お店: 2017年3月アーカイブ

小学校の先生の送別会に参加したあと、PTA のおっさん四人(Kモト君、SBタ君、Mチ君と俺)だけで行なった二次会の会場は、以前「天天漁港」があった場所に出来た中華料理屋「台湾料理 福来順 周東店」であった。
俺は以前一度家族で食事に来たことがあり、二度目の訪店であった。他の三人は消防団の打ち上げで利用したことがあるらしい。

ちょっと話がずれるが、俺はけっこうこまめにこのブログを更新しているので、俺が飲み食いした店について、ほぼ全て記事にしているのだろうと思われている方もいらっしゃるかもしれない。
それは大間違いです。
だいたい、実際に飲み食いした店の、三分の二くらいかなあ・・・ブログに書いているのは。
何件かハシゴした日などは、だいたいメインの店のエントリー(記事)はありません。抜けていることが多いです。それは「メインで飲み食いした店なので、ちゃんとした記事を書こう」と思っているうちに、だいたいそのまま放置されてしまう・・・って感じ(笑)
実際は、もっと暴飲暴食な日々を送っているのよ(笑)

で、話を戻す。

20170326_fukuraijyunn1.JPG
最初に書いたように家族で一度「福来順」にも来てるんだけど、その時はけっこう色々食べたんで、それら全部の感想を書くのもなんか面倒臭いなあなんて思いながら後回しにしているうちに、細かい内容を忘れちゃったので「もういいや」ってブログに書くのはやめちゃったという・・・(^^;
なので、このブログに「福来順」のエントリーは無い。

ただ、全体的な感想は覚えている。
食べ盛りの長男坊と次男坊は「普通に美味しいじゃん」とか言ってたんだけど、俺と嫁さんの感想は「ありきたりの単調な味で、そのくせ量だけは多いので食べ進めるのがつらい」というものだった。ちなみに元々中華が嫌いな娘は文句ばかり言ってたけど、まあ、それは無視ということで(笑)

チャーハンなど、最初の一口、二口は「おお、美味いねえ。なかなかイケるねえ」って感じなんだけど、同じ味が延々続くのでそのうち飽きてきちゃって、食べるのが辛い・・・みたいになっちゃう(^^;
味付けの問題なのか、具材の問題なのか?まあ、その両方の問題なんだろうけど。
なんか、ちょっとアクセントになるような具が入っていたり、味付けがもっと濃かったら「美味い」と最後まで思ったかもしれない。全体的に、味が「ぼんやり」しているのである。

・・・が、普通の麻婆豆腐よりも辛めの「特製麻婆豆腐」というのを、昨夜はビールの最初の「肴」として注文してみたのだが、これはかなり美味かった。

この麻婆豆腐。「え?家族連れが来る店で出す辛さなの、これ?」というレベルの辛さである。
俺は辛いものが好きなので平気だったが(それでも、食べながら会話をしていたら油断して一度だけ咽た(^^;)、そうでもないメンバーは天を見上げながら「辛っ、辛っ」と涙目で叫ぶしかない辛さだった。
あ、もちろん、辛いもの専門店が出すようなメニューや、辛さ指定 MAX の辛い品なんかと比べれば「子供だまし」だと思うよ。でも、上に書いたように「家族連れがメインターゲットの中華レストランで出す辛さか?」という疑問は呈される一品であった。実に美味い。俺はおかわりをしようとしたが、辛いものはそう得意ではないメンバーに阻止された(笑)

20170326_fukuraijyunn2.JPG
その他にも、「ピータン豆腐」など、「お、なんかいけるじゃん」って最後まで思える品がいくつかあった。
最後に皆が止めるのも聞かずSBタ君が注文を強行した「福来順ラーメン」は、以前感じた「ぼんやりした」一品だったけど(笑)

でも、この本気の「特製麻婆豆腐」を食べてしまうと、以前の「福来順」への印象は吹っ飛んでしまった。これは、もう一度家族で食べに来てみる価値はあるな。

結局、この日はおっさんばかりで 2時間以上おしゃべりを楽しみ(話し好きのおばさんの井戸端会議かい(^^;)、随分遅い時間にKモト君の奥さんに迎えに来ていただいた。申し訳ない。

ちなみに、この日のおっさんトークの内容が表に出ると大変な不幸を招く恐れがありますので、俺は墓場まで会話の内容を持っていく所存です(笑)

<追記>
「福来順」は正しくは「福来顺」と書いて、この「顺」の文字は UNICODE なら表記可能なんだけど、「検索キーワード」として考えると、従来どおり「福来順」の記述の方が良いんだろうなと思ったので、今回は「福来順」で最後まで記述している。
以前から気になっていたのだが、「HARAYA」同様なかなか訪れる機会のなかった店。「お食事処 おい川」。
仕事場に借りている十日市のマンションから徒歩 1分っていう場所なのに、外から見たところ、いかにも地元の人が屯っている古い居酒屋という感じがして、一人で入ることが出来なかったのだ。
ほら、俺、基本的に一人酒なので(笑)、店に入ったとたん、酔っ払った近所のじいさんたちにジロっと見られるのはご勘弁で(^^;

ただ、先週からずっと 22時過ぎまで客先で残業というのが続いてて、仕事が終わって飯を食おうと思うと、ラーメン屋やお好み焼屋はもう閉まってたりラストオーダーが済んでたり、そんな感じで店の選択に悩む状況が続いているのである。
だから先日ついに「HARAYA」を訪ねたし、この日もついに「おい川」の暖簾をくぐったというわけである。

20170321_oikawa01.JPG
「おい川」の中は、奥が厨房の「コの字」のカウンターになってて、俺は店に入ってすぐの、厨房と対峙する席に座った。
「地元の老人たちが屯し、他所者を排除する雰囲気」ということはまるでなくて(^^;、俺の他には若いアベックがいるだけであった。(ええと、俺は意地でも「アベック」という言葉を使い続けるよ!(笑))

実は「おい川」は 22:30ラストオーダーの 23時閉店であった。
俺が訪店したのがちょうど 22:30くらいだったので、ラストオーダーぎりぎりだったのだなあ。
もう少し早い時間だと、地元の老人がもう少し屯しているのかもしれない。

というのが、この店、熱燗(賀茂泉)一合が 300円なのである。安いよね。いや、全体的に飛び抜けて酒や肴などが安いとは思わなかったんだけど、熱燗は安いよね。一合 300円なら。
こういう安い酒があるところには、地元の老人が集まるのよ(^^;

さて、それはさておき、この店の女将さんなのか単なる給仕の人かわからないが、俺と同世代くらいの女性が一人で接客されていたのだけど、この人がものすごく話しかけてくる。いや、物静かな感じの人なんだけど、ちょっと沈黙が続くと「ここ数日、寒いですよね」とか、「今日は今までお仕事だったんですか?」とか、何かと話しかけてくる(^^;

俺は基本的に店の人とほとんど話さない。人見知りなんで目も合わせないし(笑)、そもそも俺は(喋りだすと止まらないので、俺のことを話し好きと誤解している人もいるだろうが)誰でもいいから話がしたいという欲求は皆無である。一人が好きだし、今までの長い人生の中で「人恋しい」と思ったことは一度もない。どんな一人ぼっちの状況でもだ。

いや、別に友達と呑みに出るのは楽しいし、酒を呑みながら喧々諤々と議論をしたりするのも大好きだ。でも、「ふらりと呑みに入った飲み屋の、初めて会ったスタッフと話をしたい」と思うほどの会話欲求は無いってことだ。

だからといって、店の人が話しかけてくるのを邪険に扱うほどの気難しい人間でもない(笑)
「おい川」でも、女将さん(と、便宜上決めさせてもらおう)から話しかけられたら、とりあえず二言、三言応えて、それから iPhone の画面をじっと凝視し「さあ、会話は終わりだ」オーラを出すというソフトなやり方で一人酒の世界に突入しようとしたのだが、駄目だった(笑)
多分、俺のような中年男が一人で飲み屋に来た場合、女将さんとの会話を楽しみたいと考えるのが普通なのだろう。女将さんは今までたくさんのそういう冴えない孤独な中年男を相手にしてきて、常に話しかけてあげることがサービスであると判断したのだ。

そして、俺が負けた(^^;

20170321_oikawa02.JPG
結局、店にいたのは 40分ほどだったのだが、その間、熱く「岩国の酒」について語り続けた(笑)
俺が「今、美味しいのはこの銘柄で」みたいに話をすると、女将さんはそれをメモに取りながら「そうなんですかぁ。他にもおすすめの銘柄はありますか?」なんて続きを促してくる。
「獺祭より美味い酒もいっぱいあって、俺の中の岩国酒ランキングでは獺祭は三位です」なんて話にも「へぇ~」と大きく眼を見開きながら頷く。そうすると俺も何か気分が良いから「五橋は大衆酒ってイメージが強いですけど、大吟醸なんかは日下無双、金雀と飲み比べても遜色ない美味さっすね」みたいに話を続けちゃったりして・・・(^^;

いやあ、一人酒をやりながらこんなにしゃべったの、ほんとに「ふくろう」以外じゃ無いわ(笑)
思わず、たった 40分の間に熱燗も三本いってしまった。喉を潤すために呑み続け(^^;

そして、意外に楽しかった(笑)

また近いうちに俺は「おい川」の暖簾をくぐることでしょう。人恋しい一人ぼっちの中年男として(笑)

このアーカイブについて

このページには、2017年3月以降に書かれたブログ記事のうちお店カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはお店: 2017年2月です。

次のアーカイブはお店: 2017年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。


2020年1月: 月別アーカイブ

月別 アーカイブ

電気ウナギ的○○ mobile ver.

携帯版「電気ウナギ的○○」はこちら