Dandy Fishermen's Club 第一回例会の話のつづき。
三人のダンディーが次に向かったのは、由宇町の「有家港」である。俺はなんて読むのかわからなかったが、Mイ紳士が教えてくれた。「あらけこう」である。
「みなとオアシスゆう」の西側にある港だ。遊歩道を一本挟んで「みなとオアシス」と接している。
それだけに、親子連れも多い。おっさん三人では少々場違いな感じもあったが、まあ、大丈夫。三人でいれば、喜びは三倍に、場違い感は三分の一だ。
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三人のダンディーが次に向かったのは、由宇町の「有家港」である。俺はなんて読むのかわからなかったが、Mイ紳士が教えてくれた。「あらけこう」である。
「みなとオアシスゆう」の西側にある港だ。遊歩道を一本挟んで「みなとオアシス」と接している。
それだけに、親子連れも多い。おっさん三人では少々場違いな感じもあったが、まあ、大丈夫。三人でいれば、喜びは三倍に、場違い感は三分の一だ。
港の東側から続く防波堤はすでに釣り人でいっぱいだった。我々は西側の、おっさんが一人座ってチヌかなんかを釣っている防波堤の方へ回った。
俺とSボ紳士は海に向かって垂直に伸びる防波堤の中ほどでキャスト開始。波止の石がたくさん沈められており、いかにもロックフィッシュが潜んでいそうだったのだ。
Mイ紳士はひとりで突端部へ向かった・・・と思ったらすぐに帰ってきた。
なんと、一投目でハゼがヒットしたとのこと。大畠港で上げたものより一回り以上大きい。なかなかのグッドサイズである。
俺とSボ紳士はしばらく同じ場所で粘ったのだが当たりすら無し。
ちなみに俺はスプリットショットリグだったので、そもそも当たりは取りづらいんだが(^^;
Sボ紳士に「突端の方が釣れそうっすね」とアドバイスを送り、俺は港の外に並べられているテトラポット群の方へ。本当は海に向かって伸びるテトラ群の先まで行きたかったのだが、三分の一、いや、四分の一ほどのところで断念(^^;
いやあ、足を滑らせて落ちそうになり、慌てて隣のテトラで足を踏ん張ったのだが、その瞬間、高いところから飛び降りたときのように足のしびれと膝の痛みが・・・(^^;
これが体重 90kgオーバーの衝撃か!!俺は常に「身軽なデブ」を口にして、事実、釣り場でテトラの上をひょいひょいと歩いていたのだが、90kg を超えるとそれもままならない。体重が 100kgを超えると、JIS規格の椅子などが壊れ始めるそうだが(^^;、90kgを超えるとテトラの上の歩行が困難になるらしい・・・
痛みに顔をゆがめつつ、テトラ群と並行に沖に向けてキャスト。しばらくそのままほっておいて、巻き始めるとラインが走った。でも軽い。やはり、想像どおりのミニカサゴだ(^^;;;
ま、いっか。これで有家港でもボウズじゃないぞ(笑)
傷む膝をかばいながら防波堤に戻ると、大畠港ではボウズだったSボ紳士も良いサイズのハゼを上げられていた。ここでは紳士全員魚を釣ることができた。Sボ紳士も、海でのルアーゲームで初めての獲物に嬉しそうである。
少しだけだが、仕事、仕事で澱んだ気持ちが晴れた。やはり釣りは良い。
2ケ所回って三人でハゼ 4匹、カサゴ 1匹の釣果。本格的に釣りをしている人には「なんじゃそりゃ」と笑われるかもしれない。
しかし、これでいいのだ。
普段着で、まるで自販機にジュースを買いに出るかのような気軽さで、ほんの二、三時間ロッドを振って、一、二匹の釣果に喜ぶ。この力の抜けようがフィッシング紳士の会のダンディズムである(笑)
俺たちは移動も含めて三時間ほどの休憩を十分楽しみ、再び仕事をするため 188号線を帰路についたのであった。
俺たちは忙しい(笑)
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