最近流行りの「トランプタワー」ではない。「トラップタワー」だ。「罠タワー」ね。
- プレイヤーを中心とした直線距離 24m(1m=1マス)~128mの球形範囲内。
- 明るさレベルが 7以下(要は、暗いところ)。
- 地面が不透過ブロック(ガラス、フェンス、半ブロック等以外(但し、上付き半ブロックにはスポーンする))
- スポーンするモンスターの大きさ(ゾンビなら 2mx1mx1m)分の空間があること。
- プレイヤー周囲のモンスターの数が上限(シングルプレイの場合79匹)に達していないこと。
これら、「モンスターが生まれる(スポーンする)条件」をクリアする人工の空間を作り、わざとモンスターを大量に発生させ、それを倒すことで経験値とモンスターが時たま落とすアイテムを手に入れようという作戦である。
しかし、モンスターを大量に湧かせたところに切り込んでいったら返り討ちに遭うのは必至だ。
じゃあ、どうするか?というと、高い場所で湧かせたモンスターを地面に叩き落として、弱ったところを剣で一撃。
そうすれば、安全に簡単に経験値とドロップアイテムが手に入る。
・・・というわけで、地上から 24mの場所。つまり高層タワーの頂上に展望台のように張り出した大きな四角形の「モンスター湧き槽」を作成。
こんな感じ。
これは、完成間近の「トラップタワー」。上部に大きな「湧き槽」があるのがおわかりいただけるでしょう。
この画像ではわかりづらいが、相当巨大な建造物である。
「湧き槽」の屋根には、こんな感じで「松明」を並べてモンスターが湧かないようしておく。
これをやっておかないと、夜の屋根は真っ暗なのでモンスターが湧いちゃうよ。朝になれば燃えていなくなっちゃうけど、子供ゾンビやクモ、クリーパーは日光でも燃えないのでいつまでも屋根に存在しちゃうから、他のモンスターが発生する確率が(発生する上限数が決まっているので)わずかながら下がってしまう。一旦トラップタワーを作っちゃうと、屋根に上がるのは一苦労なので、完成前には必ずこれをやっておきましょうね。
そして、「湧き槽」の中がこんな感じ。
中心で「松明」が燃えているけど、完成した時にこれは消したので、今は「湧き槽」の中は真っ暗闇である。
モンスターは暗いところで生まれる(スポーンする)ので、「湧き槽」の中は最高のスポーン環境である。
ここで生まれたモンスターを地上に落として弱らせて(モンスターも人や動物と一緒で、高いところから落ちるとダメージを受ける。時には死ぬ)、楽に狩っちゃおうという作戦だが、モンスターはAIによって「穴は避ける」動きをするので、そのままでは中心の落とし穴に落ちることはない。
そこで 4本の溝を掘り、中心の穴に向かって水を流す。Minecraft の水は、高低差がなくても溝が掘ってあれば、バケツから水を注いだ地点から 8m先まで水が流れていく。
モンスターは穴は避けるが水は避けない。溺れることはないからだ。しかし、水流があればそれに乗って流されてしまう。つまり、周りをうろうろしている時に溝に入ったモンスターは、「湧き槽」の中央の穴に向かって水に運ばれていくのである。そして穴に達すると落下してしまう。
ここで問題に気づいた。
タワーの高さを 24mにしたのは、それが致死高度だからである。24mの高さから落ちたモンスターは死んでしまう。
しかし、生きている状態のモンスターを倒さないと経験値は手に入らないし、死んでドロップしたアイテムも 5分ほどで消えてしまうので、モンスターが落ちてきたのに気づかず、アイテムを取り損ねる・・・というケースが十分考えられる。
ということで、地面から 4mほど高いところに新たな床を設置。これで落下高度は致死高度より短くなるのでモンスターが死ぬことはない。しかも、この高さなら剣で一発殴ったら死ぬ程度にダメージを受けるはずである。
完璧だ!!
・・・そう思ったのだが、この後(Minecraft PE 内の時間で)数日運用したけど、落ちてきたモンスターはたった一匹だった。
「湧き潰し」が足りないのだな・・・