「弁天埠頭」はライトルアーゲーマーの墓場

「家房の磯」の話と前後したが、土曜日の朝の話。

この日は、正午を挟んで 11時ころからお客さんのところで FS(フィールドサービス)作業があったので、朝、未明に周防大島へ。

何箇所か残っている「✕」(釣果なし)ポイントの攻略に。

20210522_benten1.jpgで、「弁天埠頭」に寄ってみると、いつも人気の港内東側の角の護岸にはすでに人が入っていた。しかし、車をちょっと離れたところに停めている。いつもここで釣ってる常連たちときたら車を岸にピッタリ付けて「ここはもう押さえたからな。絶対他のやつには釣らせないからな」的な卑しいオーラを出しているのだが、それは感じない。そこで、俺も近くに車を停めて、東側護岸のあたりを攻めてみることにした。

実際、弁天埠頭でルアーのライトゲームを楽しむなら、底に石垣や海藻の群生があるこのあたりしかない。

ただ、この日は、強風、というか暴風であった。
なかなか思ったところに投げ込めないし、風のせいで波も高いので軽いジグヘッドではなかなか沈まない。

この場所に先に入っていたお兄さん(と言っても 30代後半くらいか?)が「ここで釣ってみてください。カサゴがコツコツ当たるんですよ」と角っこの良い場所を空けてくれた。
礼を言ってそこでロッドを振ってみたが底まで沈めてもカサゴのアタリはない。

「もうルアーは諦めました」とそのお兄さんは虫ヘッドを投げ始めた。すると小さなカサゴが(笑)
しかし、結局お兄さんもこれ以降は何も釣れず・・・

いやあ、ほんと、弁天埠頭って、本来ライトゲームなんかするところじゃないんじゃろうね。餌つけて投釣りとかサビキとかそういう釣りを楽しむ場所なんじゃろう。

それでもロッドを振り続ける俺にやっと神様から贈り物が届いたのは 1時間後。

20210522_benten2.jpg底も探りたかったので、ずっとジグヘッドにワームというリグを投げていたのだが、ついにカブラにチェンジ。ちょうど風も少しだけだがおさまって、カブラを投げやすい状況だったし。

そして、二、三投したところでチビメバルがヒットした!!
ああ、カブラ最強伝説は続く・・・(^^;

というわけで、釣果さえ出たらもうこんなところに用は無い(笑)

俺は、場所を譲ってくれたお兄さんにお礼を言うと、逃げるように弁天埠頭をあとにしたのであった。もう、二度とここに来ることもないだろう。ここはライトルアーゲーマーの墓場である。

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このページは、shinodaが2021年6月 1日 17:45に書いたブログ記事です。

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