12/11(土)~12(日)と、職場のキャンプ仲間と日積キャンプ場に。
この日の晩飯は「おでん」であった。
「へえ、なんかキャンプ飯って言っても普通なんじゃね」と思ったかもしれないが、実際、キャンプだからといって俺たちは特別なものを食べるわけではない。寒いときには「おでん」ってのは、当然キャンプでもよくあることだ。
ただ、この日の「おでん」は「オイスターソースおでん」であった(^^;
職場にゴンちゃんという北海道出身の子がいる。
昼休みにキャンプ飯を何にするか悩んでいた俺は、そうだ、おでんが手軽でいいかもなと思いつき、前の席のゴンちゃんにどんなおでんの具が好きか聞いてみたのだ。参考に。
しかし、そのとき、俺の頭にひとつの疑問が。北海道ってとにかく寒いので、もしかしたらおでんなんて中途半端なものは全然食べられてないかも?・・・と。だから俺はゴンちゃんに、「北海道でもおでんって食べるの?」と聞いてみたのである。
その答えは少し怒りを含んでいた。「失礼ですね!北海道を何だと思ってるんですか!!おでん、普通に食べますよ!!」・・・と(^^;;
「ごめん、ごめん。そりゃ北海道だっておでん食べるよね」
「普通に食べます」ゴンちゃんはもう一度念押しするようにそう答えた。
しかし、それに続いて発せられたゴンちゃんの言葉は、全然「普通」ではなかったのである。
「やっぱり、オイスターソースに塩をひとつまみ入れたおでんが最高ですよね」と。
「オイスターソース?おでんに?初めて聞いた。北海道のおでんってオイスターソース味なん?(笑)」
笑いながらの俺のこの言葉に再びゴンちゃんは怒り、結局俺がキャンプめしで「オイスターソースおでん」を作って味を確認するという話になってしまったのである(^^;;;
とりあえず作ってみた。オイスターソースを湯に溶いて塩で味を調節する。
意外だったが、オイスターソースで美味しいスープができるのね(笑)。炒め物で使ったことしかなかったのでちょっと驚いた。
しかし、なんか「おでん」として美味しくはならないのである。
具は、「大根」「卵」という定番に、「アスパラ」「鶏せせり」「ホタテ貝柱」「タコ」に、ゴンちゃん推薦の「白子」「たけのこ(水煮)」「ミニトマト」を導入。食べてみるとイマイチなのだ。
もちろん、オイスターソース味のおでんの「正解の味」は知らないのだが、「これは正解じゃない」というのはわかる。スープは美味しいのに、具を食べると「一味足りない」感じなのである。
LINEでゴンちゃんに確認すると「オイスターソースが足りないんじゃないか?」とのことで、少し足してみたが、やはり状況は変わらない。
結局、答えは「練り物をいれる」であった。
一応、ごぼう天を買ってたのだが、オイスターソース味のおでんということで、本能的に合わないと感じてしまっていたのか、すっかり入れるのを忘れていた。それを入れると一気に「おでんの味」として全体がまとまったのである。
ごぼう天から染み出す油や練り物らしい味で、今まで「オイスターソース味のスープで煮られた何か」でしかなかった具たちが、一気に「おでんの具」に変身した感じだ。
やっぱ、おでんに練り物は必須なんじゃね~
コメントする