Windows10 Pro バージョン20H2へのアップデートで出てきた問題

Windows 10 Pro のバージョン 2004 から 20H2 へのアップデート(いわゆる秋の大型アップデート)を、先週末にお客さんの PC で実施した。

その時に発生したトラブルのメモ。(3点だけだが)

1. 20H2にアップデート後、共有設定が勝手にリセットされていた

お客さんで使われているシステムは、サーバ機(サーバOSではなく、普通の  Win10 Pro)とクライアント(こちらも Win10 Pro 機複数台)間で、お互いの共有フォルダを「パスワード無し」で読み書きできないといけない。
(このことに関して言いたいことがある人もいるだろうが、様々な物理的な要因で安全は確保されており、この共有による「安全上の問題」は存在しないことを書いておく)
しかし、20H2 へのアップデート後、全ての PC でこの設定がリセットされていたのだ。そのため、システムの一部機能が正常に動かなかった。
具体的には、「すべてのネットワーク」のパスワード保護共有の設定で「パスワード保護共有を無効にする」(匿名アクセス可能)にチェックを入れていたのだが、これが全て「パスワード保護共有を有効にする」に変わっていた(戻っていたというべきか)
そのためパスワード要求が発生し、サーバとクライアント双方でファイル共有が行えなかった。
もう一度、「無効」に設定し、問題は解消された。

2. 上記の設定が行えない端末が一台

上記のパスワード保護共有の問題で、「パスワード保護共有を無効にする」の設定に戻せない PC が一台あった。(チェックしても、勝手に外れちゃう)
これは唯一 32bit 版の Win10 Pro が動いている PC でだけ発生した。結局、「Guest ユーザのパスワードを空にする」必要があった。もともと匿名アクセスは可能にしていたので、Guest ユーザのパスワードは空だったはずだが・・・

3. なぜか管理者権限でプログラムが実行されない

管理者権限ユーザでログインし、プログラムを実行すると、管理者権限がないため一部の OCX ファイルの読込ができずエラーが発生する。
右ボタンメニューから「管理者で実行」を選べば、正常に実行される。

ログインユーザのユーザアカウントの種類を確認すると「アカウントの種類」は「管理者」になっている。「???」と思いながらそのまま「OK」ボタンを押し、再びプログラムを実行してみたらちゃんと実行された。
なんなの、もう!?(^^;;;
これも 32bit版 Win10 Pro 端末で発生した。しかし、このプログラム自体、この端末でしか実行しないので、64bit版でどうなのかは未確認。

ということで、匿名アクセスを利用していたり、管理者権限でプログラムを実行する必要ある人以外にはあまり関係ない話だけど、俺が遭遇した Windows10 Pro バージョン 20H2 へのアップデートで発生した問題でした。

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このページは、shinodaが2020年10月26日 12:09に書いたブログ記事です。

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