輪行(りんこう)というのは、自転車を輪行バッグというのに突っ込んで、公共の交通機関を使ってツーリングの開始場所まで移動したり、あるいはツーリング途中でコースをショートカットしたりすることなんだな。自転車の旅の行動範囲が広がるから素敵なんだな。
わしも、しまなみ海道ツーリングでは、広島~尾道、今治~松山(道後)の間をJRで移動したんよ。
昔は輪行バッグはJRでは手荷物扱いで、250円だか270円だかの手荷物料金を払わないといけなかったが、パンチパーマのスケート&自転車の女王・橋本聖子議員が輪行料廃止案を国会に提出、可決されたので、今ではタダなのだよね(JRでは)。サーフボードと同じ扱い。
ところで、輪行バッグの旅は、そんなに楽じゃないで。
空いてる新幹線なら楽勝だけどな。普通の車輌じゃ、空いててもシートとシートの間に輪行バッグは入らないから、デッキに立ってるしかないで。
混んでいたら、もう最悪。
電車で移動する時は、「指定席券なんか買っても無駄。素直に自由席券にして、輪行バッグと一緒にデッキで立ってましょう。」ってことや。これがコツ。
あと、タクシーに乗るときも注意。
まず、トランクには入らんのですな。ま、タクシーにはちゃんとトランクが閉まらなかった時のことを考えて、ボディーとトランクを結ぶゴム紐が用意されているから心配はないのですが、中には凄く嫌な顔をする運チャンも・・・。
いやあ、この間、宇品から江波まで乗ったタクシーは、リアウィンドウの真ん中に「菊の御紋」のステッカーがドンと貼ってある、どう見ても気の荒い右翼のオヤジという風貌の人。わしがトランクに輪行バッグを積んでいると、ペダルの位置を手で確かめ、すげえムッとした顔で「傷がつくじゃろうが」って・・・一言・・・。すげえ怖かったですな。
「タクシーに載せる時は、面倒臭くてもペダルは外そう!」ってことじゃね。
そうそう。広島~松山間の高速艇も輪行バッグ持ち込み可です。もちろんタダで。
いや、ちゃんと確認したわけじゃないけど、経験則で。
きちんと確認すると、「いえ、本当は有料です」なんてことになるといけないから、この件に関しては、そっとしておいてくれ!
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