お店: 2017年8月アーカイブ

今、一番広島でおしゃれなラーメン屋といえばここだろう。
立町にある「らーめん 千の風」である。「広島店」だ。
京都に「四条河原町店」があって、そこが本店のようである。いや、違ってたらごめん(笑)

20170830_sennokaze1.JPG広島店の店内にはジャズが流れている。店の外にもスピーカーがあるので、「ん?ジャズ流れてるな。なんの店?」って見るとラーメン屋だという。

店の作りは、オールド&モダンである。
京都の古い小料理屋を彷彿とさせるような格子戸を開けて入ると、店内は驚くほど今風でシンプル。しかし、照明などの小物はオールディーな香りのする凝った意匠が施されている。センスのいい造りだと思う。

カウンターの中には、ジャズミュージシャンのような黒のフェドーラをかぶった妙齢の女性の姿が。この人が店主のようである。黒のフェドーラ、おしゃれ。

ラーメンは「京都スタイル、京都テイストの白湯スープ」だそうだ。ラーメンマニアじゃないので「京都スタイルのラーメン」と言われてもよくわからん。京都のラーメンつうたら、「天下一品」くらいしか思い浮かばんで(^^;

一番人気という「京の塩」ラーメンを注文してみる。塩豚骨スープやね。
単品で 830円。むむむ!ラーメン単品価格が 700円を超えると、俺の中のリトルシノダが「ラーメンに 700円出すんなら、同じ価格で美味いものが他にたくさんあるで」と騒ぎ出す。んが、ここは我慢。京都ラーメンってよくわからんから経験してみたいし(笑)

腹が減ってたので、ラーメン+餃子のセットを。それに、味玉を追加。
餃子のセットが 1,030円なんだけど、味玉を追加すると 1,160円であった。うーむ・・・貴族の食べもんやな、1,160円なんて!!

で、味の方だけど、すごくよくまとまった味・・・という印象。
獣臭がするとか、塩辛いとか、そういうマイナス点はなく、すんなりと喉を通っていくスープ。
単なる塩豚骨かと思ったら、魚介系の味が控えめに足されている。魚介豚骨系・・・とまではいえない、控えめな味付けである。
中太麺が少し茹ですぎな気はしたが、具まで含めて非常にバランスの良いラーメンである。

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・・・が、猛烈に物足りない。
何がどうというわけではないが、個性というものがまったく感じられないというか、記憶に残らない味である。なんの非もないのに・・・いや、非がないからこそか。

美形なのに男にもてない女っているじゃん。高嶺の花って遠慮されているわけではなく、美形だけど魅力にかける女子っているじゃん。どこがどう悪いわけではないけど、例えば話してみると面白くないとか、笑い顔が実は可愛くなかったとか、なんか魅力のない美人。あれだ。あんなラーメンだ。

例えば、「二郎系」の対極にいるラーメン?きれいなラーメン?

あ、チャーシューは美味かったです。とろとろチャーシューを焼いて、まるでハムみたいな感じになってるやつ。これ、本当に美味かった。こいつには個性と魅力があったね。
9/12(火)にズムスタで DeNA 戦を観戦するんで、この日に優勝が決まればいいなあ・・・なんて夢見てたんだけど、なんか、昨日でマジックも消えちゃうし、これ、マジで阪神に「メイクドラマ」なんてされんやろうねえ?(^^;
どっちにしても、優勝は自宅で観る(聞く)ことになりそうだ・・・

20170830_teraya1.JPGというわけで、去年同様、優勝戦を TV 観戦(あるいは radiko でラジオ聴取)しながら飲む酒を購入すべく、富士見町の酒屋「てらや」へ。
このお店は、呉市(音戸)の榎酒造のお酒「華鳩(はなはと)」をたくさん置いている。だからわざわざ仕事が終わったあと、土橋から富士見町まで歩いたのだ。

購入したのはカープ応援酒「華鳩 今年も優勝コイコイ」である。このお酒の詳細については「カープ優勝祝い」について書く予定のブログにて(笑)

で、このお店の特徴はもうひとつ。
ここ、最近では珍しい「角打ち」ができる酒屋なのである。

角打ちとは「買ったお酒を、そのまま酒屋の店頭で飲むこと」である。
なので、店でカップ酒を買ってそのままそこで飲めば「角打ち」なわけで、そういう意味ではどこの店でも「角打ち」はできるわけだけど、一応、いい加減な作りだろうが「せめて酒とツマミをおけるカウンターかテーブルくらいは置いている店」を「角打ちができる店」と認定したい。
昔は、そういう酒屋がけっこうあった。

酒屋は飲食店ではないので、基本的に「酒を売る」ことと、「ツマミになるもの(缶詰やスナック菓子。あるいはおでんや惣菜など)を売る」ことしかできない。
ちょっと一手間加えてしまうと、それは飲食サービスなので、飲食店の許可を得ていないと違法である。
酒屋側のスタンスとしては、「売った酒を客が店の中で飲んじゃっただけ」「売った缶詰を客がその場で開けて食べちゃっただけ」である。

ちょうど、昨日行ったときは常連らしいおっちゃん(俺と同い年くらいかなあ)が一人、豆菓子かなんかをポリポリやりながら日本酒を飲んでいた。

実は昨年「優勝コイコイ」を買いに来たとき、この店が「角打ち」できるのを知った。しかし、その時は常連さんが 4~5人でわいわいやっていたので、とてもじゃないがそこに参戦する気にはならなかったのだ。

しかし、今回の先客は一人だけである。
「角打ち」できるのは知っていたけど、あえて店主に「ここ、飲んでいけるんですよね?」と聞いてみる。突然の質問に店主はちょっと驚いたようだが、飲める酒と価格などを教えてくれた。

飲むしかないでしょう(笑)

日本酒らしくないポップなラベルのお酒「三芳菊 ラヴァリエテ 生原酒」(徳島県)をチョイス。何故か店主から「フルーティーで甘いけどいいですか?」「色が黄色いけどいいですか?」など、「飲ませたくないんかい!?」と疑ってしまうほど確認を受けたが(^^;、まだ飲んだことのない酒なので「これでいいです」と確定。350円を払う。

20170830_teraya2.JPGこのお酒、徳島県産のコシヒカリを使っているようで、酒米ではないからなのか、熟成した古酒のような色なのに味の方はけっこう軽め。
甘いと聞いていたが、それほど甘みは感じない。若い白ワインのようなフルーティーな酸味を強く感じる。甘いよりは酸っぱい。どちらにしても、ちょっと酒の常識からは外れた味だ。期待していた甘みがないので物足りなくはあったが、嫌いな味ではない。

この日は事務所に帰ってまだやることがあったので、結局この一杯だけで終了。
でも、カープ戦のラジオ放送を聞きながら、常連さん、店主と一緒に FA 宣言する選手を予想し、カープの未来に思いを馳せるのは楽しかった(笑)

やっぱ「角打ち」は楽しいねえ。
昨日は船越の方でフィールドサービス案件があって、13時くらいに終わる予定の作業だったんだけど、色々事前に聞いていた内容と機器構成が違っていたり、なんだかんだで 14:30頃までかかってしまった。
というわけで、15時前頃にやっと昼飯。

20170830_tsubasa1.JPG実は道すがら、「つばめ姉妹店」という看板を何箇所かで見て気になっていたラーメン屋が船越にあって、それが「中華そば つばさ」であった。

「つばめ」というのは、あの天満町にある広島醤油豚骨ラーメンの名店のことだろう。

もう昼の営業は終わってるかな・・・と思ったんだけど、11:30 に開店して、あとは休憩とかなく 21時まで営業しているようだ。

俺のブログを読んでいただいている方は覚えていてくれるかもしれないが、俺はいわゆる「広島醤油豚骨ラーメン」がそんなに好きではない。
「尾道ラーメン」もだけど、醤油臭いスープ(尾道ラーメンは魚醤だというしょうもないツッコミはなしでね)が苦手なのである。醤油は好きなんだけど(刺し身にべちゃべちゃ付けて台無しにしてしまうほど)、温まった醤油のモアっとした香りが駄目なのよ。
だから広島醤油豚骨でも「限りなく豚骨スープに近い、醤油抑えめ」のラーメンは好きだ(笑)

広島小鳥系である「つばめ」はもちろん「醤油の香りの強い茶褐色に濁った典型的広島醤油豚骨スープ」である。

広島醤油豚骨ラーメンを評する「毎日でも食べられるラーメン」という言葉はもちろん褒め言葉だが、要は「際立った個性のないラーメン」ってことだ。俺は「毎日食べられる味」など外食に望まない。「たまに外食すると幸せ」と思えるような個性的で記憶に残る味がほしい。
その点、広島醤油豚骨ラーメンは役不足である。

・・・と、さんざん書いてきてアレですが、最近広島醤油豚骨ラーメンが美味しくて(笑)
やっぱ、加齢の影響ですかね?

「つばさ」のラーメンも美味いっす。
もともと、「つばめ」のラーメンは広島醤油豚骨の中では好きな方だったんだけど、あの味を継承してますな。姉妹店だもんな。

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(多分、俺よりは年下の)おばさんが作ってくれたんだけど、「つばめ」の大将よりは具の盛り付けも女性らしく丁寧だし、チャーシューが「つばめ」よりちょっと薄めにカットされてるんだけど、パサパサ固めのチャーシューは薄切りの方がスープなんかともよく馴じんで美味しいね。
まあ、広島醤油豚骨ラーメンの具のメインは、チャーシューじゃなくモヤシだと俺は思うけどね。

そういえば、チャーシュー麺もあるみたいなんだけど、8月いっぱいは休止だって。
なんでだろう?チャーシュー作る材料が不足しているとか、そういうことなんかなあ?

あとは、「つばめ」と一緒で、おにぎりとおでんくらいしかメニューにはなし。
腹が減ってたのでおにぎり 2個を追加。

うーん、具のないおにぎり、味気ないな。
ラーメンの味を殺さないようにってつもりなのか、塩気もかなり抑えめだし、正直、美味しくない。(「つばめ」も一緒)

「いや、つばめ(or つばさ)のおにぎり美味いよ」というヤツには、本当に美味いおにぎりの味を知ってほしいわ(笑)
昨日は夕方からサラリーマン時代の先輩(無職)と学生時代の友人と駅前で三人で飲んだんだが、俺だけちょっと遅れていく予定だったので、合流する前にこっちも一杯引っ掛けて同じ酔っぱらいレベルに上げておかなくては・・・と。

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ちゅうことで、京橋の「立ち飲み たつみ屋」へ。初の訪店である。

実は大した情報の無いまま訪ねたのだが、入り口の看板に「純米酒にこだわり、全国各地の日本酒を40種類そろえました」とある。これは期待できるぞっと。

ああ、最初に結論を言うておくと、マジ、良い店だった。
日本酒の品揃えもだけど、大将とママさん、それに客層も良い。本当に居心地の良い店でした。30分しかいなかったけど(笑)

店に入ると、L字型のカウンター。
城南通りからほど近いのだが、あまり通行人の多くない小路の角っこにあるためか、お客さんは二人だけ。その間に立って、まずは正面の壁に掲げられた酒の一覧をチェック。

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大将が「何にしましょう?」と声をかけてきたのだが、俺がどれを選ぼうか悩んでいるのを見て、「あ、日本酒?」「はい」「じゃあ、ゆっくり選んでください」と細かい心遣い。そして大将は奥へ。
何か、こういうちょっとしたことがいいよね。ずっと横で「さあ、どれにしましょう」みたいに注文を待たれていると落ち着かない。

しっかり吟味した結果、まだ呑んだことのない「日置桜 生酛玉栄(たまさかえ)純米酒 26BY」(鳥取県)680円也を。
「これは常温で出しますけど、大丈夫ですか?」とママさんより。おお、本当に日本酒にちゃんとこだわってる店だ。

で、「日置桜」。これは辛い(笑)
ただ、酸味がそんなに強烈にぐいぐい来る感じではなく、けっこう優しく、爽やか。これなら俺もイケる。米の味が濃厚。強い酒だ。

肴は「塩麹漬けのサンマの塩焼き」400円也。これがもう焼き具合も含めてムチャ美味い。強い酒にも負けない美味。

壁には左右に TVが 2台設置されてて、カウンターのどこにいてもカープ戦がよく観れる。
昨日のベイスターズ戦。1回表に 1点先制したのに、その裏にはもう追いつかれる。なにせ、先日、先々日とベイスターズに 9回裏の逆転をくらってる。

「すみません。優勝コイコイを

だから、次の一杯は「華鳩 純米無ろ過生原酒 今年も優勝コイコイ」(呉市)500円也を。
昨年のカープ優勝の時、我が家でも「優勝コイコイ」でお祝いをしたのだが、今年も出たようだ。「今年も優勝コイコイ」という名前で(笑)さあ、これ飲んでカープの勝利を祈るぞ!!

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これ、美味いわあ。てか、むっちゃ甘いんだけど、俺の甘い酒好きもどんどん酷くなってるな(笑)
精米歩合 70%の純米酒。でも、まるで大吟醸のように香りが立って、味もまるで干しぶどうのような濃厚・熟成されたフルーツフレーバー。
まだどっかで売ってるかな。今年も優勝の日用に買って帰ろう。

でも、この日もカープは三夜連続サヨナラという数十年ぶりの記録を作って負け・・・ええかげんにしてくれ(^^;

酒二杯を飲んで、さあ、先輩たちとの飲み会へ・・・と「今から駅前で会社関係の呑みなんで、これで終わります。会計お願いします」ってママさんに言うと、俺の他に三人いたお客さんも含め爆笑。
初めて会ったばかりのお客さんに「じゃあ、これは練習だったんですね」なんて声かけられて、ああ、客層も良い店だなあ・・・と。

というわけで、近いうちにまた行きたいなあ。十日市からは遠いんだけど(^^;
店の前を何度も通りながら、今まで入る勇気の無かった店がある。
「焼鳥居酒屋 鳥太郎 土橋店」が、そうだ。

実はずっと「炉端焼き」の店だと思っていた。
やたら元気で、食べ物が和船の櫓に乗って出て来るアレだ。俺が若い頃に流行ってて、広島市内にも何店もあったが、今や見ることはほとんど無くなったアレである。

アレは一人では行きにくい。
注文がやたらでかい声で復唱されるし、櫓で目の前に差し出された注文品をすぐに自分で取らないといけないから落ち着けないし(俺は独り呑みの時は半分幽体離脱したような状態でぼーっとしている(笑))、アレは多人数でわいわいがやがやする店である。

20170822_toritarou1.JPG・・・が、「鳥太郎」は単なる焼き鳥屋であった。
以前、お客さんに「BAR K.C」の場所を説明するのに、「交差点を曲がったところに炉端焼きの店があるじゃないですか」と言うと、「え?あれ、普通の焼き鳥屋ですよ」と指摘され、「ええ?」となったのである(^^;
そのことを思い出し、朝の通勤の途中でちゃんと看板等見てみると、たしかに焼鳥屋だわ(^^; なにせ、今まで、店名すらちゃんと確認したことがなかったので(^^;

店に入ると、髭面の太った大将と、ちょっと可愛い給仕の女の子が迎えてくれる。
大将の愛想があまりよくなかったのだが、どうも腹が痛かったようで、苦虫を噛み潰したような顔で(怖っ)時折腹を撫でていたが、一度トイレに行った後は元気を取り戻したようで、多少愛想もよくなった(笑)

焼鳥の味は・・・よくわからない。昨日は、「うずらベーコン」150円/本、「チョリソー」150円/本、「ささみ(わさび醤油)」200円/本という、「ささみ」以外は鶏肉ですらないというセレクトだったので(^^;
ちなみに、1本あたりの値段は安いのだが、全て 2本ずつの注文という縛りがある。回転寿司なんかと一緒やね。
そういえば、昔はどこも安い店はこの「2本縛り」が当たり前だったよなあ(^^;

味の方は、まあ普通。
ただ、「ささみ」が「わさび醤油かけ」なのは初めての体験だった。
煮詰めた醤油にわさびを混ぜたものがかかっている。なかなか美味かったが、けっこうささみがぶよぶよで、もう少し固めが好みやなあ。
あと、チョリソーは今まで俺が居酒屋で食べたチョリソーで一番辛かったかも(笑)
けっこう口の中がヒーハー状態だったのだが、ちょうどビールも切れて辛かった(笑)

ところで、これらの串を注文したところで、「串もり(5本)」400円という超零細企業社長には実に魅力的な一品があることに気づいた。次回、訪店することがあればこれにしよう(笑)

酒の方は、生ビール(中)が 450円なので、ま、普通かな。あ、一般的には安い?俺、生中が 500円以上の店で呑むことが殆ど無いので、最近の平均金額がよくわからんのだけど。

焼酎はそこそこ充実している。一杯 300円からある。でも、一部人気銘柄の値付けはいただけんな。「森伊蔵」はグラスで 700〜800円くらいで出すのが(俺が通ってる店では)普通だと思うけど、ここ、1,000円も取るね。高っ。店でプレミア価格で呑みたくはないわな(笑)

20170822_toritarou2.JPG日本酒は・・・ちょっと弱いかな。
「獺祭」「王禄」「八海山」「宝剣(寶剣)」「亀齢」の 5つのブランドで 1種類ずつしか用意してない。まあ、この日も俺の他には、大学生の 7〜8人のグループ、若いアベック、若いOL(女子大生?)二人連れ・・・という客層だったので、あんまり日本酒に力を入れても仕方ないのかもしれんが・・・

というわけで、ビールの後には「焼き芋焼酎 やきいも黒瀬」(鹿児島県)をロックで。これ、変な癖もなく、ほのかに甘くて美味しいね。450円也。

焼酎は 300円からあるし、安くあげようとすればあげられる(付き出しで 300円以上取るみたいなんで、1,000円切りは厳しいだろうが(^^;)店だね。
ま、だから大学生や若い客ばかりなんだろうけど。
人と飲む時、時間調整にちょっと一人で寄るのに良いかも。TVもあるのでカープ中継も見れます。

日本酒が弱い店なので、個人的にはレギュラーにすることはないけど、もう一回くらい、他の鶏串の味を試してみるために行ってみようかな。鶏丼も気になったし(笑)
周南市美術博物館に 17時の閉館時間の直前まで居て、それから徳山駅前付近に飲みに出かけた。
しかし、17時半とか18時とか、そういう時間から開ける店が多くて、17時ちょっと過ぎという微妙な時間ではなかなか入れる店が無かった。

そんな時、銀南街の「けやき通りビル」に入っている「くし安」という店が目に入った。
のれんに書かれた「どじょう」の文字が気になったのである。

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入り口の格子戸に顔をつけ、中の様子を伺う。
カウンターのみの、いわゆる地元の(定年後の暇を持て余した)おっさんたちが集う系の店のようだ。

喉も渇いていたし、次の本命の店に移動するまでのつなぎに、軽くビールと串を何本かやって時間をつぶすのにもちょうどいい塩梅の店と見た。それに「どうじょう」が気になる。店の表のショーケースに飾ってある食品サンプルだと、串に刺して焼いたもののようだ。

格子戸を開け、「二人いけますかね?」と聞くと、「好きなところに座って」とおばちゃんに促される。ま、たしかに、カウンターにはおっちゃん二人が座って野球の話をしているだけだった。

瓶ビールと、「鶏」「ゲソ」「うずら卵」の串と、最後に「どじょう」の串を注文する・
「どじょう」串は 1本 300円だ。他の串がだいたい 140~170円くらいなので、さすがに「どじょう」は高い。
ただ、この店で食べられるもうひとつの珍味「食用カエル」は足一本で 800円以上するので、そういう意味では「どじょう」の価格は「気軽に食べられる」範囲のものかもしれない。

店は(夫婦?)おばちゃんとおっちゃんの二人でやっており、おばちゃんが接客、おっちゃんが調理という役割のようだ。
「鶏」「ゲソ」「うずら卵」の串がまず出てくる。それから遅れること数分。最後に主役の「どじょう」串が出てきた。

真っ黒で、どじょうなのかどうなんかわからんがな(^^;

お味の方はやっぱり鰻っぽい。蒲焼きのタレで焼かれているからだ・・・というのが大きいんだけど、身も鰻に似てホクホクである。この「どじょう」は島根県安来市で養殖されているものだという。ある意味、「本場物」だ(笑)

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「なんや、ちっちゃいウナギやん」とか言いながら食べ進むと、最後に内臓の苦味が広がってきた。悪くはない。大人の味だ。鰻のように身を開いて調理はせず、そのまま串に刺されて丸焼きにされているので、秋刀魚のワタのように内臓の苦味を楽しめるというわけだ。酒飲みにはたまらん。

ちなみに、おっちゃんの方が焼き担当だが、けっこう鶏肉やゲソが焦げてる(^^;
そういうことに文句を言うグルメな方は訪店を遠慮しておいたほうが良いだろう。そういう面も含めて店の雰囲気を楽しめる「大人」の店だ(笑)

もうひとつ、ちなみに。
おばちゃんは熱烈な阪神ファンのようである。先日の藤浪のふがいない投球を随分嘆かれていた(笑)
流川に「PABU★'70」という Pub(店名は Pabu だけど(笑))、いや Bar か・・・がある。
70年代ハードロックをレコードでかけてくれる店だ。

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実は 8年前、Mキさんと最後に呑んだのはこの店だった。当時、当社のお客さんだったTラさんも一緒だった。
(Tラさんとも久しぶりに呑みたかったのだが、昨日から尾道方面でお仕事ということで再会は叶わず。独立して暇だった時代に、Web 系のお仕事を色々回してもらった恩人である・・・余談ですが(笑))

話を戻す。
実は「なんでMキさんとの再会を 8年ぶりって正確にわかってるか」って言うと、実はこの店で iPhone 3GS の純正ヘッドフォンを忘れて帰った・・・という思い出があるからだ。
買ったばかりの 3GS だったので、あれは 2009年夏の出来事である。

いやあ、MキさんもTラさんも酒豪なもんで、付き合って飲んでたらベロンベロンになっちゃって、当時は珍しかった iPhone を見せびらかしてたらヘッドフォンを店に忘れちゃったという・・・(^^;
この時、マスターがかけてくれた Deep Purple の Machine Head 。その一曲目 "Highway Star" が響き渡る店内の様子とともに記憶に残っているのである(笑)

で、なんかヘッドフォンを取りに再訪するってのもなあと思ってるうちに店の場所も正確な店名も忘れちゃって、時々「あのハードロックカフェ(ではないけど(笑))にまた行きたいなあ」と思いつつも行くことが出来ず現在に至る・・・という感じだったのだ。
ああ、再訪出来てよかった。今度はちゃんと場所も覚えたぞ!(笑)
ちなみみ、Mキさんもあれ以来の訪店だったようだ。

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昨夜は、次の店(Mキさんの知り合いの店)へ移動するまでのちょっと一休み的な感じで、お酒二杯を飲んですぐ退店してしまったのだが、それでも 70年代ロックの話と、高校時代のバンド活動の話など、懐かしい思い出に浸ることが出来た。

そして、高森高校のクリスマスコンサートで演奏したことのある KISS の "Hard Luck Woman" がかかる。

あああああ・・・・・・

もちろん、「今を生きる」とか「未来に思いを馳せる」ことも大切だが、人間、やっぱ甘酸っぱい青春時代の思い出に浸るってのも必要よ!(笑)
今度は、一緒にバンドやってた高校時代の友達なんかと来たいなあ。
昨日の夕方、所用で久しぶりに横川の「星のみち」商店街を歩いていると、記憶に無いラーメン屋が。
お好み焼屋の「得」の2軒ほど左の店である。以前「広島まぜ麺 おっくん堂」があったところ???
2年ほど前に横川周辺で仕事をしていた時にはこんなラーメン屋無かったような・・・

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というわけで、この日は 19:20の電車で帰る予定だったので、自宅にも嫁さんが晩飯を用意してくれていたのだが、新しいラーメン屋を見つけて素通りするわけにもいかずそのまま訪店。

「ラーメン屋 おかん」である。

店に入るとすぐに壁に貼ってあるメニューを確認。
ラーメン 650円か。
あれ?店の前に 550円って看板出てなかった!?っと一瞬俺の心に「だまされた!!」という疑いの心が沸き起こったのだが、これは俺の誤解であった。550円というのは、ネギラーメン定食の値段なのであった。

そう。この店ではネギラーメンが一番安いラーメンである。500円だ。
「え?山のようにネギが追加されて、なんで 650円より安くなるの?」と戸惑ったのだが、500円という値段は魅力である。
俺は「ネギラーメン」を注文した。

店主は、店名の「おかん」から想像できるように、おふくろさんと呼びたくなるようなおばはんである。

ラーメンが出来るまでの間、無言で俺の前にカボチャの煮物の小鉢が置かれた。
「これは・・・食べて良いんですか?」「どうぞ」
よもや、500円のラーメンにこんなおまけがついてくるとは。
「おふくろ、ありがとう」俺は心の中でおかんにお礼を言った(笑)。もちろん人見知りなので口には出さない(笑)

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そしてネギラーメン。
具はネギともやしのみ(笑)そりゃ、500円だよね(笑)
でも、俺、ネギともやし大好きなんで、これでいいわ。別にチャーシューとかゆで卵とかなくても全然かまわん。

麺も中細ストレート麺で最高。
スープは広島醤油豚骨である。けっこう濃いめ。豚骨臭あり。でも、これも美味い。広島醤油豚骨にあまり食指の動かない俺なんだけど、これはけっこういけるかも。

というわけで、あんまり期待はせずに飛び込んでみた「おかん」だけど、俺的には満足でしたぞ。
昨夜、「すし将軍」で一緒に飯を食ったMイさんが、いっぱい日本酒を置いた良い感じの店が流川にあるから寄ってみません?なんて言い出したので、そりゃ美味い日本酒が飲めるのなら行くしかないじゃろ!ってことになって寄り道をしてみた。

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ふたりとも、日頃流川方面に飲みに出ることがほとんどないので若干迷ってしまったが(^^;、なんとか到着。ああ、銀山町なんやな。Mイさんもネットで情報を仕入れただけで初訪店だったのである。

店の名は「夜ふかし処 ちょこっと屋」。

古い、戦前の小さな酒蔵?いや、小料理屋?まあ、そういうノスタルジックな外観と、やっぱり中も黒光りする柱や赤みがかった土壁、陶器製のランプシェードなどで随分と懐かしい気持ちを掘り起こされる店だ。

しかし、カウンターの中の什器には色とりどりの日本酒の瓶が並べられ、それらがライトアップされることで壁一面がまるで宝石箱のようだ。料理の盛り付けは「カフェっぽい」今風のスタイルで、この店のターゲットが「古い造りの店に安心感をおぼえる」おっさんだけではないことが窺える。

実際、俺らが入店した時もカウンターには二組のアベック(死語)が座っていたのだが、どちらもちょっとオシャレ系な人たちであった。

メニューを見ると、広島の大小 30ちかい蔵の酒を網羅しているようだ。平成24年時点で広島の清酒蔵の数が 47蔵のようなので、2/3 近い数の酒がここで飲めるということになる。
俺の知る限りでは、一番広島の酒を網羅した店だろう。全国の酒を何十も揃えている店は知っているが、広島の酒だけを 30銘柄も揃えているところは他に知らない。

実は、20年以上も広島に住んでいたのに、広島の酒にはめっぽう疎い(^^;
というわけで、最初の「金泉」以外は「甘いやつ」ってリクエストして店の人に選んでもらった。
Mイさんは「まだ若いんで、辛口が好みです」と、これまた辛口の酒を店の人に選んでもらった。

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俺が飲んだのは、

金泉 酒百薬長 純米吟醸(呉市)
華鳩 純米吟醸中取り 別注品(呉市)
蓬莱鶴 純米吟醸 奏 harmony(広島市)

の三種。どれも美味かった。

この他に、Mイさんが注文した辛口の「寶劔 純米酒 極辛口」「御結(おむすび) 生もと純米生原酒」も飲ませてもらった。辛口だけど、まあ、いけるかな。
店の人も「広島の酒は全体的に甘いので、辛口と言っても、まあ、それなり、そこそこの辛さですね」って言うてた。確かに、北の方の「辛口の酒」と比べると、「淡麗」ではなく「芳醇」な辛さって感じだわ。

食べ物も美味かった。
特に俺は親鶏(かしわ肉)が好きなんだけど、「ひね鶏いぶし焼」680円也はまさにそれ。ひね鶏=親鶏(かしわ肉)である。塩コショウで焼いたひね肉を、ちょっと辛味噌を付けて口に放り込むと・・・うめぇ〜。酒も進むぅ〜

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コスト感はちょっと高めかなあ。純米吟醸で(もちろん銘柄によるけど平均的に)450〜500円で提供されてるんだけど、この店のグラスってちょっと小さめ。多分 90ccグラスかな。0.5合だから純米吟醸を普通のグラス(180cc)換算すると 900〜1,000円。居酒屋なんかと比べると 2〜3割高い値段設定かな?

でも、そんなに量を飲むわけでもないし、あれだけの種類の中から好きな酒を選んでまったり時間をかけて飲むことを考えると、お勘定がそんなに高くなっちゃうことはないかな。
俺らも、一人 2,500円くらいで済んだ。

いやあ、「ちょこっと屋」良いわぁ。気に入りましたよ。近いうちにまた行きたいな。

<追記>
「そこ、去年、ノロウィルスで食中毒出してますよ」みたいな無粋なことは言わなくてノーサンキュー。
タイトルで「ラースト」なんて、まるで「ラーショ」(ラーメンショップ)みたいに略してみましたが、下関市豊田町にあるラーメン屋「ラーメンストアー」のことです。

先週末の角島へのツーリングの途中、昼飯を食いに寄りました。

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ラーメンショップをパクったような名前と、まるで喫茶店のような店舗の外観。それに、地元のおばさん(つーても、俺よりは若いんだろうなあ(笑))が作るラーメンってことで、実はあまり期待はしていなかったんだけど・・・いや、まあ、いい方向に裏切られました。

注文したのは「野菜チャーシュー麺」750円也。

「ああ、野菜も麺もぐだぐだに煮た『家庭料理的』なラーメンが出てくるんだろうなあ・・・」と思ってたんだけど、シャキシャキの野菜に、茹で加減バッチシの麺のラーメンが出てきて驚きました。
ちゃんと「ラーメンがわかってる」おばさん(俺より若そうだけど(笑))だったんやあ。ごめーん。「麺はしっかり茹でて柔らかくせんと食べにくいけえねえ」と完全にラーメンという食べ物を誤解している田舎のドライブインのおばはんレベルで考えてましたわあ(^^;

ラーメンから塩バターラーメンのような良いバターの香りがほのかにするのは野菜炒めの油の香りか。食欲を刺激するわあ。

チャーシューは良く出来ているんだけど、きれいに出来すぎているし、味も肉の甘みがよく出ているものの(悪く言えば)「よくある味」で「業者製だろうな」と判断してたんだけど、これも手作りだそうです。
手作りでこの品質というのも素晴らしいね。まあ、優しい味で、デブラーメニスト(よくラーメンを食べる肥満児って意味)の俺的にはちょっと物足りなくもあるんだけど。でも、このラーメンにはよく合ってる味だと思いますわ。

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これはまた食べたくなる味だなあ・・・と。
もう13時を回っていたんだけど、地元の家族連れなどもひっきりなしに来店して、「確かにこれは地元民に地元の味として愛されるラーメンだな」と思ったのであります。

一緒に頼んだ「辛めし」280円也は、「チャーシューとネギを豆板醤、いや、コチジャンか?・・・で敢えて食べる単純な料理」だったんだけど、この辛さは、優しい味のラーメンによく合っていて、同時に注文することをおすすめします。

また行きたいんだけど、豊田町の方に行くこと、そうそう無いからなあ(^^;
先週末のツーリング。日曜の昼飯は山口市内の「ドラゴンラーメン 山口吉敷店」へ。
激安とんこつラーメンチェーン店である。

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どうせなら、山口市地場のラーメン屋行きんさいやという意見もあるでしょうが、ドラゴンラーメン行ったことないし、その前に居た山口県立美術館からも、国道9号線を数分間下って国道435号線分かれの手前で左折したらすぐって感じで行きやすかったしね。

さてさて。
ドラゴンラーメンというのはレギュラーのとんこつラーメンが 390円という激安ラーメンチェーン店なのね。「とんこつラーメンの地元・博多には、そのくらいの値段でうまいラーメン出す店、いっぱいあるぞ」的な話はいいから。今、九州の話ししてないんで黙っててね(笑)

この日、俺が注文したのは「赤らーめん」480円也。いわゆる「激辛ラーメン」なんだけど、それがこの値段なんだから嬉しいねえ(笑)

この店は必ず麺の固さを聞いてくるので「固麺」指定で。地元のおばあちゃん、「え?固さ?」って困ってたけどな。いきなり「麺の固さは?」って聞かれて。

麺の茹で具合はバッチリであった。ちゃんと典型的な低加水、低かんすいの素麺みたいな(という言い方は反論もあるでしょうが(^^;)博多ラーメンの麺で、ずるずるっと啜ってもしゃもしゃ咀嚼するの気持ち良い!(笑)

味の方はシンプルやったね。
「普通の豚骨スープに豆板醤溶かしただけじゃね?」って感じで(笑)
でも、まあ、それだけに「普通に美味しい」ラーメンだったよ。これが 480円なら文句はないよね。680円とかでこの味だったら「???」と思うかもしれんけど(笑)

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というわけで、この値段でこの内容なら・・・と納得できるラーメンだったんだけど、追加トッピングすると途端に値ごろ感が無くなるなあ。
「赤らーめん」も玉子を追加したら 580円。チャーシュー増量で 680円と、いきなり普通の値段になる。玉子追加で 580円って、結局普通のラーメンの値段じゃん。玉子入ってない、ネギとチャーシューときくらげだけの具だから 480円なんじゃん!と思えてきて、最後の最後に悲しい思いをしたのであった(笑)

玉子がどの程度のものなのかわからないけど、普通のゆで卵なら 50円でも提供できるやろう。トッピングでも「お、安い!」と驚かせてほしかったわ。

「金龍」なんかもそうだけど、ベースのラーメンは安く提供し、トッピングやサイドメニュー(半炒飯など)で儲けよう的な商売のやり方って、俺、嫌いなんだよねえ〜
大竹の国道2号線沿い。以前「金龍」があったところに二郎インスパイア系のラーメン屋が出来たでえ・・・という話を聞いたのは、もう何か月も前のことだった。

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ただ、場所的になかなか行く機会がなかった。広島に車で移動するときは玖珂か岩国で山陽自動車道に乗っちゃうから、大竹の 2号線を走る機会そのものが少ないからな(^^;;

が、やっと行けましたよ。
凡ミスで平日の夜に車で岩国~広島間を往復しなきゃいけなくなって(^^;;、帰りは高速代勿体無いんで下道通ったんで。

二郎インスパイア系ラーメン「りょう二郎」。

初めての訪店。店に入ったら、まず食券を買う。

俺はオリジナルの「ラーメン二郎」を知らない。写真で見る限り、豚の餌にしか見えない二郎のラーメンに全く食指は動かなかった。
てか、あの分厚いチャーシュー(?)を見ると吐き気を覚えるほどだ。不味そう(^^;;

しかし、「りょう二郎」の「赤りょう二郎ラーメン」890円也というのは美味そうだ。
唐辛子のきいた赤ラー油使用だと。
激辛ラーメン好きの俺の心を掴みやがった。

上に書いたように、俺は二郎ラーメンというものに全く興味がなかったので、本家二郎がこういうラーメンを出しているのか知らないが、そんなことはどうでもいい。
食いたいラーメンを食う。それだけだ。

そして、この、赤ラーメンは正解だった。

うめぇ~

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なんか、おろし生ニンニクが山盛りになった姿を見た時は「げげ」と思ったけど、このニンニクが全てじゃね。
醤油豚骨のスープも、このニンニクがよく合うというか、このニンニクが在って初めて完成するというか、もう、完璧にニンニクと融合してたね。
美味い。

見た目は赤赤してるけど、これ、びっくりするほど辛くはなくて、多分(さすがに辛いのが苦手な人は厳しいかもしれんけど)普通の人ならイケるレベルなんで試してみてもらいたいわ、夏ラーメンとして。
マジで、ヤサイ(もやし、キャベツ)にもこの赤マー油がいい「ドレッシング」(笑)になってるで。

これは豚の餌ではないな。
「美味しいラーメン」だ(笑)

しかし、やっぱ元になってる二郎オリジナルのラーメンが豚の餌だけに、俺が食ってた時は店員一人に客三人の計四人の男が店内にいたけど、全員デブでしたわ。俺も含めて(^^;;
先週金曜日。「鉄華」で晩飯を取った後は、そこから徒歩数分の立ち呑み屋「西乃屋」へ。

店には既に女性客が一人。
前回、俺が帰るのと入れ違いに入ってきた人やなあ。やっぱ常連さんだったか。

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ま、店の人や常連客と決して交わらず、黙って俺のペースで飲み食いし、さっと会計して去っていくのが 俺の「独り呑み」スタイル なので、まるで誰もいないかのように(笑)すすすっと奥のカウンターまで移動し、まずはビール・・・ではなく、お酒を。
既に「鉄華」で生ビール二杯をやってたからな。

お酒は「瑞冠 こわっぱ」一合 650円也。

それから黙ってカウンターに置かれた紙を1枚取り、「かしわ」270円、「ハツ」320円、「うずら(卵)」150円を注文。
前回、「白肝」がたいそう美味かったんだけど、とりあえず他のネタも試してみようと思って今回はパス。

「うずら」は別として、「かしわ」も「ハツ」もやっぱり他の焼き鳥屋と比べると肉が大きい。なかなかの食べごたえ。「ハツ一本で 320円かぁ〜」と思うんだけど、この大きさなら納得。そして、まあ、普通に美味い。

TVでカープ戦の中継を流していたので、瑞冠と焼鳥をやりながらしばし観戦。
ちなみに、「西乃屋」では BGM にしては割りと大きめの音量で音楽が流れており、TVの音声も消されている。

大将と常連女子がカープの話題に花を咲かせているが、もちろん俺はそれをまったく無視し、TVの画面をじっと見ているだけ。

「俺は俺のスタイルを貫くぜ!!」

・・・と思ってたのに、ここでブラッド(エルドレッド)が無茶苦茶空高く舞い上がったホームランを打つ。「あ、これ、フェンス際で捕られるやつや」と思ってたら入った(笑)

「おお」と歓声を上げる俺と大将。常連女子は画面を見ていなかったのか「え?なに?なに?」と戸惑っている。確かに、音声が消されてるから画面見てなかったら何が起こったかすぐにはわからんやろう。

「エルドレッドが無茶苦茶高く上がったホームラン打ったんですよ」

あ、話しかけちゃった(^^;

しばし、三人でホームラン談義に花を咲かせる。ああ、楽しい(笑)
いやいや、いかん、いかん。俺も「孤高の高血圧」と呼ばれ広島の独り呑み界を牽引してきた男だ。ここで迎合してはいかん。

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このタイミングで、「ささみ」240円と「ねぎ」150円を追加注文して会話の流れを切り、俺は再び黙ってTVを凝視する。
危うく「飲み屋で他の客に話しかけ、寂しさを紛らわせる孤独な中年男性」になるところだったぜ。
俺は独り呑みを愛し、独り呑みと運命をともにする覚悟をした男。孤高の高血圧。

しかーし、大将と常連女子の会話が、今度は「現在人気沸騰中のカープの通訳・クレートさん」の話題に・・・

「最近、日本語がうまくなってきて、若干面白さが薄れてきましたよね」

・・・ああ、また 話しかけてもうた(^^;

というわけで、この後は「俺が今年は未だズムスタでカープの勝ちに巡り合っていない」等、自分の話題まで積極的に織り交ぜつつ、俺は「隣になった人との会話を楽しむ」立ち呑み屋トークに身を委ねたのであります・・・

ああ、楽しかった・・・(おい)
先週水曜日は高校でPTAの評議会に出席したあとで、保護者仲間(高校の先輩)とともに玖珂駅前の「のれん」に。

本当は以前から「なかの」で一杯やりましょうって言ってたんだけど、なんとこの日は運悪く「火曜日が定休日の『なかの』が、たまたま火、水と連休する日」だった。
「じゃあ、中久亭に」と連絡すると、「中久亭」は「水曜日が定休日」であった。
運悪っ。俺ら運悪っ!!

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というわけで「のれん」にしたんだけど、先輩に「のれんに電話しなくても大丈夫ですか?」と聞くと、「のれんは大丈夫。事前連絡は不要」とのことだった。
のれん〜(^^;「なかの」や「中久亭」との扱いの違いぃ〜(^^;
あ、こんなこと書くと、祖生のソフトボール界のドン・T■君にまた「shinodaさんは、のれんが嫌い」というガセネタを流布されてしまう。もちろん俺は「のれん Love」ですよ!(笑)

「のれん」では 20時くらいから飲み始め、結局〆たのは 23時であった。
おっさん二人で居酒屋に 3時間(^^;
先輩のピッチが早いんで途中まで追従してたけど、「のれん」の焼酎ロックってコップにたっぷんたっぷんに入ってるんで、結局生ビール 3杯に焼酎ロック 2杯くらいで終了(^^; 先輩はどのくらい飲まれたのやら・・・

そうそう、俺は「のれん Love」なので、前回高校のPTA役員と先生で「のれん」で飲んだ時に、N元会長が「のれん」の生にんにくで腹を壊されてしまったのだが(^^;、悪いのは「のれん」ではなく「N元会長の腹」だということを証明するために「馬刺し」を注文。
馬肉で生のニンニクスライスを包んで、甘い刺身醤油に浸けて口に放り込むと、ああ、ああ、ああ、幸せぇ〜。芋焼酎で舌を洗いつつ、馬肉、ニンニク、濃厚な醤油の三位一体の幸せの波状攻撃を堪能。

しっかり歯磨きをして寝ても、翌朝は口の中全てが生ニンニクの匂いに満ち満ちているのだけど、腹の調子も絶好調!!ありがとう、「のれん」の生ニンニク!

・・・さてさて。

真面目な話しもしたが、それは冒頭 1時間くらいで終わり、あとは高校時代の(嫁さんから、決して子供たちの前ではするなときつく言われている)馬鹿話をしているうちに時間は過ぎてしまった。
嫁さんが 23時に塾帰りの長男坊を玖珂駅まで迎えにくるので、その車に同乗して祖生の我が家へ。

そうか。玖珂駅の近くで 23時まで飲めば、嫁さんに土下座して迎えの車をお願いしなくても、塾の迎えの車に同乗して帰れるのだ。ということで、俺の呑みは基本「玖珂駅近辺に 23時に行けるスケジュール」とします。
俺を呑みに誘っていただいた方は、必ず 23時までお付き合いください(笑)
反対に、23時以降はお付き合いいたしません(笑)

<追記>
「わたしがやられたのは生ニンニクではなく揚ニンニクだ」とNさんから指摘いただきました。すみません(^^;

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