加する店って、気分が乗らない、本当はやりたくないって言うのなら、最初から参加しないでほしい。そんな気持ちで「でも付き合いだから」と参加されると本当に迷惑(^^;

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よく、商店街なんかのイベントだと明らかに迷惑そうにしてる店が一、二店混ざってるじゃん。そういうのに一度でもぶつかってしまった客は二度と同じイベントには参加せんからね。
その点、「廣島立ち呑みん祭」はどこでも割りと肯定的に迎えてもらえて気分が良い。

この日もカウンターで飲んでいるのはほぼ全員「廣島立ち呑みん祭」関係の客ばかりであった。俺は独り殻に篭って TV のカープ戦を見ながら素知らぬ顔をしていたけど、実は俺もなのです。まあ、帰る時にスタンプ押してもらったからバレてるけど(笑)

ま、そんなこんなで久しぶりの福本屋を楽しんで(といっても、大将もスタッフも全員あの頃とは変わってたけど(笑))、滞在時間 25分ほどで退店。
ポツ、ポツと時折雨も落ちる怪しい天気だったので、早めに他の店も回ってしまおうと思ったのだ。

そして、俺は次の店をもとめ、的場町に向かったのでありました。
「ビールスタンド重富」は 17時から 2時間しか開いてないので、土橋・十日市方面から仕事の後で向かうのはなかなか厳しい。とくにここのところ 20時頃まで残業が続いていたし、紛うことなき「廣島立ち呑みん祭」の訪問困難店のひとつだ(笑)
なので、今日は少々強引に定時であがり、「重富」に向かったのでありました。

「重富」に着いたのは18時すぎ。
なんと、店の前でサラリーマンが 2名待ってる。
並んでることがあるとは聞いていたけど、ホントに並んでるとは。しかもそこに遭遇してしまうとは運悪し(^^;;
雨がポツリポツリと落ちる中、サラリーマンの後ろに並んで入店できる時を静かに待つこととなった(^^;;

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「重富」を訪れるのは実に 4年ぶりだ。
理由は簡単。最初に書いたように、仕事の後ではなかなか19時までに「重富」に・・・というのが難しい(紙屋町以東であれば楽勝だろうが)。
「重富」がビールスタンドをオープンしたばかりの頃は、俺も時間が自由になる勤務形態だったんだが、ここ数年は客先常駐の身なので「今日は早くあがって重富にビール飲みに行こう!」とはなかなか出来ないのだ(^^;;

なんてことを考えているとサラリーマン二人が店に入り、入店待ちは俺だけになった。
しかし、そこで人の動きが止まる(^^;;
10分ほど待ったが誰も店から出てこない。「重富」はツマミ類の提供は一切無い、ビールを飲むだけの場所である。なのになんで誰も出てこんのや?

店の中の様子を伺うと、誰もかれもがグラスの中に半分ほどビールを残し、難しい顔をして宙を睨んだりしてる。時折、重富マスターのウンチク話に大きく頷いて、その後グラスのビールを一口だけ飲んで、また目を閉じて天を仰いだりしてる。
いや、そんなことをしている間にさっさとビール飲んでくれぇ(^^;;

そんな風に、イライラしながら店内の様子を伺っていた俺は、ふとあることに気付いた。

「ひーふーみーよー・・・9人だ。店内に 9人しかいない。たしか定員10名だったはず。これ、いけるんじゃないのか?」

俺「すみません。入っていいですか?」
重「おひとりですか?」
俺「はい」
重「おひとりなら入れますよ」

やった。すでに三人が囲んでいた丸テーブルの上に、マスターがコースターを置いてくれる。
すぐに俺は「壱度注ぎ」を注文。

ここは普通の注ぎ方だけでなく、二度、あるいは三度に分けてビールを注いでもらうことが出来る。
「参度注ぎ」をしたビールの泡は本当にホイップクリームのように力強く、かつ繊細にグラスの上に入道雲様にそそり立つ。
飲む時、その泡が口の周りをそよそよと刺激して心地いいんだよね。

でも、これ、5分もかけて注ぐから炭酸抜けちゃって、刺激に欠ける飲み心地になっちゃう。正直、俺には「気の抜けたビール」にしか思えなくて、俺はもう「壱度注ぎ」一択だ。他の注ぎ方は必要無い。だって、マスターが丁寧に入れてくれた「壱度注ぎ」のビールで十分夢見心地になれるからな。

ちなみに、今週いっぱいビールは「キリンラガー生」である。「アサヒ樽生」オンリーなのかと思ってたら、違うんやね。俺はキリンのビールの方が好きなんで嬉しいけど(笑)

というわけで、出てきたビールを一、ニ、三と三口で飲み干し、俺は滞在時間 3分で「ビールスタンド重富」を後にしたのであった。
大丈夫。俺はこれでもビールの味、香り、炭酸の刺激、全部ちゃんと味わってるから。

あ、廣島立ち呑みん祭用のスタンプも忘れずに。「重富」では、ビールサーバの横に置いてあるスタンプを自分で捺す形になっている。

さあ、あと 5店だ。
15日(土)は久しぶりに岩国中通り商店街の入り口にある「大阪屋台居酒屋 満マル 岩国店」に寄った。
「ととや」で行われた「幻の飛露喜を楽しもう」会のあと、岩徳線最終まで 30分ほど時間があったので、その暇つぶしに寄ったのである。

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30分くらい、駅で待てばいいのに、ちょっとした空き時間を使って飲んでしまうあたり、深い業を感じる。前世で酒がらみの事件とか起こしてるんだろうなあ。あ、他人事みたいに言ってるけど俺のことか(^^;

で、「満マル」。開店当初のようにいつも満員ってことは無くなったようだが、なにせ安いので、今でもそこそこ人気の店だと聞いていたが、さすがに 22時前頃になると、半分くらいは席空きの状態だった。

バイトの人手不足なのか、既に客の去った後でもまだ器が置かれたままのテーブルがたくさんある。
俺たちが座ったテーブルの横もそんな状態だったが、なんと手付かずの「紅しょうが」の串揚げが 2本も・・・
思わず手をのばしたが、N◎君から「それは『あっち側』に行ってしまう行為だ」と注意され踏みとどまった。でも、ホント、もったいなあ~(^^;

ほんの20分そこらの時間つぶしなので、二人とも生ビール(小)を注文。プレミアムモルツで一杯 200円。安っ(笑)
そして、隣の席のを食べ損ねたので(笑)「紅しょうが」の串揚げを 2本。N◎君はいらないというので、 2本とも俺のもの。大好物なので嬉しい。

んで、これらをテーブルに運んで来てくれた短大生くらいのバイトの子がなかなかの美形。いや、実際はわからんが、酔っ払ってた俺には美形に見えた(笑)
しかも、なんとなくツンツン系である。

これが素面の時であれば、「客商売なんやから、いやでも接客の時は笑顔を見せろよ。ツンツンすんな」と怒り出すところだが、酔っ払ってると「ツンツン」した態度にも萌えちゃう(笑)

「よっしゃ。帰る時、あの子がレジ係をしたら、『すいません。俺のことを豚って呼んでもらえないですかね』とお願いしてみるで」とN◎君に言うと、「いいねえ!」と。N◎も酔っとるのお(笑)

で、神様からのプレゼントなのか、俺らが精算に立つと、本当にその子がレジに(笑)

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二人で 700円少々。安っ!(笑)
まあ、ビールを一杯ずつと「紅しょうが」2本だからな。そんなもんだよな。しかし、居酒屋に二人で入って 700円とか未知の世界だったのでN◎と二人で笑ってしまった。

それもあって結局女の子には声をかけず・・・

いや、この 700円の会計で気が抜けたのもあるけど、この子、俺の想像以上にツンツン系で、レジ打ちながら一度も俺らの方を見もしない。眼が合う合わないどころか、顔がこっちを向くこともなく精算終了。すぐに「ありがとうございました」と言って厨房の方に戻っていってしまった。

そこまでハードなツンツン態度を取られると、繊細で傷つきやすい中年紳士である俺には声をかけることなんか出来んよ。

ああ・・美形の若い子に「豚」呼ばわりされたいのお・・・(注:但し酔っ払った時のみ。素面の時に俺を豚呼ばわりしたら、隠し撮りして SNS に晒すよ?)
金曜日、午前中にお客さんのところで打ち合わせをして、事務所に帰っている途中、千田町にて気になる店発見。

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「徳島鶏塩らーめん 錦」である。

何せ、「鶏塩」という言葉に弱いけんね、俺(^^;;
もう、ほとんど脊髄反射のように入店。
食券機で「鶏塩ピリ辛ラーメンセット」700円也を購入してました(笑)

この日までの三日間、この店の開店一周年と、支店の新規開店祝いでラーメンがどれでも500円になってた。それ故セットが700円だったんだけど、実際いくらするのかは不明。悪しからず(^^;;

ラーメンは美味かったわあ。
鶏塩スープがしっかりした塩の旨味と鶏肉の甘みが溶け込んだウマウマな逸品で、そこに唐辛子系のピリ辛タレが溶け込み味にアクセントを加えてるんだから、ピリカラウマウマ、ピリカラウマウマと最後まで箸の止まらないウマウマラーメンになってる。

さらに徳島名物「すだち」の爽やかな風味がプラスされ、食欲を最後まで絶やさないのであった。
あと、なんかほのかにフライ麺のような、ちょっと香ばしい風味がチラホラ香ってきたんだけど、あれはなんだったんだろう?

こりゃ、また仕事でこっちに来ることがあれば、他のラーメンも食べてみたいな。

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鶏飯の方はラーメンほどには美味くない。なんだろう、味が優しすぎるのか?
なんか味がぼやけてて、もうちょいタレ濃いめか、薬味のピリっと感が強かったら美味いのかなあと思いつつ、次は鶏飯とのセットではなく、ラーメンを大盛りにしようかなあ・・・とか。
(日頃から塩辛いものばかり食べて舌が馬鹿になっている俺の個人的感想です(笑))

ところで、徳島ラーメンって、なんかどろどろに濃い醤油豚骨ラーメンだよね?スープが真っ茶色の?豚バラとか載ってる。

鶏塩の徳島ラーメンってのもあるんですかね?
ラーメンを食べるのは好きなんだけど、やれこのラーメンは何系だとか、こういう味になるにはこういう歴史があったとか、この店ではこういう特別なマナーがあるんだぞとか、そういうラーメンマニアが大好きなネタにまったく興味がないので、どこのラーメンが今どういう形で進化してるとか、そういうこともまったく知らんのよね。

まあ、でも、あの糞濃い醤油豚骨も好きだったけど、この鶏塩ラーメンもなかなかいけますぞ。
この間、仕事仲間と「酒呑童子」で日本酒三昧な飲みをした時、参加者の一人から「飛露喜も美味いらしいっすよ」と試飲を勧められたけど、「いえ、僕は結構です」と拒絶したのは、実は翌日に飛露喜パーティーを控えていたから(笑)

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それが、岩国市中通り商店街にある「旬鮮市場 ととや」で開かれた、「地酒や 磯田酒店」プレゼンツの「幻の飛露喜を楽しもう」という会であります。

会津の酒「飛露喜」。その中で磯田さんが選んだ 8種を飲み比べようという会です。

この日、磯田さんが持ち込まれた「飛露喜」は、

特選純米 かすみ酒 無濾過生原酒
特別純米 無濾過生原酒
特別純米 無濾過 生詰
吟醸 生詰
純米吟醸 黒ラベル
純米吟醸 愛山 無濾過生
大吟醸 山田錦40
純米大吟醸

の 8種。

先にオチを言うと、俺は「大吟醸 山田錦40」が一番好きな味でしたねえ。ものすごくふくよかで、それで居てあまり重くなくて。もちろんフルーティーで。
一番高い酒は「純米大吟醸」(なんと、四合瓶で 7千円近くする)なんだけど、それより俺は「大吟醸 山田錦40」だったなあ。今度磯田酒店に行ってみて、まだあるようなら買おうかな。これも良い値がすると思うけど(^^;

会は事前予約制で会費 6,500円也。最近安い店でばかり飲んでる俺には贅沢な会だけど、これが、酒も肴も最高で、これで 6,500円なら無茶苦茶お得な内容と言えた。

各自にワイングラスが 2個ずつ用意され、各テーブルを 8種の酒瓶が廻っていくので、飲んでみたい酒を自分でグラスについで試飲するって形。まあ、8種全部飲むよね(笑)
「最初は 100cc ずつくらいついでもらって、瓶を空にせず、ちゃんと最後のテーブルまで廻してください」という大人のルールで進めていくことに。
最初は「え?それで酒足りるかな。飲み足りんのじゃないかな」と思ったんだけど、全然そんなことはなくて(^^;
一升瓶 7本と四合瓶 1本を 16人くらいで飲んだんだけど、最後には「いや、もう飲めません」とギブアップするくらい十分な量だった。

そもそも、美味い酒はゆっくり味わって飲むからね。ガブガブ量はいきません。

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ところで、この日は軽装で筆記具を持っていってなかったのが失敗だった。
磯田さんが「飛露喜」各種の麹米、掛米、それぞれの米の精米歩合、酒度、酸度を一覧にした表を作って皆に配ってくれたので、ペンがあればこれに感想とか書き込めたのに。
(スマホでメモれば・・・と言うかもしれんが、記述スピードが違うわ(笑)酒も肴もどんどん出てくるし、同じテーブルの人たちとの会話も忙しいし、スマホでポチポチやってる暇は無し)

それに、翌日にでもすぐにブログに書いていれば、もっと味のこととか細かく記憶してたんだけど、もう一週間経っちゃったので、細かい味の記憶などはさっぱり(^^;

というわけで、このブログ、悲しいことに「飛露喜」の詳しい食レポ(飲レポ)的要素はゼロです(笑)

・・・そして、第2部につづく(笑)
「エキニシ」攻略戦第四ターンは「en-ya(えんや)」に。

「ドラ☆キチ」と同じブロックの逆側にあるお店で、徒歩 1分ほどで到着。
ワインが中心の立ち呑み屋です。

それと、ここの大きな特徴は「パブリックビューイング」をやってるってこと。

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「大国ホルモン」で飲んでた時に、俺らが「en-ya」にも行く予定だというのを聞いて、「あそこはパブリックビューイングが楽しめるけえ、是非行ってみたらいいですよ。」と常連客の一人が教えてくれちゃったんだけど、正直「立ち呑み屋でPV?何それ」であった。

でも、行ってみると、すぐに何が「パブリックビューイング」なのかわかった。
N◎君が笑いながら指差す先を見ると、ビルの壁に映し出された日本シリーズ第一戦。
確かに、これなら店外の人も見れてパブリックビューイングやねえ(笑)

店内に置かれたプロジェクターから、道を挟んだ斜め向かいのビルの側壁にTV中継を映し出しているのだ。
俺たちは入り口のカウンターに陣取ったので、このプロジェクター映像でカープの勝利への戦いを楽しんだ。

斜めからの投射だけど、きれいにスクエア出てるなあとN◎君と話してると、ちょうどこのプロジェクターを設置した常連さんが俺らの横で呑まれてたので、色々苦労話など聞きつつ映像を楽しめた。

今更だけど、こうして隣の人と自然と会話が始まるところが立ち呑みの面白さだよね。
俺も道行く人に、どうすか?ビルの壁で日本シリーズ見ませんか?と声をかけたけど、そのナンパは全敗だった(笑)

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さて、ここで飲んだのは赤のグラスワイン 2杯とチーズ三種盛り。それと何かもう一品頼んだんだけど、そろそろ酔いが回って来たので失念。なに頼んだんだっけ?(^^;;
ちなみに、この日のグラスワインはオーストラリアワインだった。銘柄は未確認。酔って忘れた訳ではなく、未確認だ(笑)

滞在時間 40分ほどで、一人あたり 2,000円ほど。
この日一番お金を払ったけど、滞在時間もこの日一番長かったし、ワインだしね(笑)
パブリックビューイングで試合を楽しんでこのコストなら十分でしょう。ありがたや、ありがたや。

ぜひ、日本シリーズをやってる間に一度は訪店されることをカープ&立ち呑みファンにお勧めします(笑)
「エキニシ」攻略戦第三ターン。

「大国ホルモン 大須賀店」から駅側に 1ブロック移動して「居酒屋 ドラ☆キチ」へ。

行ってみると 1Fカウンター席は客でいっぱい。一人の余裕もなさ気。
N◎君と「うーん」と唸っていると、先ほど「大国ホルモン 大須賀店」で一緒になったおばさん登場。このあたりでいつも飲んでると言われていたので、どうも数店ハシゴするのが常のようだ。

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そのおばさんは常連のようで、他のお客さんに挨拶しながら迷うこと無くカウンターに突入。店のママさんが「何名?」とそのおばさんに聞くので、後ろから「3名です」と答えて何気に俺たちも突入しようとしたんだけど、おばさんに「いや、違うわよ。さっきのお店で一緒だっただけだから」とすぐにバラされてしまい突入失敗(^^;

入り口のところに小さな机が置いてあったので、「俺ら、ここで良いんで飲ませてください」とお願いしたのだが、ママさんは「うーん」とあからさまに迷惑そうな顔(^^;

こりゃ、日頃は俺より温厚なのに、店の接客態度には非常に厳しいN◎君が怒り出すパターンだなあと(^^;、これ以上ねばらずに引き上げようとしたところ、大将から「立ち呑みん祭の人じゃろ?一杯飲んだらすぐ移動するよね?だったら良いよ。飲んで行って」と笑顔でフォローが。
ママさんも渋々「その代わり、危ないんで絶対そこから道路には出ないでよ」と納得してくれた。ふう。「ドラ☆キチ」だけまた後日というのも正直面倒だなあと思ってたので助かった。

「ありがとうございます」と大将に頭を下げつつ、二人とも麦焼酎のロック(銘柄不明)と、それだけではいくらなんでも寂しいので、「鯨の竜田揚げ」を注文。

何となく変な空気になったのを周りのお客さんも感じたようで、妙に俺らに優しく語りかけてくれて、なんともありがたい雰囲気に(^^; いやあ、申し訳ない。

しかし、その後ちょっと俺が失敗をしてしまった(^^;
N◎君が隣のビルの看板だったか何かに気になる箇所を見つけ、俺に「あれ見て」と声をかけたんだけど、俺、それを見るために「ん?どれどれ?」と思わず入り口から道路に出ちゃったんだよね。
そしたらママさんから「ちょっと!道路に出ないで!!」とすごいカミナリが(^^;
「す、すみません」と平謝りな俺(^^; だって、悪いのは俺だからね。

それでまた変な雰囲気になっちゃった(^^; そんな俺たちに、常連のおばさんから「ここは意外に車通りが多いんで、本当に危ないのよ」「それに、店の外で飲食させると保健所に怒られるんだけど、ドラ☆キチが毎日お客さんで一杯なのを妬んだ人が、ちょっとしたことでもすぐに保健所に通報するらしいのよ」など事情説明あり。
いや、もう、悪いのは俺らなんで。他の店でも、屋根のないところでは飲み物しか出せませんよとか言われたことあるし、保健所云々の話もわかりますから・・・と俺らもペコペコ(^^;

でも、そんないやな空気をふっ飛ばしてくれたのがカープ。

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4回裏、松山が大谷の155km/hの速球をホームラン!鈴木誠也が空振り三振に倒れたあと、今度はエルドレッドが 150km/hのストレートをスタンドに。
もうこれで店内お祭り騒ぎですよ!
知らない人たちともハイタッチしまくって、いやな空気なんか吹っ飛んじゃった。

ありがとう、カープ!!

そうそう、ここの「鯨の竜田揚げ」。見たところ竜田揚げというよりカツって感じなんだけど、ちょんちょんと塩につけて食べたら絶品。広島でこんなに美味い鯨が食べられるなんて。ここは料理が美味い店なんじゃねえ。これ一品しか食べてないけど(笑)

また、今度はちゃんとカウンター席で飲んでみたいなあ。他の料理も楽しみつつ。

滞在時間は 25分ほど。
昨日の二軒目。

この日は所謂「エキニシ」(駅西)と呼ばれる「広島駅の西側の飲み屋街」を攻めることにしていたので、まずは「大国(だいこく)ホルモン 大須賀店」へ向かった。

「エキニシ」攻略の最初の店に「大国ホルモン 大須賀店」を選んだのは、一番駅から離れていたからである。
「岩徳線に乗り遅れる」と事実上帰宅困難(タクシーだと岩国駅から 7千円かかる。帰れない(^^;)となってしまう我々としては、徐々に広島駅に近づいていくコースを取りたかったのである。(「やばっ!」となった時にダッシュする距離をなるべく短くするためにね(笑))

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いやあ、しかし、「大国ホルモン 大須賀店」は大人気店であった。
元々狭い店なので、ゆったりカウンター席に陣取ると 6~7人でいっぱいになってしまう。
この日は、奥の方で若い娘さん二人と、女の子と話が出来ることで喜びいっぱいの中年男性が盛り上がって場所を取っていたため(話をするために向き合うと、どうしても広く場所を取っちゃうからね)、5人でカウンターはいっぱいという状態だった。
しかし、俺らが入り口で躊躇していると、常連客のおばさまが「どうぞ、どうぞ」と場所を空けてくれて、なんとか俺らも入り込むことが出来たのである。

このおばさまとは、この後別の店でもまた一緒になったのだが、大国ホルモンのおすすめメニューや、大須賀の他の店の情報など色々なことを教えてもらった。
こういう風に、常連さんが一見客に気安く話しかけてくれる店って、やっぱ店自身の雰囲気もいいよね。スタッフの若いにいちゃん二人も良い接客態度でバッチリであった。

さて、「さむらい」で生ビール 2杯をやって既にビール舌になっちゃってたので、ここでの一杯目は「大国れもん」を。
まあ、いわゆる「レモンサワー」なんだけど、江田島産のレモンを凍らせてかき氷状にしたものが上に載ってて、さらにグラスの周りにもソルティドッグの塩みたいにそれがついている。
氷を削るのが大変なのか、注文すると一瞬お兄ちゃんが嫌な顔をする・・・という小芝居のサービス付きだ(笑)

アテの方は(まだまだ店を回るので)抑え気味に「やきとん 5本セット」を1つだけ頼んでN◎君とシェアすることに。名物の「ればテキ」は二人で分け合い(中年男子二人が、ひとつの串を半分ずつ食べ合う姿(串から肉を外さず、そのままパクっと言った)は不気味だったと思うが(笑))、あとは適当に 2本ずつ。いやあ、どれも美味い。
今度は「廣島立ち呑みん祭」の攻略ではなく、ゆっくり味わいに来たいわ。

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まあ、これだけではちょっとさみしいので、もうひとつ何か頼もうかと壁のメニューを見ると、カープ愛あふれる「ハムカツ 売り切れ」の文字が(笑)
今の広島の飲食店では、「日本ハムが勝つ」につながる(つながってねえけど(笑))「ハムカツ」は提供禁止メニューだからね(笑)

その代わりに「ハムの丸焼き」が提供されており、なんと「時価」!!

「時価!?カープ勝利のためにハムを平らげたいんだけど、時価じゃ怖くて手が出んねえ」と言うと、「時価100円です」ということだったので注文。しっかりハムを食ってやりましたよ!!(笑)

ここには滞在時間 30分。お代はひとり 1,500円ほど。
マジでここにはまたゆっくり来ないといかんなあ・・・と思いつつ、我々は次の店に向かったのでありました。
この木曜日。「廣島立ち呑みん祭」で訪店した「善吉」が満員で入れなかったため、近くにある「Aki若」という店に入ってみた。

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実は以前見かけて気になっていたのだ。
ビルの角っこにちょっと飛び出すように建つその店は、大きな窓で明るい店内が丸見えで、ちょっと「おしゃれなバー」っぽい佇まいも感じる。いや、よくみるとコテコテの焼き鳥屋なんだけど(笑)

店内には 4人席x2、2人席x2、それに 3人座れるカウンター席があるだけというこじんまりした店だ。

実はこの日はまったくメニューを見なかったので、実際のところこの店がどの程度の日本酒の品揃えをしているかわからないのだが、「鍋島」や「新政」などの全国的に有名な酒の瓶に混ざって、我が岩国の誇る「日下無双」(赤瓶ではなく茶色瓶の「生もと純米60 西都の雫」ってやつ)も並べてあったりして、広く色々な酒を置いているのが想像できる。

んが、取り敢えず最初は「広島達磨レモンハイボール」を。
言わずと知れた、広島の中国醸造が造る芋焼酎「達磨焼酎」を炭酸で割り、瀬戸内レモンの果汁を絞り込んだ淡麗で鮮烈な味のハイボール。

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アテは、入り口の看板に書かれていた焼き鳥の5本盛りを。

いや、ほんとに、変な甘みのまったくないレモンハイボールは、焼き鳥に合う~。

店内には(「焼き鳥屋なのに」・・・と言うと失礼なんだが(^^;)シャンソンが流れていて、言葉の意味はまったくわからないが、気怠く歌われるフランス語を聞きながらゆっくり酒を呑むのは落ち着くぅ~
一口ハイボールを飲んでは、目を閉じて「はぁ~」とため息をついていると本当に身体から悪いものが抜けていく感じがするわ。

この店、気に入りました。

焼き鳥はまだ 2本残っているところで、2杯めのお酒を。今度はちゃんと日本酒で。「新政 No.6」という酒。
現存する市販清酒酵母中では最も古い「きょうかい6号」の発祥蔵で造られた、もちろんその「きょうかい6号」で醸された酒です。だから「No.6」。

去年の年末、俺は「新政」にハマってたんだけど、「No.6」は飲んでなかったんだよねえ。

ああ、美味い。一口飲むと、口の中全体にほわっと広がる優しい甘みが旨し、旨し。
これまたリラックスできる酒やねえ。

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店員のお兄ちゃん(もしかして大将?)に「新政、いかがですか?」と聞かれたので、しばらく「新政」の話をあれこれ。ついでに、いつからここに店出してるの?と聞くと、なんと 5年前からと!

「ええ!?」
俺、最近知ったばかりなのに。いかに最近「中の棚」周辺を歩いてないかだなあ(^^;
30年前に就職した時は会社が八丁堀にあったので、このあたりは庭だったのに(但し、金が無かったのでうろうろするだけであまり店には入ったことなかったけど(笑))

話を聞くと、5年前までは土橋の、今「ごはんばー 旬の畑食堂」が入っているところにあったそうだ。

ああ、でも、今の店の雰囲気がいいのであって、以前の店ではこんなに居心地がよかったかどうかわからんなあ(笑)
本日二店目は、これまた先日はいっぱいで入れなかった「魚寅」へ。
袋町小学校の向かい。やや平和大通り側にある立ち呑み屋だ。

「寅造」と同じ「寅卯」系列(別に資本関係があるわけじゃなく、寅卯インスパイアって感じ?)のお店だと噂に聞いたが、「寅卯」「寅造」と違って白木のカウンターで店全体が明るく小ぎれいなためか女性客が多い。
今日も、客の半分は(しかも若い!)女性だった。

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独りで来ている若い女性客もいて、俺が入店した時も、入り口近くのカウンターで一人呑みの若い女子とおじいさんが楽しそうに会話をしていた。
いや、最初に入った時は二人が会話をしているというのがわからなくて、入ってすぐのカウンターの二人の間に空きがあったのでそこに俺は陣取ったのだが、実はこの二人は会話の真っ最中(^^; その後、俺越しに言葉が飛び交い、非常に居心地の悪い状態に陥ってしまった(^^;
見れば、奥のカウンター(この店は手前と奥にカウンター席がある)に 2~3人立てるくらいの空きがあったが、注文もしてしまったので、今更移動するのも何か変だし・・・と、結局おじいさんが帰るまでそこで俺は堪えたのであった(^^;

いや、俺も会話に入ってもよかったんだけど、おじいさんの「ああ、若い子と話出来て幸せ。若い子独占出来て幸せ。誰も二人の間に割り込むんじゃねえぞ」オーラがすごくて(^^;;;
ま、実際本人も「ああ、今日は孫みたいな若い可愛い子と話が出来て嬉しかったよ。ありがとう」とか最後に言うてたし(^^;
ただ、このおじいさん、女の子がトイレに行ってる間は俺に話しかけてきて、単なる話し好きでもあるのだろうが(笑)

おじいさんは日頃「寅卯」「寅造」「魚寅」の三軒をぐるぐる回っているらしく、俺の「廣島立ち呑みん祭」のスタンプカードを見て、「わしは決まった店しか行かんけえ、こういう風に色々な店をハシゴして飲む人の気がしれん」と何気に俺をディスってくれた。
ただ、俺をディスっている自覚はないようで、その後も笑顔で色々話しかけてくれたが、「ハシゴしてるやつの気がしれん?気がしれん?ん?気がしれんて?」と俺の方がじいさんの言葉に引っかかってしまい、以後、適当に受け流してしまった(^^;

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ちなみに、この店では生ビールと「とりハム」480円を注文。
鶏ハムと言えば「寅卯」の初期人気メニューだなあ。懐かしい。
「魚寅」の鶏ハムは思いの外でかくて生っぽい造り(中の方が生の鶏肉のようなピンク色で「たたき」みたい)なので、「いや、この大きさの鶏のたたきはきついで(^^;」と一瞬思ったんだけど、食べてみたら中までしっかり火を通した鶏ハムと同じく柔らかかかった。パクパク美味しくいただけました。
いや、ほんと、この鶏ハムは美味いわ。今度行った時もまた注文しなきゃ。

結局、ここも「寅造」と同じくぴったり 20分滞在。〆て 890円也。よしよし。

最後に、バイト君がたどたどしくキュウリを包丁でスライスするのを最後まで見届けて、次の店に向かったのでありました(笑)
今日は 20時まで残業をして、それから「廣島立ち呑みん祭」参加の立ち呑み屋めぐりに。
まだまだ、あと13店もある。行ける時に行っとかないと、なにせ通津駅から自動車通勤の関係でちょくちょく飲みに出るわけにいかないので。

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というわけで、本日第一店目は本通の「寅造」。先日も訪ねたが、客が一杯で入店を断念した店だ。
あの日は「黒田が投げて CS で初めての敗戦」という広島にとって悲しい日だったので、カープのユニフォームを来た生ける屍のような連中が立ち呑み屋にも多数流れてきていたのだ。

今日は特になんということはない日である。余裕で入れるだろう・・・と思ったら、なんとカウンターにはぎりぎりひとつ空きがあるだけだった(2人で使えるテーブルはひとつ空いてたけど)
寅造、こんなに人気あるんだ。寅卯より客多いじゃん。やっぱ立地なんだなあ。

早速生ビールを注文し、台紙にスタンプを押してもらう。
これで、一番右の列が全部埋まった。給仕のお姉さんが「縦に一列並びましたよ」と笑顔でスタンプカードを返してくれたので、思わず「ありがとうございます」と深々と頭を下げ、うやうやしく受け取ってしまった(笑)

アテにはとりあえず「親鶏ニンニク焼」250円を。
コリコリの親鶏の肉(かしわ)をニンニクと一緒に焼いたものだけど、塩ダレの汁に浸かった状態で出てくる。どちらかというと「親鶏ニンニク煮」の方が実態に近いか。

味は、けっこう「やさしい味」である。もう少し塩が強めでもいいかなあと。ビールより、日本酒に合う味かも。
俺のあとに入ってきた独り飲みのサラリーマンも「ビールと親鶏ニンニク焼」って注文してたから、人気メニューなんだろうなあ。

前回ペース良く飲みすぎて 4軒めの「寅卯」で記憶を失ったので、今回は抑えめに(笑)
ビールのおかわりはせずに(笑)、「くじらの生姜焼」750円を追加で。
鯨肉があるのに注文しないわけにいくまい。「シーシェパードを日本から追い出すための広島会議」議長の俺としては。あ、今作った団体です(笑)

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このくじらもやさしい味やなあ。いや、やさしい味というより、「薄味」の方がニュアンス的に近いか。
生姜焼というわりにあまり生姜の風味はしなくて、なんか焼肉のタレを水で薄めたような感じの味やなあ。いや、その味付けは別に悪くないんだけど、もう少し塩気がほしい。まあ、高血圧メタボ親父な俺にはありがたい味付けなんだけどね(笑)

というわけで、以上をたいらげ、2杯目のビールを欲っする気持ちを抑えつつ退店。ちょうど 20分の滞在時間だった。

〆て 1,490円也。うん、上等。

「廣島立ち呑みん祭」は財布との戦いでもあるので(一ヶ月の小遣いで 17店周らないといけないからね(^^;)、このくらいで抑えていかんと志半ばで力尽きることになってしまう(^^;
10/12 の三軒目。

「Mon Coeur」から徒歩 5分ほど。横川商店街の中(ちょっと小路に入るけど)にある店。
「ナイス☆ユカリ」になってから訪れたのは初めてである。

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以前この場所には眼鏡っ娘中国人ママの「咲」という店があり、一時期俺も"準"常連くらいの感じで顔を出していた。
その頃はママさんも名前を覚えてくれてたんだけど、通勤手段が変わったりして、だんだん横川で飲むことが減っちゃったもんだから、訪ねるのは数ヶ月に一度、最後には一年ぶりに訪店したら、完全に俺のことは忘れ去られていた。とほほ・・・(^^;

それからほどなくして、ママのチョーさんが結婚のため店を閉めて、代わりにオープンしたのが「ナイス☆ユカリ」なのである。オーナーは「咲」と一緒だと聞いたけど、よく知らない。

チョーさんに完全に忘れられていたのがトラウマになったのと(^^;、「ナイス☆ユカリ」という店名にママさんの我の強さをひしひしと感じ若干の恐怖を覚えたのとで(^^;、なかなか訪店できなかったのである。
そういう意味で、「廣島立ち呑みん祭」は良いきっかけになった。

で、初めての「ナイス☆ユカリ」。何の事はない、ママさんも明るく優しく良い店だった。ビビってて損した(笑)

なかなか居心地の良い店で、19:15頃に入店して、なんだかんだで 1時間滞在した。
口にしたのは生ビール二杯に「鮭の白子」「ポテトサラダ」。計1,500円。 1時間楽しんで 1,500円。コスパ高いわあ。

店に入った時点でカウンターはいっぱい。無理をすれば入れそうだったんだけど(実際に優しい女の人が場所を開けてくれたんだけど)、とりあえず遠慮して壁際のテーブルで独り酒。
その優しい女性とおじいさんが楽しそうに話をされていたんだけど、そのおじいさん、高身長ですらっとしたスタイルの品の良いオシャレな人で、「Mon Coeur」で俺に「廣島立ち呑みん祭の歩き方」をレクチャーしてくれた人や。

「重富は営業時間が短いんで気をつけんさい」とか「日曜日は休みの店が多いんでやめときんさい」とか、色々教えていただいた。
その御礼も兼ねて話しかけようと思ったんだけど、おじいさんからの「おい、今女子と気持ちよく話てるんだから、俺に話しかけるんじゃねえぞ」オーラがすごくて結局話しかけられず(^^; まだまだ枯れてないねえ。さすが。

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そのおじいさんは 10分ほどしたら帰られたので、空いたカウンターへ移動。やっと他のお客さんと楽しく会話をすることが出来た。

ただ、昔の俺は、初対面でもドッカンドッカン女の人を笑わせることができたもんだが、歳を取って滑舌が悪くなったのか、世代間の話題の違いを埋められていないのか、なんか、一応俺の話に笑ってくれてはいるものの、ふとした瞬間に見える表情で「あ、全然俺と話をするのが楽しくないのだな。とほほ(;_;)」と寂しさを感じさせられたのであった。
今更「小太りのおっさん」な見た目はどうにも出来ないので、話術に磨きをかけたいなあ。女を騙したいなあ。

ということで、ふと現実に引き戻された俺は、楽しい会話(まあ、一方的に俺が楽しかっただけだけど(笑))を切り上げ、この日最後の目的地である「寅卯」へ向かったのであった。

<ナイス☆ユカリ情報>

そう言えば、この店は 22:15 がラストオーダーで、23:00が閉店時間なんだけど、何が何でも絶対 23時には店を閉めるそうである。
この日初めてナイス☆ユカリを訪店したという20代の若いサラリーマンが店を気に入り、電話で友達を呼んだんだけど「立ち呑み屋はいやじゃ」と断られた。「とりあえずその友達と別の店で食事して、またここ(ナイス☆ユカリ)に戻ってきていいですか?22:30頃になると思うんですけど」とその子がママさんに聞くと、「いいけど、23時が閉店なんで、例えばあなたがまだ食事中でも、23時にはぴたっと店を閉めて帰ってもらうけど、それでもいい?」との回答が帰ってきて、「え?」と若いサラリーマン、絶句してたよ(笑)
ママさん、やっぱ我が強いな。でも、全然嫌味じゃなくて、ママさんの人柄がにじみ出てたよ。
10/12 の「廣島立ち呑みん祭」のつづき。

「ベック」を出て、十日市の電停まで歩き、広電で俺が向かったのは横川駅。
いや、家には帰らない。確かに俺の通勤コースだけどな(笑)
廣島立ち呑みん祭第二の店「Mon Coeur(モンキュール)」に向かったのであります。

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モンキュールは横川駅から中広通りを西に、フレスタの地下駐車場入り口からもう少し行ったところにある。酒屋の隣だ。
確か、この酒屋の娘さんが始めたワイン中心の立ち呑み屋じゃなかったかな。
注文したワインが切れてると、すぐに隣の酒屋から新しい瓶を持ってきてくれる。

実は、この店が出来たばかりの 12年、いや 13年ほど前に、当時勤めていた会社の後輩・長セと二人で来たことがある。その後、俺一人でも一度行ったかなあ。
当時は長セと二人でよく会社帰りに飲んでて(週に一、二度は二人で飲んでたなあ)、「なんか、横川にワインの立ち呑み屋が出来たみたい」という情報を得て、「立ち呑み屋と聞いたら行くしかあるまい」とわざわざ遠征したのだ。

その長セとも会社を辞めてからはすっかり疎遠になってしまい、今では年賀状のやり取りがあるくらいだ。
前の会社の社風として(特にT山県の人は)、辞めた人間には冷たいからな(笑)
そんなことを思い出しつつ、モンキュールに入店。

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既にカウンターには 3人のお客さんが。なので、入り口側の端っこに陣取る。すると「そこ、特等席ですよ」といきなり店の人に声をかけられる。
そこには、8インチほどの画面のワンセグプレーヤーが CS ファイナル一回戦の様子を映し出していた。なるほど(笑)

日頃は TV を置いていない店が、カープの躍進で慌てて試合を観れるように頑張った結果なのだな(笑)

というわけで、一番試合中継を見易い位置で、まずはグラスワインの赤(銘柄不明。聞いたけど忘れちゃった(^^;)400円也とチーズ 4種盛り 500円也の計 900円を注文。この店は cash on delivery なので、すぐにお金を支払う。安心だわあ。

「ベック」では常連客の中に溶け込めなかったのだが(^^;、ここでは既にカウンターで飲んでいた人たちともカープのことや「立ち呑みん祭」の周り方の話で盛り上がった。
なので、最初はワインを一杯飲んだら次に移動するつもりだったんだけど、もう一杯赤ワインを追加。
メニューの中に「カープ応援ワイン」というのを見つけたのでそれを。
注文して 450円を支払う。
メニューによると、「カープ応援ワイン」は「ペッシェヴィーノ ロッソ」。イタリアワインで「フレッシュなチェリーを思わせる飲みやすくバランスの良い赤」なのだそうだ。

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特にカープを連想させるようなものは無いが・・・と思ったのだが、ワインに詳しい人はもう「クスっ」と来ているかもしれんね(笑)
そう、このワインの瓶の形が「鯉」なのだ。

いや、多分違う魚だと思うけど(イタリアの方であんまり「鯉」の話は聞かんし)、確かに「鯉」っぽい。
店のお姉さんも「鯉です。いや、多分ですけど・・・」と若干弱気であったが、まあ、鯉ですよ、鯉。それで良いのだ(笑)

しかし、こんなちょっと洒落たワインショットバーでもカープネタが飛び出すとは、本当に広島全体が浮かれている。すごい「カープ優勝効果」だなあ(笑)

ペッシェヴィーノを飲み干したところでお暇。滞在時間はちょうど 30分。お代は合計 1,350円。うーん、リーズナブル。

13年ぶりのモンキュール、楽しめました。
今日はお袋を誘って美術館に行った帰りに、広島駅で電車まで 20分ほど時間があったので「生ビールを飲もう」と広島駅ビル 2階の「立ち飲み・お食事処 とくとく」へ。

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まあ、親子で立ち飲み屋(ただし、俺らはカウンター席に座ったんで、立ち飲みはしてないけど)で一杯とは、何となく「尼崎あたりのクズ人間」臭がしないでもないのだが、この店ならササっと飲んで、ササっと帰れるじゃろうと選んだ次第。

しかし、「とくとく」に来たのも何年ぶりかなあ。
店の前はよく通るので「久しぶり感」はあまりないんだけど、店に入ったのはもしかしたら 7~8年ぶり?
なにせ、「あれ?この店、先にレジで何か注文するんだっけ?それとも、席に勝手に座っとけば注文取りに来てくれるんだっけ?」と迷ったくらいで(^^;
答えは、「空いてる席に適当に座ればいいだけ」です(笑)

生ビール(キリン一番搾り) 360円也を一人一杯ずつと、牛すじ煮込み 360円、しめ鯖 420円を注文。合計、ぴったり 1,500円也。

店は既にけっこう混んでたけど、ビールも肴もすぐに運ばれてきた。
確かに値段は安いんだけど、牛すじ煮込みもしめ鯖も量的にはけっこう少なめで、「うわ、安い!」という感じはあんまりないな。量的に、値段相応です。まあ、駅ビルで生ビール中ジョッキを 360円で飲めるのは嬉しいけどね。

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取り敢えず乾いた喉をビールで潤すことが出来たので、10分少々の店内滞在でお暇することにしたのだが、レジで渋滞発生(^^;
俺の前のおっさんが、レジの女の子にからむ・・・のとはちょっと違うけど、むっちゃ話しかけてなかなか支払いをしないのだ。こっちはホームに移動して数分後に電車に乗らないといけないのに!イライライライラ・・・

このおっさん。なんか、自分が思っていたより支払額が安かったようで、「焼酎を計算に入れてないんじゃないんか?三千円はいっとるはずで。わしは、まあ、安うなるのはええけどのお。あんたらあ、困ろう?いや、わしは安くなるんじゃけえええんで。でも、もう一回よう見てみんさいや」みたいに、「正直なワシ、ええ男じゃろ?」と言いたいのか、レジの若い子に楽しそうに話かけてる。
多分、若い女の子と話したくてたまらないんだろう(^^; 結局、店の男性スタッフが「計算合ってますよ」とレシート見せながら説明して、おっさんは名残惜しそうに帰っていったけど(^^;

クズや・・・やっぱ、この手の店にはクズが集まるわ(笑)
孤独をレジの女の子との会話で癒やすような寂しい老後だけは送るまい・・・と固く心に誓う俺なのであった。(いや、別にレジの女の子と会話をしたいのはええんじゃけど、後ろに他の客がおる時は遠慮せえや。それが出来んからクズ呼ばわりしてるんやで)

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