さすがにまだ生ごみの匂いはしないんだぜ、俺の足!!

昨日の夕方、通勤で使っている車に乗ると、鼻を衝く生ごみの匂い。

最近、息子や娘が俺の体臭にクレームを入れてくることが多い。
次男坊は「父さんの車は臭いので乗りたくない」とか言うし、俺が娘が座っている横の椅子に足を乗せていると、娘が無言でその椅子を押して遠ざけようとする。「臭いのか?」と聞くと、困ったような笑いを浮かべるだけである。

確かに、風呂に入らず寝た朝など、自分の加齢臭で目を覚ますことがあるが、これも好き好きだろう。中には「ああ、この匂い、たまんない」って俺の身体を嗅ぎまわる頭のおかしい人妻だっているはずだ。

まあ、しかし、「そうか。最近はそれほど臭くなってしまったか、俺も・・・」と寂寥感に苛まれることも多くなった今日この頃ではあったのだ。

なので、生ごみの匂いがした時にすぐ思ったのは、「あ、そういえば、カラス駆除の時に履いていた長靴を積んだままだった。あれか?これはあれの匂いなのか?」ということだった。

確かに俺の履いていた靴は臭い。しかし、それは誰でも一緒だろ?臭いけど、自分で嗅いでみるとその香ばしい匂いは快感ですらある。ああ、マスクのようにこの靴で鼻を覆って暮らしたいって自分の靴の匂いって思うものだろ?

しかし、こんな生ごみみたいな足の匂いはいやだ!!

ああ、足から生ごみの匂いなんて・・・仕事と家族を捨て、匂いを気にせず独りで生きていける場所に行きたい・・・とまで思いつつ、俺は後部座席の足元に置いたままの長靴を確認しようとスライドドアを開けた。

そこにあったのは、朝、ゴミ置き場に出し忘れた生ごみ(可燃物)の袋であった。

だよね?俺の足が生ごみの匂いがするわけないもんね。

家に帰れば嫁さんから厳しく叱責されるであろうが、その恐怖よりも、「俺の足は生ごみの匂いではなかった」という喜びの方が大きかった。家に帰ったら思いっきり靴下の匂いを嗅いでトリップしよう・・・

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このページは、shinodaが2021年5月14日 12:08に書いたブログ記事です。

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