佐々岡はやはり監督には向いていなかったのだろう

昨日は広島がヤクルトと引き分け、阪神が巨人に負けたので、やっと 7ゲーム差に復帰か。
ほんま、阪神負けんね。いや、昨日は負けたけど、カープが地元での試合を 2勝1敗ペースで頑張ってる横で 6連勝とかしてるし、まったく。

いや、まあ、今回はその話ではなく、昨日の RCC ラジオの中継を聞いてて「ほんま佐々岡監督は負けるべくして負けてたのねえ」と思ったので、その話。

昨日の野球中継は昨年までカープの監督を務めていた佐々岡真司氏(以下佐々岡)だった。
前からそうなんだけど、佐々岡の解説を聞いていると、「ああ、この人が監督だったときカープが弱かったのは、やっぱり監督の手腕に拠るものが大きかったんだなあ」と思わされる。

昨日も、なんとか同点に持ち込みたい 8回裏。1回に6点入れてから 6回ゼロの続いているカープ。エラーで 2塁に達したデビッドソン(代走: 曽根)を 3塁に送るために、新井監督は坂倉に"一軍の試合で 2回しかしたことがない"送りバントをさせる。これに成功してランナー 3塁へ。

この前に坂倉がバントの構えをしたのを見た佐々岡がしきりに「坂倉のバットを捨てる(打たせない)のはもったいないですねえ」と発言。坂倉には打たせるべきだと言う。いや、俺も「お、打たせんのか?」とは思ったけど、「まあ、同点にしときたいもんな」と納得。
実際、前の回。7回裏にはノーアウト 3塁から強行して結局点が取れなかったし(^^;;; 手堅く行くわな。

結局、続く堂林がセンター前に落として曽根が生還。同点になった。

佐々岡だったら坂倉に打たせて、(打率で考えれば成功率は三割しかない)結局点は入らず負けてたんだろうなあと。
佐々岡の解説を聞いていると、「臨機応変に対応する」ということがまったくできない人というのがわかる。頑固というより「いつもと違うことをして失敗したくない」という「畏れ」が一番先に立ってる感じ。

リスクを過剰に怖がるというか・・・
昨年の盗塁数の大幅減。リーグ最下位の盗塁数という今までのカープからすると信じられない体たらくも、それで納得できた。

東出コーチの考えもあったんだろうが、やはり一番の原因はこの人の「失敗に対する畏れ」なのだ。

4月か 5月くらいの試合で佐々岡が解説をしていたのだが、カープの攻撃、ランナー 1塁の場面でアナウンサーに「盗塁させてチャンスを広げることの是非」を問われた佐々岡は「盗塁にはリスクというのがありますからねえ」と盗塁に否定的な意見を述べ、このシーンでも「リスクがあるから盗塁はしないほうがいいだろう」というニュアンスのことを言っていた。

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でも、新井はここで盗塁を指示し、成功。結局、ランナーを 2塁に進めたことで 1点をもぎ取り、試合の勝利に繋がった。佐々岡の采配なら点は入らず負けていた試合だ。

ほんと、失敗が怖くて盗塁の指示が出せない監督だったのね。
あと、「勝負どころ」がわからない人なんだろうな。

「佐々岡さんじゃなくてもこの戦力じゃ優勝は狙えん。佐々岡さんは悪くない」とか言ってた佐々岡ファンや、監督や選手だって限界までがんばてるんだから責めてはダメと言う御立派なカープファンもいたけど、そんなに去年と今年って戦力が違う?打線は相変わらず湿ってるし、先発の安定感や栗林の調子を考えたら去年のほうがよっぽど戦力は高かった気がするが?

若返りだってまだ途中だと思うが、盗塁数は一気に増えた。盗塁数の増加が勝ちにつながっていると思う。結局、佐々岡の「びびり」がダメだったんだろう。

シーズンが終わってみないと新井監督の評価もできないだろうが、少なくとも、「やっぱり佐々岡のせい」だったことは、佐々岡ファンも、優しいカープファンも認めないとダメだろう。そうでないと進化もないんやで?

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このページは、shinodaが2023年8月28日 13:24に書いたブログ記事です。

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