正午を少しまわったころに、仕事仲間のMイさんが「たまたま近くに来たから」と HONDA VTR250 で我が家に来訪。
Mイ氏が最近購入した VTR を見るのは初めてだったので、試乗させてもらったが、やっぱホンダはすごいね。エンジンはモーターみたいによく回って、あっという間に 1万回転オーバー。危うくレッドゾーンまで回り切るところだった。
他人のオートバイで何をしてるんだという話だが(^^;、やっぱ 250cc のオートバイは限界までぶん回せるのが楽しいよね。以前、SUZUKI BANDIT 250V で祇園新道をぶっ飛ばして通勤してたときを思い出した(笑)
俺の愛機、DUCATI MONSTER S2R 1000 と VTR はメーカーを超えた兄弟車だ(笑)
まあ、厳密には違うんだけど、元ホンダの社員デザイナー、ミゲール・ガルーツィ氏がカジバに入社。当時のドゥカティはカジバに買収されてたんで、モンスターはこのカジバの社員であるガルーツィ氏によってデザインされた。

で、「カウルのついてないドゥカティなんかありえない」とか、社のお偉いさんからは散々文句を言われたんだけど、市場の反応はよく、1993年に最初のモンスターが発売された。
HONDA VTR250が発売されたのは 1997年。モンスターより後なんで、その特徴的なスチールパイプによるトラス構造のフレームが「モンスターを真似た」とか言われるんだけど、実際は「同じデザイナーの設計」によるものなんで、真似たというよりは、兄弟車と言った方がしっくりくるね。メーカーは違うけど。
「同じデザイナーの設計」と言いつつ、実際に VTR を設計したのはガルーツィ氏じゃないので、特にモンスターファンには「あれは真似」と口にする人が多いんだけど、その VTR の元になっているのはガルーツィ氏がホンダの社員だったときに設計したボツ案なので、HONDA VTR と DUCATI MONSTER がルーツを同じくするのは否定しようのない事実なのだ。
並べた二台を見ると、本当に兄弟のようだ。
VTR は 250cc エンジンなので、少し「ダイエットしすぎた女性ぽい」貧相な感じに見えなくもないが(笑)、まあ、「色違い(の同じオートバイ)?」という冗談が成り立つレベルで似ている。
VTR ユーザが大型二輪免許とったら、乗るのは MONSTER で決まりやね(笑)
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