もう一度行きたいと思いながらなかなか行けなかった「おかげさん」に、先日やっと秘密結社「囲む会」のメンバーと行くことができた。
「おかげさん」は袋町にある小さな居酒屋だ。8人ほどが座れるカウンターと、4人掛けのテーブルがひとつ置かれた座敷があるだけである。入り口がわかりづらく、店の大将が意識しているかどうかは別として、ちょっとした「隠れ家」的な店だ。
入り口までのエントリーは飛び石になっており、なんか落ち着いた上品さがある。なので、いざ入り口の戸を開けて中に入ると、あまりに「雑然とした普通の居酒屋」体とした雰囲気に驚いてしまう(笑)
この日は生憎カウンターには空き無し。
ということで座敷に通されたのだが、これがまた最高であった。
なんと、板場のすぐ横を通って奥へいくのだ。完全に従業員のプライベート空間やん(笑)。ほら、住居兼用の店舗の「住居の方」だ(笑)。秘密基地的でもある。隠れ家の中の秘密基地か(笑)
しかも、壁紙にもいい具合にしみや破れがあって、昭和な香りが濃い。ああ、落ち着く(笑)
それと、ここに通されて初めてこの店が「良い日本酒」を置いていることに気づいた。前回来た時にはドブロクのソーダ割ばかり飲んでいたのだ。
薄汚れた壁に貼られた「九頭龍(福井)純米 590円」などのお品書きが嬉しい。
前回訪店時、この店は食べ物は美味いのに、あまり良い酒を置いてないなあと残念に思ったのだが、それは表の雑然としたメニューの中から俺が日本酒を見つけられなかっただけのようだ(^^;
「華鳩 純米吟醸 中取り 別注品(生)」や「富久長 純米吟醸 水引ラベル」をやりながら(ともに広島県の酒)、食べたくて食べたくて仕方のなかった「にぎりずし 5貫」や「しめ鯖」をいただく。うめぇ、うめぇ。
前回訪店時とまったく同じ内容だが、美味いからいいのだ。反対に、せっかく「おかげさん」に来たのに「にぎりずし 5貫」を食べずに帰るなんて信じられない!(笑)
というわけで、二回しか来たことがないのに、この店は大のお気に入りになった。
また近々に行きたい。そして、奥の座敷で日本酒と寿司を食べたいものだ(笑)
あ、でも、小さい店なので、あんまり褒めて客が増えたら、それはそれでいやだなあ(^^;
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