旅行とか散策とか: 2024年10月アーカイブ

北海道ツーリング 2日め。

「今日は宗谷岬に行きます」とSNSに投稿してたら、北海道ツーリングの先輩である和牛君から「日本最北端給油証明もらわないと」ってコメントが。

聞けば、宗谷岬にあるガソリンスタンドでもらえるそうである。
すでに和牛君の証明書は現存していないということで(笑)、GSの名前など、詳細情報不明(笑)

試しに、宗谷岬の土産物屋から徒歩 3分ほどのガソリンスタンド「安田石油店」に寄ってみたらビンゴだった。

給油する前に、「あのお、最北端の証明書ってあるんですか?」と確認すると、一瞬怪訝そうな顔をされたが「ええと、日本の最北端で給油したっていう証明書・・・ですが?」ともう一度確認すると、「ああ、ありますよ!」と笑顔で応えてもらえた。

20240905_saihokutan1.jpg
給油後、おつりと一緒に手渡されたのは、「日本最北端給油証明書」と書かれた紙のカードと小さなホタテ貝の貝殻2枚でつくられた交通安全のお守り。
ああ、和牛君が言っていた「手作りのお守りもくれるよ」というのがこれか(笑)

この後、ずっとこのお守りはハンドルに取り付けられ、カチカチ貝殻の音を立てて一人旅の寂しさを紛らわせてくれていたのだが、舞鶴でフェリーを降りるときに貝殻がなくなり毛糸だけになっているのに気付いた。

フェリーに乗る寸前に貝殻を確認していたので、どうもフェリーの中で取れてしまったようだ。
ハンドルロックのためにハンドルを大きく切ったときに引っかかって千切れてしまったのか、バイクを固定するときに作業員が誤ってベルト等に引っ掛けたとか?

周りを一応探してみたのだが見つからず、退船時間もあるのであきらめた。

帰りの高速で、毛糸だけが風に揺れているのは寂しかったなあ・・・
知床の世界自然遺産エリアに入る手前のウトロ地区。

20240905_utoro1.jpg
まるで熱り勃つペニスのような奇岩を見つけたのでパシャリ。

なんか、ブルーシートに包まれた乗用車が手前に置かれていたり、景観としてはイマイチなのだが、こんな奇岩も他にはないだろうと。

ところが、世界自然遺産エリアに向かって走りながら左の海側を見ると同じような奇岩がたくさんあるではないか(^^;;
どうも、ウトロでは珍しい景色ではなかったようだ。

後で知ったが、「オロンコ岩」という有名な岩があるようだ。観光客ならそっちを見るべきだろう(笑)

でも、まあ、あんなに立派にカリの張ったペニス岩は他には無かったので、良しとしよう(笑)
七塚原高原のポプラ並木。38年ぶりである。

若い時、ツーリングチーム TEAM TORTOISE HEAD(亀頭団)の仲間と見に行ってから、実に 38年経ってしまった。

1986年6月。俺が愛車 YAMAHA SRX Limited Editon を駆り仲間たちとポプラ並木を訪れた時、俺はまだ 20歳だった。

今や、アラカンとなった俺たちは再びポプラ並木を目指したのである。

20240928_popla1.jpgうろ覚えの記憶で走り、案の定、道を間違え、当時はなかった武器、iPhone 上の GoogleMaps のナビに助けてもらってなんとかたどり着いた。

今、山口県で一番北海道っぽい男と呼ばれている俺から見ても、なかなか北海道っぽい風景でグッドである(笑)

県立大学畜産技術センターの敷地内にあり、牛の放牧中は立ち入り禁止だ。
放牧がおこなわれていないことを確認して、あんちゃんの HAYABUSA と俺の MONSTER S2R  を左右からポプラ並木に挟まれた小道に進める。

38年前の記憶と現在の風景が頭の中で融合する。

ん???なんか、木の本数、減ってない?
片側の並木(と言えるのか?)がずいぶんと寂しい。ああ・・・38年経ったんだなぁ・・・
先週末、ニ泊三日で岡山の蒜山高原へ。もちろんお仕事。
でも、泊まったのは倉吉市のホテル。
いやあ、蒜山高原周辺のホテルはいっぱいで・・・。もちろんお高い観光ホテルとかなら空いてるんだけど、そんなところに泊まったら確実に赤字なので・・・(^^;
週末なので、米子や境港も安いところは全然空いてないのよね。

というわけで、倉吉市の「アーク21」というホテルに泊まったんだけど、ここが 6階に大浴場があって、しかもサウナが付いている。

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以前はビジネスホテルの大浴場とか全然利用しなかったんだけど、北海道往復のフェリーで暇を持て余して大浴場に入り浸っていたせいか、すっかり大浴場を求める身体になってしまった(笑)。二日連続で大浴場でしっかり身体を休ませましたよ(笑)

1日目も俺を入れて三人しか入ってなかったし、2日目なんか今回仕事を手伝ってもらった同級生と二人だけだった。どちらも途中で俺一人になって大浴場を占有させていただきましたぜ(笑)

そして、数十年ぶりに「サウナ」を経験
実は、俺、すぐのぼせちゃうタイプなのよ。温泉で普通にお湯に浸かっててもすぐにくらくら目が回ってくる(^^;
サウナも、20代の頃に岡山出張でカプセルホテルに泊まり、そのときに体験したのが最後だ。(ちょっと入って数十秒で逃げ出したことは何度かある(笑))

今回、それ以来の「砂時計の砂が落ちきるまでの数分間」のサウナ入浴を行った。くらくらした(笑)
水風呂にも入って気持ち良かったんだけど、「整う(調う)」というのは良くわからなかった。多分もっと我慢しなければ駄目なんだろう。

でも、そんなことしたら多分、俺、死ぬは・・・(^^;
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最近は加齢のためか・・・いや、昔から暗記科目は苦手だったな(笑)。まあ、記憶から北海道ツーリングのことが消えてしまう前に、色々メモしておこう。

「ああ、北海道だ」と思ったこと

信号機が縦型
積雪防止のためだと思うが、信号機が全部縦型である。本土の信号機をぐるっと90度まげた感じね。普通(本土民から見たら)の信号機も無くはないけど、小樽とどこかでニ台見ただけ。あとは全部縦型。

道幅を示す矢印
道路の端に「↓」の標識がずっと立っている。これ、積雪したときに道の端がわかるようにだよね?北海道の道路はお金がかかってるな。

道路に「シカに注意」の表示多数
もちろん鹿や熊に関する看板はたくさんあるんだけど、道路に直に「シカに注意」のペイント多数。北海道の人や経験者に「マジでエゾシカ飛び出してくるから」と聞いてたんだけど、全然出てこんやんと思ってたら俺も上士幌町で遭遇。死ぬかと思った(笑)

「旭川」は寒い
旭川は北海道で札幌に次ぐ人口の多い市。でも寒い。マイナス41度という日本の最低気温の記録も持っている。なので、このツーリング中も、夜寒くて目が覚めたのは旭川だけである。危うく風邪を引くところだった。都会だからといって油断しないように(笑)

「神」の字の付いた地名が多いなあ
北海道って、なんか「神」のついた地名、多いよね。そうでもない?旭川市内をざっと走ってただけで「神楽」「神居」「旭神」とか見つけた。やっぱアイヌの関係?

意外にガソリンスタンド多い
まあ、そんなに山の中を走らなかったのもあるけど、聞いていたよりずっとガソリンスタンドは多くて給油には困らなかった。信号がないから燃費もあがったし(17km/L→25km/Lに!)、JAの関連企業「ホクレン」の GS が至る所にある。でも、大山国立公園内には全然 GS が無くて焦ったわあ。国立公園内って GS 作っちゃ駄目なん?

とにかく道がまっすぐ
なんか、すげえ直線が続く有名な道あるよね?でも、そこに行かなくても、北海道の道はどこも直線が長くほとんどが追い抜き可なので大型バイクで走るの、めっちゃ気持ち良い。止まりたくなくて、何個も観光地をふっとばしたわ(^^;

「セイコーマート」強し
北海道のコンビニ「セイコーマート」が至る所にある。セブンやローソンと並んで建ってるところもあるけど、セイコーマートの方が客が多かったりする。セブンやローソンが出てきたらさっさとポプラを見限った広島と違い、地元コンビニ愛が強いな。惣菜も充実しててキャンプのときは助かった。

風車が多い
北海道って風力発電に力を入れてるのね。走ってたら、やたらと風力発電用の風車が目に入る。北海道は土地が広いんで山の上ではなくなだらかなところに建設できるんで(コスト低)風力発電に適してるみたいね。俺は風力発電賛成派なので嬉しい(笑)

とりあえず、こんな感じ?

ほんと、観光地をほとんど訪ねなかった旅だけど、走ってるだけでこんなに「俺の住んでるところと違うぞ」って感じられて楽しかったなあ。旅をしてるって気になれたわ(笑)

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