一昨日、中国新聞とKRY山口放送の二社にとてもいい記事、ニュースを発信していただいた。
中国新聞は「20年の実績あるのになぜ? 岩国の高森高・みどり中一貫教育取りやめに住民ら反発」という記事の中で、我々が当初から持っている「なぜこんなに唐突/早急に高森みどり中学校を潰そうとするのか?県のその意図は?」という疑問や、県の進め方の不味さから生徒の中に「僕たちが悪いから廃校になるのか?」という不安が生じていることをしっかり書いていただいた。
県は「少子化」「岩国市内の児童の減少」と言っておけば理由になると思っているが(それを信じてしまっている人もいるが)、県立中学校についてはそう単純な話ではない。岩国市内の児童の減少がダイレクトに高森みどり中の志願者の減少に結びつかないことは県もわかっているのに、我々を馬鹿な愚民と思っているのか、堂々とミスリードしている。
また「同じような県立中学校が 2校もいらんよね(みどり中で培ったものは新しい学校に引き継ぐんでいいでしょ?)」という県の言い分も、実際に子供を学校に通わせてきた我々には納得できない。
その点は、KRY山口放送の「【山口】「高森みどり中ならではの行事」伝統の英語教育」というニュースの中でも取り上げていただいた。
開校のときから続く、オーストラリアでの語学研修を含めた英語教育についてのニュースである。
「こうした特色ある学習指導をしている学校をなぜ募集停止に?」と疑問を呈していただいている。
ちなみにこの授業では、岩国、岩国総合、熊毛南、光、華陵(2人)、徳山、新南陽、防府高校から9人ものALT(外国語指導助手)に参加していただいたそうである。
つまり県も、現場では今でも「高森みどり中の生徒たちにしっかりと満足できる教育を受けさせたい」という思いで職員の皆さんが動いてくれているということである。
こんな騒動になっている諸悪の根源は繁吉健志教育長と一部の幹部だけ。さらに言えば(多分)ろくに中身を吟味することなく「これで進めんさい」と納得した県議会の一部の議員たちだけだろう。
多くの職員の方は本当に身を削って子供たちのために働いていてくださっているのがわかる。感謝しかない。そして諸悪の根源たちには不信感しかない。
本来であれば我々と一緒に戦ってくれるはずである地元県議のサポートもなく、我々は槍一本で人食い虎に挑む少年のようなものだ。
記事を読んだりニュースを見たりして、「あ、そういうことなの?」と槍を手にして共に戦ってくれる人が増えることを願いたい。
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