猟期を前に、家の近場でヒヨドリやヤマバトを撃てるところないかなあ・・・と散策。
しかし、ヒヨドリってホント、銃を撃てないところにばかりいるよなあ(^^;
家の近くにはあんなにいっぱいいるのに、ちょっと山に入るともう姿がまったく見えない。
今日も結局、うちの一番奥にある田んぼの近くの山で、「ほっほ~ほほ~、ほっほ~ほほ~」と鳴くヤマバト二羽を確認できただけだった。
あの辺に、冬になったらみかん置いてヒヨドリをおびき寄せるか(^^;
しかし、猟師になってよかったなあと思うのは、こうして山などの自然に興味が出てきたこと。
いや、ホントに、俺、人生50年、まったく田舎の風景なんかに興味なかったからね(笑)
自分が住んでる田舎の川に、どんな魚がいるのかとか、山にはどんな動物がいるのかとか、そんなことを考えたこともなかった。
川や山を生き物が生きている場所って認識してなかったんだな。もちろん、論理的に「そういう場所」だということはわかっていたけど、それが自然に意識に浸透はしてなかったね。
だから、自然と共存、共生とか、そんなこともほとんど考えたことがなかった。多分、俺みたいな人間が平気で自然を破壊するんだと思うね(笑)
「自然を楽しむために、この山削ってキャンプ場にしましょう!!」とか(笑)
でも、「猟の獲物のことを考える」過程で、自然と人間の関わりを色々考えるようになったわ。いや、それが即行動に出るわけではないけど、でも、なるべく自然に対してはローインパクトで、それでもなるべく自然の恩恵は受けつつ生きていきたいと考えている。
この「自然の恩恵は受けつつ」という部分が大切だよね。共生だ。
こう考えるようになれたのは、ホントに猟師になったからこそ。
「でも、銃で撃って動物を殺すんだろ!!」って言う馬鹿を納得させる知識をまだ俺は持ちあわせていないので、そういう馬鹿には「うるせえ。この短絡思考馬鹿」としか言えないんだけど、銃猟も立派な「人間と自然の関わり」です。馬鹿にはわからないと思うけど。
まあ、そんなことを考えつつ里山をめぐり、いちじくを見つけそれを食い(うちのいちじくの木だから(笑))、柿を見つけそれを食い(うちの柿の木だから(笑))、大きく実って落ちた栗を拾う(うちの栗の木だから(笑))。
俺は都会にも田舎にもそれぞれ良いところ、悪いところがあるのを知っているから、今までこういうことはあまり言ったことがないんだけど、「田舎っていいな」と近頃本当にそう思う。
あ、でも、祖生の山にオフロードバイクのコース、作りたいんだよなあ(笑)
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