「広島酒呑童子」は古くから紙屋町にある居酒屋である。
一度は行ったことがあるって人が広島にはそれなりにいるんじゃないだろうか?うちの嫁さんも20年くらい前に飲みに行ったことがあるそうだ。
「酒天童子」の Web サイトにも「広島酒呑童子は、150種類以上の料理、30種類以上の日本酒、150種類以上の焼酎を取り揃えた、昭和の名残を残す居酒屋になります。」と書かれているように、見た目も良い具合にくたびれていて、その場でたくさんの酔っ払いを見つめながら、粛々と時を経てきた面白味がある。
かと言って、もちろん歴史ある高級店の類ではない。あくまて庶民のための飲み屋であることは確かだ。
俺らが金曜日の飲み会の場所を「酒呑童子」に決めたのは、ここが日本酒の品揃えの豊富な店だからに尽きる。
実は俺、散々この店の前を通りながら、一度も訪店したことがなかった。
この店が日本酒を多く揃えた店だということも、ネットで調べて知った。いや、調べてくれたのは、この会を企画したUノさんである。
俺は、Uノさんが調べた「広島で日本酒をたくさん置いている(と言われる)店」三店の中から、「あ、酒呑童子。この前をよく歩きますよ。職場からも近いし、ここにしましょうか」と、この日一緒に飲んだ三人の中で一番の年長者として宴会場所に決めただけである。
この日の飲み会のテーマは、ただただ「美味い日本酒を飲みましょう」というものだった。
以前参加していたプロジェクトのメンバーは割とちょくちょく集まって飲み会をするのだが、今回はその中でも特に飲酒量の多い三人だけで集まった。
俺らの飲み会はきっちり割り勘が基本だが、毎回清算の時、「なんか、俺、すげえ酒飲んじゃったし、なんか、これで割り勘とか、ほんと申し訳ないわ」と秘かに思っていた三人である。
「じゃあ、『俺いっぱい飲んじゃったから多めに払うね』ってすればいいじゃん」って?それ言っちゃう?(^^;
それは嫌だ(笑)
一緒に飲んだからには割り勘だ。細かく計算なんて面倒くせえ!
まあ、そういう三人だったので、この日は飲みに飲んで御代が一人 7千円くらいになったよ(^^;; いつもの飲み代の倍以上やな(^^;;
まあ、その分、色々な酒を飲めて楽しめました。
「而今(じこん)」、「鍋島」などの有名どころに加え、「越乃寒梅」のように「そういえば昔よく飲んだなあ」という懐かしい酒や、「出羽桜」「一白水成」「南部美人」という酒処・東北のお酒、店長お薦めの「作(ざく)」。これはガンダムファンに人気の酒だそうである(笑)
あと、日頃四国の酒を飲むことがないので、香川の「凱陣(がいじん)」と高知の「しらぎく NOREN」をやってみた。
「凱陣(がいじん)」うめえぇ。
この店はよくある「飲み比べセット」だけでも 4種類くらいあったりして、ちょっとずつ色々な酒が楽しめて本当に良いわ。
他にもいくつか飲んだんだけど、メモるの忘れててわかんなくなっちゃった(^^; 仕方ないから、またチャレンジだな(おい(^^;)
一番美味かったのはどれかなあ・・・
「而今」や「鍋島」「凱陣」あたりの有名どころはやっぱ美味かったけど、意外なところで、岡山県の「多賀治(たかじ)」かなあ。
利き酒で飲んだんで、そんなにグレードの高い酒じゃなかったと思うんだけど、フルーティーな香りと柔らかい飲み口で、ランク上の酒の味がするって感じだったわ。大変美味かった。今度、どっかで見かけたら買ってみんといかんなあ。
いや、ほんと、こんなに色々な酒を一晩で飲めて幸せ。「多賀治」のような発見もあったし。
また、この店、食べ物も美味かったんだけど、そのへんの話も別のエントリーで書いておこうと思います。
コメントする