キャンプ用ストーブの燃焼実験

昨日の午前中は、小雨降る中、家の前の用水路の側の空き地で、テント内で使用するキャンプ用ストーブ(ホンマ製作所製 APS-52)を組み立てて燃焼実験をした。傍から見たら完全なキチガイだ。

20160507_honma3.JPG
もし、Nordisk Alfheim 12.6 の中にストーブを持ち込み、入り口から煙突を出そうとすると、横方向にそれなりの長さが必要なのだが、どうも煙突効果を得ようとすると縦方向にその 2倍の長さが必要らしい。

しかし、今の手持ちの煙突だと縦方向に 2倍の長さは確保できない。
具体的には、エビ曲げ部を除き、横方向の有効長が約 1m20cm。縦方向が 1m58cmになる。半直筒一本分(有効長 375mm)長く出来るだけだ。2倍どころか、たった 1.32倍だ。直筒一本分(有効長 830mm)足りないんだよねえ。

これでホントに煙突効果が不十分なのかどうなのか・・・
煙突効果が不十分だと、ストーブ内に新しい空気を吸い込む力が出ないので火が燃えづらくなるし、煙の逆流も起きるので危険だ。一酸化炭素中毒とか。

しかし、ホントに縦の長さが横方向の倍もいるんかね?
確かに机上のややこしい計算ではそうなんかもしれんけど、意外に実際は大丈夫なんじゃないの?

・・・というわけで、試しに薪を燃やしてみた。

20160507_honma2.JPG
結論から言うと、火をつけた最初は若干逆流量(焚き口から煙が出てくる量)が多い気もする。
ただ、しばらく燃やして煙突が温まってくると、火は完全にストーブの奥側に向けて強く燃え始める。焚き口下の空気穴から勢い良く新しい空気が吸い込まれていっているのがわかる。
もちろん、逆流煙は一切出ない。
薪も最後まできれいに燃えて全て灰になった。

まあ、そういうわけで、縦の長さが横の倍なくても大丈夫そうよ。
実際、朝市のところのコンテナハウスで、同じホンマ製作所製のブリキ薪ストーブを使っているけど、煙突の縦横の比率は今回とあんま変わらないわ。少なくとも 2倍は絶対無い。それでも 2年間ノントラブルで運用できてるからなあ。
一酸化炭素警報機は動かしているんだけど、一度も警報が鳴ったことはないしな。

それでも、冬になる前に一度、自宅の前にアルフェイムを立てて、一酸化炭素警報機を持ち込んで測定してみんといかんなあ。

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このページは、shinodaが2016年5月 9日 02:17に書いたブログ記事です。

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