この土曜日の夜。三蒲港で惨敗・・・
Mイ紳士はジグサビキでキス一尾を上げたけど、俺とSボ紳士はアタリすらない丸ボウズである。
血だらけの膝で車のところに戻った俺は(なぜ俺が血だらけなのかは、三蒲漁港の話をご覧ください(^^;)、常夜灯の下で着実にアジを釣り上げているサビキ老人とその孫に聞こえないように声を潜め、俺が実はチューブ式のオキアミとサビキのセットを持っていることを紳士たちに告げた。
そして、「元々あの場所は俺たちが紳士的態度で老人たちに譲ってあげた場所。三人で囲んで『ここは本来俺らの場所やぞ』と脅せば、相手は老人と子供。逃げていくのではないか?そのあとで俺たちがサビキでアジをウハウハと釣ればいいのではないか?」と提案した。
もちろん二人の紳士の答えは「苦笑い」であった。
いかん、いかん。あまりの惨敗ぶりに俺もおかしくなっていた(笑)。なんて恐ろしいことを考えていたのだ、俺は。
俺たちは紳士である。生き餌を触って手を汚すのがいやな紳士である。老人と子供を排除できたとしても、そのあとオキアミで手を汚すのでは意味がない。俺たちは紳士なのだ。手がオキアミ臭い紳士がいるか?ボウズだろうと、紳士であることを忘れるな!←なんかずれてる(^^;;;
というわけで(^^;、このまま引き下がれない我々は、次の戦場へ赴くことにしたのだ。
それが「弁天埠頭」である。
三蒲漁港から車で 10分ほどだっただろうか。まさにザ・岸壁な埠頭であった。
きれいに整備された岸壁に囲まれた湾にはロックフィッシュが潜むような岩やテトラなどはなく、もう、ただただ沖に向かってジグサビキを投げ続けるしかなった。真っ暗な海に向かって。Mイ紳士はエギを。Sボ紳士はジグを。ひたすら、ひたすら。そして結果は・・・我ら三紳士、全員ボウズ(笑)。
Mイ紳士が言った。
「夜はだめですね。夜にルアーを投げても魚は来ないですね。ルアーは明るいときに使わないと・・・」
それだ!!それこそ真理だ!!ルアーフィッシングの真理だ!!(笑)
「ですよね。真っ暗闇でルアー投げたって、魚にもルアーなんて見えませんしね」「今日は夜だったからだめだったんですよね。昼ならガバガバだったでしょうね」「動画で見たけど、ジグはただ巻くだけで釣れるみたいですよ」「昼間ならダイソーのジグでも投げるたびに釣れるみたいです」と、俺たちに笑顔が戻った。
そうだ!昼間ならむちゃくちゃ釣れるのだ。昼に釣りをして、夜は仕事をするのだ。夜は朝まで仕事をするのだ。
今度の紳士の会の活動は昼間にすることを約束して、俺たちは朝まで仕事をするために帰路に着いたのであった。
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