日曜日。午前中は自宅で持ち帰り案件のプログラミングをして、午後から息子の引っ越しを手伝うために山口市へ。
すると、俺のスマホがぶるぶると震え、LINE に嬉しい知らせが入った。
「釣り紳士周防大島ポイントリスト」で俺が「✕」(釣行したけど釣果なし)を付けていた「神浦漁港」で、Sポ紳士がメバルとアイナメを釣ったという知らせである。
よし、神浦漁港は「✕」から「○」へ。
現在、リストには 55箇所のポイントが載っており、うち49箇所で「フィッシャーマンズ紳士の会」の紳士の誰かがロッドを振っている。そして、24箇所で釣果あり。つまり 25箇所でボウズを食らっているので、今は 24勝25敗で負け越している・・・
ひとつでも「○」が増えるのは、釣った本人のみならず、紳士の会の他のダンディーたちにとっても喜びである。
俺が「神浦漁港」を攻めたのは 1/24(土)15:50であった。
中潮の上げ潮が止まり、17:23の満潮までほとんど潮の動かない時間帯に入ったばかりで、まあ、潮もよくなかったんだけど、問題は強風と高波であった。強い風による波が防波堤に当たり瀬戸内海とは思えぬ飛沫を高々とあげていた。
防波堤の壁の影に隠れ、風を避けながら準備をしたのだが、強風のため物陰でも空気が巻いており、PE ライン 02号の道糸に 4lb のフロロカーボンのリーダーという超ライトなタックルだと、糸の先が常に震えててスナップを取り付けるのさえ一苦労状態・・・
そして、やっとカブラを取り付け、防波堤の壁の上に上がり、ちょっと幅の広い平均台を歩くようにして中ほどまで進み、足元を覗き込んだときにそれは起きた。
突然背中からの突風に押され、俺は前のめりにバランスを崩した。危うく港外の海へ真っ逆さま・・・。中潮で潮位もあまりないし、神浦港は小さな港だが、防波堤は高い。海面まで 3~4mはあるだろう。土台の石もあるし、落ちたら死んでいただろう。
自分でも信じられないくらい俊敏に身体を前後に動かしバランスを取ると(端から見たら、俺が激しく怪しげな創作ダンスを踊っているように見えただろう)、なんとか落下は免れた。しかし、もう膝がガクガクですよ、恐怖で。
俺は相撲取りのように重心を下げ、すり足でそろーり、そろーりと防波堤の端まで戻ったのでありました(^^;;;
ついつい、初めて来たところだったので「強風で釣りになりそうにないけど、何回かキャスティングしてみよう」と欲張ったのがいけなかった。
「せっかく来たんだけど、危なそうだからやめておこう」と思う勇気を持たないと。(って、50代のおっさんが今更気づくようなことか?(笑))
そんな、俺を殺そうとした港で一週間後、見事釣果を上げてくれた紳士仲間よ、ありがとう(笑)
コメントする