とりあえず、もも肉をいくつかのブロックに切り分けて、燻製、コーンド・ヴェニスンあたりに加工してみようと思うんだけど、俺の切り方が下手で細切れになってしまった部分は、昨日ちょうど家で焼き肉をしたので、牛や豚と一緒に焼いて食ってしまった。
岩塩と黒胡椒を振って、それをホットプレートで焼いただけだが、いやあ、美味い。
如何にも赤身らしいさっぱりした味なのだが、最後にちょっとだけ牛レバーのような凝縮された肉の味を感じる。これが所謂野性味だろうか。これを「臭味」ととるか「旨味」ととるかは人それぞれだろうけど、うちの子供たちはその日食った牛や豚と比べても「鹿肉が一番柔らかくて美味かった」と言っていた。
ちなみに嫁さんも一切れ食って「柔らかいし、変な臭いもなくて美味しい。今日一番の驚き」と言っていた(笑)
しかし、「でも、向こうで悲しそうにこっちを見つめるバンビの姿が目に浮かんでこれ以上食べられない」とそれ以上は箸を付けなかった(笑)
嫁さんの場合、祖生に越してきた年の冬、とんどで振る舞われた猪肉が「ハズレ」だったのでそれがトラウマになってるんだよな(^^;発情期で脂肪が蝋化した雄の肉とか、そういうのが当たったんだろう。
おかげで、猪肉とか鹿肉とか、所謂ジビエにすげえ拒否感がある。なもんで、もっぱら我が家でのジビエ肉の消費は俺一人が担っていたわけだが、今後は嫁さんや息子たちにも「美味いジビエ肉」を教えこんでいかないと。
来冬は俺も猟師デビューの予定だし(笑)
ところで、鹿肉の焼き肉を一番気に入っていたのは次男坊で、最初の一皿目はほとんど一人で食ってしまった。
次男坊には最初から「これ、鹿肉だから食ってみろ」と勧めたんだけど、特に抵抗感もなく「美味い、美味い」と言いながら、レア状態のヤツをどんどん口に運んでいく(1週間ほどしっかり冷凍していたのでレアでもまったく問題無し)。俺はしっかり焼いた肉が好きなので、ほとんど俺の口に入ってこない状態になってしまった(^^;
長男坊には鹿肉ということは伏せて皿に取ってやり、長男坊が食ってる最中に「それ、鹿肉やで」と種明かしをすると一瞬「え?」と驚いた顔をしたが、その後はアメリカ産の固い牛肉を避け(^^;(いやあ、安い肉だったもんで(^^;)鹿肉を選って食っていた。
ということで、貧乏で良い牛肉が変えなかった我が家の「スタープレイヤー無き焼き肉球団」の良い「花形」になってくれました>長門の鹿肉
猟師・けいごくん、美味しい肉をありがとう!
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