キャンプ: 2022年1月アーカイブ

キャンプ用に、持ち運べる包丁とまな板のセットを買った。

竹美商事の「良木工房 YOSHIKI 包丁付きまな板(竹製)セットL(YK-KB1)」である。

一年前に、まったく同じものを購入したのだが、その時は次男坊が一人暮らしを始めたので未使用のまま持って帰らせたのだ。(この間息子の車に乗ったら、助手席の足下にこのセットが転がっていた。使ってねえのか(^^;)

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しばらく「ナイフ&雑誌の付録のカッティングボード」で満足していたのだが、実際のところ、ちゃんとした中華を作ろうと思うと、キャベツひとつ切るのにナイフではちょっと(刃渡り的に)不満があったのである。

まあ、最近はキャンプで本格的な調理は行わない「缶詰への回帰」を模索してるんだけど、寒い時期なんでそろそろキャンプ鍋でもやろうかなあとか考えて、また調理道具が欲しくなった。で、まっさきに買うのなら野菜をザクザク切れる包丁とまな板だな・・・と。

Snow Peak のやつが一番有名で、元祖としてキャンパーには認識されていると思うんだけど、俺が選んだのは上記のように良木工房の製品である。
値段も Snow Peak より安いが、それは決め手ではない。良木工房にした理由は「まな板が竹製なので傷が付きにくそう」「包丁がしっかりしてそう」という二点である。

実際、すぐに朝飯作るときに使ってみたが、全然包丁傷は付かなかった。刃から伝わってくる感触は、木のまな板より相当硬質な感じだ。
この辺は好き好きだとは思うが、使用後のまな板をすぐに満足に洗えない状況もあり得るキャンプでは小さな傷が付かない方が良いから、これはグッドだ。竹製を選んで正解である。

包丁も切れ味は悪くなかった。何より、100円ショップ包丁ではないので「切る感触」が悪くない。
100円ショップの包丁を使ったことがある人はわかるだろうが、あれは歯が薄く、それを限界まで研いだ状態で売っているので購入直後はよく切れる。ただ、切るときの感触がものすごく気持ち悪い。薄いカッターの刃で切っているような感じである。そして、すぐに劣化して切れなくなる(笑)

安いまな板セットには 100円ショップ包丁が付いていることが多いらしいので気をつけよう。良木工房のは大丈夫だ。

ただ、刃の大きさが 9インチ(約23cm)ある。重くてでかい(^^; うちにある包丁の中で一番でかいので、嫁さんは「でかい、怖い」と怯えていた(笑)
そのため、セットの重さが 1.2kgある。ほぼ同じサイズの Snow Peak「マナイタセットL(CS-208)」が 850gなので 350gも重い。キャンプで使ったときに、この重さが仇になるかどうか・・・だな。

ちなみに、良木工房は「よしきこうぼう」と読む。俺はずっと「りょうぼくこうぼう」と読んでいた(笑)

バンドックのソロティピー内でまったりするには、コットも椅子もテーブルもローポジションのものにしないと・・・という話をこの間書いた。

CAPTAIN STAG のロータイプチェアは持っているのだが、最近肘掛けに巻いてあるスポンジがボロボロになってきたし、ちょっと大きくて場所を取るし・・・ということで、Moon Lence という中華メーカーの Helinox のパチもんアウトドアチェアをローチェアに改造することにした。

まあ、改造と言っても、この椅子は最初からハイ/ローどちらにもできる 2WAY タイプで、下の足を抜いてしまえば、見た目は Helinox のグランドチェアのようなローポジションの椅子になる。

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抜いた足はゴム紐でつながったままなので無くしてしまうことはない。束ねておくためのマジックテープが付いている。しかし、これが使い物にならない(^^;

地面に接する四角いフレームに束ねた足を結わえ付けておくのだが、これが椅子に座っていると地面と擦れてだんだんと緩んでくる。そして、ちょっと椅子を移動させようと、座ったまま前かがみになって後部を持ち上げたとき、ゴム紐の力で自然に(自動的に)足が戻ってきてしまうのだ。

どうなるかというと、持ち上げた後部の部分にのみ足がセットされる。前足のみ無くなった椅子に座っている状態である。俺は危うく前のめりに焚き火台の中に顔を突っ込むところだった(^^;

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なので、足はもう全部外してしまうことにした。ゴム紐も外して。
足の先のプラスチック部品にゴム紐がひっかけてあるのを全部外す。これで足は完全に椅子から外れた。多分、無くすな、そのうち。
もう、この椅子はローポジションでしか使う気はないのでそれでいい。普通の高さで使いたければ Helinox があるしな。

ただ、ゴム紐がべろんと出てしまうので、10mm厚の「WAKI NRスポンジゴム」で蓋をした。これで、もうこの穴に足は差し込めなくなった。ああ、早くソロティピーの中で使ってみたい(笑)

年末のキャンプでは、テント内で薪ストーブを焚いたという話を別エントリーで書いたが、このときに使ったのは、日積キャンプ場近くの産直市、「柳井市都市農村拘留施設 ふれあいどころ437」で買った薪(まき)。

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レシートには、商品名欄に「割木(たきぎのことです)」と印刷されていた(笑)

そうそう。「たきぎ」って言うよねえ。
小学校に上がる前まではうちもいわゆる「五右衛門風呂」で、薪(たきぎ)を家の裏まで取りに行って、焚べるのを手伝ってたなあ。
焚べるだけではなく、焚き口の灰の処理とかも。

五右衛門風呂ではなくなってからも、風呂は薪で焚いてたな。裸電球だけの焚き口のところで、火の番をしながら本を読んでいた。俺の読書習慣はあれでついた気もするな(笑)

話がずれたが、この「ふれあいどころ437」の薪が一束税込み 300円と、安いのよ。
ホームセンターなんかで買うと、一束600円くらい取るからね。

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まあ、内容は針葉樹と広葉樹が混ざっているし(針葉樹が多い)、中には土が付いたままのものが混ざっていたり、太さも本当にバラバラで(ただし、長さは統一されていて、中華製の薪ストーブに入る大きさ)、きれいな薪を使いたい人にはおすすめはできないんだけど、いや、別に俺、土が付いたままの薪をストーブで使うことにも全然抵抗ないんで(笑)

一応、自分で割った薪も持って行ってたんだけど、300円は安いからねえ。一束買ってみた次第。上に書いたように、色々な種類の色々な太さの薪が一緒になっているので、木の種類によって燃えにくかったり、燃えやすかったり。火力が弱かったり、強かったりと全然性質が違うので、気は抜けないけど、まあ、それも焚き火(ストーブだけど(笑))の楽しさなんでね。

ということで、なんと言っても安いので(太さや種類が統一されていないと嫌な人を除く)キャンパーにお勧めだね。

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ここのところ、キャンプにかならず持って行っているのが、岩国の小さな醸造所「アーチブルワリー」のビールである。

この年末のキャンプでも持って行った。
前回、前々回と HAZY SESSION IPA というパーティー用の軽めの IPA だったので、今回はアルコール度数 7%で、ホップの香りも濃いめの W IPA(ANOTHER)で。

薪ストーブで暑いほどに温まったテントに籠もって、良い塩梅に冷えた W IPA を小さめのタンブラーでゴクゴク・・・ぷはぁ~と。

鼻を抜けていくホップの香りがたまらん・・・

濃いめで強いビールだから、洋風の「さばのトマトパッツァ」にも和風の「いかの煮付け」にも合う~(笑)

次回もまたキャンプにはアーチブルワリーのビールを持って行こうと心に誓う俺なのであった(笑)

2021年最後のキャンプということで、12/29~12/30に一泊二日のソロキャンプをしてきた。
場所はいつもの「われらのキャンプ場」、日積キャンプ場である。

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この日は生憎の雨。でも、かまわないのだ。元々このキャンプの目的を「テントの中に薪ストーブを持ち込んで籠ろう」「焚き火はせずにストーブオンリーでいこう」「なので料理はせず、晩飯は缶詰ですまそう」と考えていたからである。

それに、ソロキャンプでメインで使っているバンドックのソロティピー(ポリコットン製)を雨の中で一度使ってみたいと思っていたのでちょうど良かった。

籠る予定だけど、とりあえずは前室を張って、テント内にコット、テーブル、椅子などを配置。食器など小物を置くラック代わりに DOD のテキーラテーブルも入れた。天板は金属メッシュではなく木の板で。

いやぁ・・・狭い(笑)

薪ストーブの位置がかなり中央寄りになってしまったのが一番の敗因だ。
ソロティピーは後ろ側の出入り口がダブルジッパーになっているので上部のファスナーだけ開けてそこから煙突を出す。なるべく隙間を開けないように端(テントの頭頂部)に煙突を寄せたので、結果的に薪ストーブも中央に寄ってしまった。

それと、コットをハイポジションにしてたのだが(日積は地面に落ち葉が沢山落ちているので、虫が出てきそうで怖い(^^;)、これだと寝るときに前室を閉じることができない。ソロティピーはティピー型なので上部に行くほど幅が狭くなっていく。ハイポジションではその高さのテントの幅を超えてしまうため、出入り口が閉じられないのだ。

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椅子も、いつものベンチ型の椅子は中に入れられないので、久しぶりに Helinox を持っていったんだけど、ストーブの前に座ってると、前かがみになってないと頭にテントが当たってしまう。

今回はずっと雨が降ったり止んだりで(夜はほぼ振り続けていた)、コットや椅子を一旦外に出してレイアウトを変えたり、後ろの出入り口を開けてストーブの位置を調整したりということが難しかったので、次回、また試してみよう。

  • コットはローポジションで向かって右側に配置(テントの出入り口が向かって左側開閉なので、左にコットを置くとファスナーを上げ下げするのに邪魔)
  • 椅子もローポジションのものにしよう。(Moon Lence の椅子をローポジション固定に改造しよう)
  • テーブルも、ローポジションのものにしよう(LOGOSのちっこいやつがあるけど、あれだけじゃ心もとないな)
  • 焚き火シートをグラスウールではなくカーボンウールにして、足を置いてもチクチクしないようにしよう

・・・という感じかな。

12/11~12の日積キャンプ場でのソロキャン(会社の人たちと行ったので、正確にはグルキャンか)の話。晩飯のシェラカップ炊飯やオイスターソースおでんの話は書いていたけど、この日使ったテントの話を書いていなかった。

20211211_kzm1.jpgいつもの BUNDOK のソロティピーでも、DUNLOP の MTD-203 でもなく、はたまた中華製テントでもない。ええ、ええ。新しく購入したテントですよ。

キャンプに出掛ける朝、米川の佐川急便岩国営業所まで取りに行ってきたばかり。まだ段ボール箱に入った状態でキャンプ場に持ち込んだ新品テント。

これが、KZM の NEWブラックコットテント K8T3T016 ナノデース!!ビシッ!
(すんません。昨日、「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」観に行ってきたばかりなもんで(笑))

これ、何かというと、コット(キャンプ用の簡易ベッド)の上に建てる細長い一人用テント。見た人は大体「高床式テント」って言うけどね(笑)

まあ、見てのとおり、コットの上にジャストフィットで立ってるので、大人が一人横になるスペースしかない。
でも、キャンプの時は大体この幅のコットかマットの上に寝るので、特別狭いとか、圧迫感というのは全然感じない。快適に寝ることが出来た。

ただ、全体を覆うフライシートがないので、冬の冷たい朝露でべちょべちょになるのは嫌だと思って上にタープを張ったら、そのせいでテントの上についているベンチレーションをふさいでしまったのか、朝起きたときのテント内が結露でべちょべちょ・・・(^^;

特に足元は、シュラフがびしゃびしゃに濡れるほどにテント内部の壁が濡れている。
俺の足から、すげえ湿気が出てるのかね?(笑)

20211211_kzm2.jpgというわけで、このテントは夏に使うのがいいのかな?
夏であれば入口を締めずにメッシュのままで寝れるから、内部に湿気がこもることもないだろう。

ちなみに、KZM(カズミ)は韓国のキャンプ用品のガレージブランドである。
最近、韓国製のキャンプギアがけっこう熱いね。韓国のブランドといえば Helinox しか知らなかったけど、最近はこの KZM を始め、色々なブランドを目にするようになった。

実は俺も、ほんとは Helinox のコットテントが欲しかったんだよね。でも、コット、フライシートまで揃えると 10万円とかするのでとても無理。ということで、17,000円で買える KZM のテントに落ち着いたわけだけど・・・

うーむ、日本のメーカーにも良いコットテント作ってほしかったなあ(笑)

雑誌 Fielder Vol.61 の付録は「ポータブルSS箸」であった。SSは「ステンレススチール」の略だろう。

「また付録にひっかかったのかあ」と思われる方もいらっしゃるでしょうが・・・なかなかええで、この箸(笑)

今、キャンプでメインに使っているのは mont-bell の「迫り出し式」の箸「野箸」である。3,000円近くしたと思うが、先が木(縞黒檀)なので良いのよね。日本人は韓国人みたいに金属の箸に慣れてないからな。口にしたとき一番違和感がないのは、やっぱ木製の箸である。

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ただ、迫り出し式の箸って調理には向かないのよね。時計方向に木箸部分を回すとロックされるんだけど、やっぱ使っているうちに緩んで来て、ちょっと先を押し付けるとスコっと縮んでしまったり・・・
その点、「継ぎ足し式」の箸は突然縮んでしまうことがないので、激しく鍋やフライパンの中で素材をかき回したりする調理には向いてる。

もちろん、継ぎ足し式の箸も使っていると継いだ部分が緩んでくるんだけど、ガタガタし始めるのでわかるからね。もう一回締め直せばいい。

で、今まで使っていたのは、ナイフ、フォーク、スプーンと四点セットで 980円という激安カトラリーセットのステンレス箸であった。

こいつに対する不満として、「すぐ緩む」「重い」そして「ヘッドヘビーである」というものがあった。
なんか、使っているとすぐ緩んでガタガタになるし、重い上に重量バランスが悪いのだ。頭の方が重くて、ちょっと箸を持つ力を緩めると頭が下がり、箸先が上がってしまうのである。
100円ショップの話でも書いたが、安物というのは大体「持ったとき」のバランスが悪い。見た目だけを真似しているからだろう。

そうそう。緩んでしまうのは仕方が無いのだが、この中華製箸。繋ぎのネジも細くて頼りないのよね。実際、緩んだときにちょっと曲がってしまった。

で、雑誌 Fielder Vol.61 の付録の箸。こいつは繋ぎのネジが太くて短いので少々緩んだ状態で力をかけても簡単には曲がりそうもないので良いね。それに、なんと言っても重さとバランス。

まず、重さは中華製箸が 31gあるのに対して、Fielder 箸は10gも軽い 21gである。そして、あまりヘッドヘビーにはなっておらずバランスもいい。長さは同じだし、素材もステンレス製だが、持った感じが全然違う。

さっそく、正月なので雑煮をこいつで食べてみた。食べ終わったときにはちょっと緩んでいたけど、それは仕方ない。それより 10g軽くバランスが良いことで想像以上に扱い易い。キャンプ用の箸というのを持っていない、あるいはバランスの悪い安物を使っている人には良い付録だと思うけどね(笑)

年末、最後の日の昼飯は車の中でレトルトカレーを温めてカレーランチで。

車の中でガスバーナー(イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB)で湯を沸かすだけで少しだけキャンプ気分が味わえる。気分転換にいいですなあ(笑)

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トッピングは「とんかつ」「コロッケ」「鶏唐揚げ」「ウィンナー」の豪華フルキャスト。
2021年最後の仕事の日を、しっかり楽しい気分で終えることができましたぞ(笑)

ちなみにスプーンを忘れたので、途中、「セリア(seria) 大竹店」に寄って折りたたみ式のキャンプ用スプーンをゲット。

最近は 100円ショップでキャンプ用品が買えるのでいいですなあ。
まあ、100円ショップ品質だけど。

このスプーンも、絵の部分を左右に広げるとロックが外れてスプーンの先が折れて収納できるわけだけど、まともなメーカーの数百円する同じ構造のスプーンだと、左右に柄の部分を広げても柄がスプーン本体から抜けてしまうことはない。スプーン本体に差し込まれている柄の先が太く加工されていて、穴から抜けないようになってるからね。これが、100円ショップのものはスポっと抜けてしまう。

キャンプしてて、そんな「思い切り広げると柄が抜ける」ことに気を使いつつ道具を使うのは正直ストレス。

たまに、勝ち誇ったように「え?それ千円もするの?私、同じものをセリアで100円で買ったんだけど~♪」とか言う100円ショップ信者がいるけど、同じものじゃないんだよなあ(笑)。良いものを使ったことのない人は知らないだけで、ちゃんとしたものというのはちゃんとしてるのよ(笑)。持ったときのバランスとか、強度とか。

それを「100円ショップのものも品質は一緒」なんて言ってしまうと格好が悪いのよね。「品質は一緒」なんて嘘つかずに、「品質の悪い安物を使っているけど、私はキャンプに興味ないのでこれでいい」と割り切って使えばいいじゃんって思うんだけどね。

あ、カレーの話じゃなくなってしまった(笑)

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