狩猟: 2020年5月アーカイブ

昨日、カラス駆除の話に書いたが、4月から新しい空気銃を手に入れた。

韓国の DUK IL ARMS CO.(ドク・イル・アームス?いかにも韓国って感じの会社名やな)の HUNTING MASTER-AR6(と、銃には刻印されてるんだけど、販売している銃砲店の人のブログで Hunting Master AR-6 という記述をされているので、俺のブログでも AR-6 の方の表記を使う)という空気銃。いや、エア・ライフルと呼んだ方がピンとくる感じの威力を持った銃。

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そんな我が愛銃(今回駆除で結果が出たことで、すっかり愛着が湧いた)なのだが、世間では随分誤解されているという。「GSE(ガンショップ栄興) 新米従業員の備忘録」によれば「全く当たらなくて音がバカでかい。使い物にならない。」という噂が、空気銃ユーザの間でまことしやかに流れているという。

このブログの中ではぼやかされているが、これ、「吾輩はプアである。」というサイトの「独断と偏見でゆるーく紹介する、狩猟用空気銃インプレッション」という記事のことではないかと・・・
この中の「番外編 hunting master AR-6(エバニクス)」という章で、AR-6 を「発射音のバカでかさ ☆10個 行く先は弾に聞いてくれ度 ☆10個」と評され、自分は三ヶ月で手放したと書かれている。

多分、このページを読んだ人が「全く当たらなくて音がバカでかい。使い物にならない。」と思い込んでるのだろうなあ・・・

でも、そんなことはないで。
このサイトの人も自分で書かれているように、「音がでかくて、どこに飛んでいくかわからなかった」のは、「16grペレット」という軽い弾を使ったから・・・だろう。
なにせパワーがあるので、16gr(1.037g)のような軽い弾だと初速が音速を超え衝撃音が発生する。戦闘機が音速を超えた瞬間にドンッ!!っていうアレね(^^;

しかも、軽いのにスピードが速いから弾もふらつくよね。軽いプラスチックボールは、速く投げれば投げるほど軌道が変化するのと一緒ね。

AR-6 で撃つのは「重い弾」でなければいけない。俺が銃と一緒に譲ってもらったのは 25gr(1.645g)の弾だ。重い弾がいいのは AR-6 だけの話ではない。エースハンターという低パワーの銃でも「重い弾の方がよく当たる」と言って、購入した銃砲店の店主が 21gr(1.370g)の弾をサービスで付けてくれたほどだ。

多分、俺が使っている AR-6 も 60ft/lb版じゃないかってくらい威力がある。でも、ちゃんとカラスを仕留めたことからもわかるように、重い弾を使えば狙ったとおりに飛ぶ。「どこに飛んでいくかわからない」ってことはまったく無いのだ。

・・・が、音がでかいのは本当だ(笑)
弾が音速超えなくても十分でかい。散弾銃並の音するよ(笑)。でも当たる。心配すんな。
いや、猟友会主催の「町内一斉カラス駆除」にはもう何回も参加しているんですが、今回初めてカラスに弾を当てて、本当に駆除できたので。それで「初めてのカラス駆除」ってわけであります。

今日は、この 4月に新しく手に入れた Hunting Master AR-6 という韓国製の空気銃を使った初めての駆除でした(猟友会主催としてはという意味で、独りでこの銃を持って山にカラスを駆除に行ったことは既にあります)。

今日は、一旦周東総合支所の駐車場に集まったあと、この銃を譲ってくれた Uさんを始め、いつもの師匠たち 3人と共にカラスの多い某地区に入りました。

今日は空気銃。散弾銃みたいに飛んでるカラスは撃てないので、木の枝などに止まったカラスをスコープで狙って撃つわけですが、俺がまったく「隠れる」ということが出来ず、案山子のようにぼーっと突っ立っているせいで最初はカラスが全然撃てる範囲にやってこない(^^;(俺は隠れてるつもりだったんですけど(^^;)

鳥って目が良いから(何十メートルも上空を飛びながら地面の上を走るネズミみたいな小さな獲物を見つけるんだから、そりゃ目が良いよね(^^; 紫外線まで見えるんだそうです)、ほんとにちゃんと隠れないとすぐ警戒されちゃう。

ということで師匠たちが次々とカラスを仕留めていく中、俺は全然取れなかったんだけど、最後の最後、そろそろ撤退しようぜって時に、師匠たちが指を指しながら俺を見て「撃て、撃て」と。
物陰から顔だけ出して師匠たちが指す方を確認すると、20mも無い近距離にカラスの姿が。

ただ、距離が近いといっても、銃を支えるのは自分の腕だけという立射。スコープの中で(銃がミリ単位で揺れているので)カラスの姿が上下する。カラスがきちんとスコープの真ん中に捉えられるタイミングに合わせて静かに銃爪を引くと・・・

パーン!!という AR-6 らしいクソでかい音とともに、カラスが落ちるのがスコープ越しに見えました。「やった!!初駆除!!」嬉しぃ~

それから、自分の撃った弾で生き物の命が失われるという感覚と、悪さをするカラスを駆除することが駆除隊員の使命という思いのせめぎあい(^^; まあ、人間誰しも、自分の手で生き物を殺したくはないですよねえ。でも、いわゆる有害鳥獣が深刻な被害を出していることも事実。

まあ、猟師になっちゃったんだから。来週もがんばります。

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