12/28は広島で飲んだので、岩国駅まで嫁さんに迎えに来てもらった。
そうなると、通津駅に俺の通勤用軽自動車が置きっぱなしとなり、翌日それを取りにいかないといかん。
で、いつもは嫁さんに車で連れていってもらうのだが、今回は自転車で行ってみることにした。
いつもなら「危ないけえ、私が連れて行ってあげるよ」と言う嫁さんなのだが、この日は年末のバタバタで面倒臭かったのか、
「自転車で行くよ。」
「ああ、そう。気をつけてね。」
で会話は終わり。
俺は一人、玄関のサイクルハンガーにぶら下げている LOUIS GARNEAU RHC を下ろすと、ちょっとタイヤの空気を補填し、誰にも見送られることなく旅立ったのであった。とほほ。(^^;
祖生の自宅から通津駅までは 12km 弱の距離である。
中学、高校と、高森まで片道 10km の道を毎日自転車で通っていたんで、今でも 10km くらいは「ご近所」という感覚なのだが、祖生から通津に自転車で行ったことは一度もない。広島から通津には何度も自転車で行ったことがあるのに・・・だ。
理由は、祖生バイパスを由宇町に抜ける時のあの峠。
カープの二軍球場(由宇練習場)を知っている人にはわかってもらえるだろう。けっこうな坂なのだ。
はっきり言って、俺のように太っている人間には自転車でのヒルクライムは本当にきつい。なかなか、あの峠を越えて通津に行き、再び帰り道にあの峠を越えようという気にはならないものなのだ。
・・・が、今回は片道の旅である。通津駅まで行って終わりだ。片道なら、ま、いっかぁ・・・みたいな。:-)
自宅を出て 1.5km ほど走ったところで、この由宇の峠が始まる。
それから頂上まで、距離にして 1.5km で 150m の高低差を登る。10% の勾配というやつだ。
俺のように脚力の無い者には、シッティングで登れる限界かな、この辺が。(^^;
坂を登っていると、いやな中年男の「はっはっはっはっ・・・」という吐息が耳に入ってくる。あ、俺の声だ。(^^;ああ、やだなあ。前を女の人とかが走ってたら、確実に通報されちゃうよ。(^^;でも、どうやったって苦しい声がもれてしまうのだ。
何とか峠の頂にたどり着くと、後は(途中でちょっとした上りはあるけど)ずっと下り坂が続く。登ってきた距離の三倍ほど。往復だと、これを今度は逆に登らないといけないのでイヤになっちゃうんだが、今日は片道だからな!下るだけだからな!と気分良く下る・・・
いや、実は、なかなか気分良くとはいかないのだ。
何と言っても、こういう田舎の県道は道が悪い。特に、自転車が走る端っこの方は、少々のアスファルトの剥離なんかそのまま放置されてたり、あるいはいきなり道が途切れてコンクリート製の壁が出来てたり、走行ライン上に排水溝の蓋が配置されてたり、ムチャクチャなのだ。
そんなところを、700x23C の細いタイヤで走る(俺はびびりなので限界までスピードは出さないが、それでも下りで 50~60km/h のスピードは出てる)のだ。気持ち良いより「怖い」よ。
なんかさぁ、二酸化炭素排出量の抑制がどうの、エコがどうのなんて国や自治体は言ってるけどさぁ、そのもっとも強力なツールの一つである自転車のことをここまで考えてない道路整備ってどうなのよ?
「怖くないように、ゆっくり走れ」って?論点がずれてる。そういう問題じゃねえだろ。
今回走った道は、国道437号~県道149号~国道188号と市が管理してる道はないけどさ(^^;、取りあえず岩国市にメールしとくか。(笑)
まあ、そんなこんなで、祖生~通津駅までの約12km。40分もかけて走破しました。
さて、前例作っちゃったし、これからはいつも嫁さんに「自転車で行けば?」とか言われちゃうんだろうな。(^^;
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