狩猟: 2016年10月アーカイブ

鴨猟の解禁はまだ 2週間以上先だが、そろそろ鴨の状況を確認しとこう。去年は解禁されてから調べ始めたので、当初は色々無駄足を踏んでしまった。

今のところ、落合橋以東の島田川で一番鴨がついているのは西中集会場裏あたりだが、ここは片側が旧437号線の舗装路なので撃てるところが限られるし、猟に悪感情をもった人がよく出没するし、ちょっと狙いづらいなあ。

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写真は10/29(土)8:39頃だが、20羽以上の鴨が楽しげに水面を漂っていた。(真鴨、合鴨等各種)

今日(10/30(日))は、息子の部活の送り迎えなど外出の度に家の周りを確認。

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10/30(日)12:29頃。去年、俺の師匠のUノさんが撃った(残念ながら外れたが)権現橋下の淀みにはまだこの間から 1羽も姿を見ない。
なんか、水量も少ないし鴨がつく感じはしないが、去年も水量が減ると来なくなり、増えるとまた来るって感じだったので、まあ、見回りだけはしておこう。

ここは、鴨までの距離が短いし、狙える場所も何箇所かあるんで鴨が居たら良い猟場なんだけど、けっこう畑仕事をしている人たちから丸見えなのが・・・(^^;

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10/30(日)12:31頃。小林の下。島田川に佐藤田橋の方から用水路の小川が流れ込んでいる場所。
去年、俺がエースハンターで 1羽当てたんだけど(飛べなくなったけど死んではおらず)、回収のための移動中に目を離したら、どこかに潜り込んでしまってそれっきり(^^;
回収まで、絶対獲物から目を離してはいかんという教訓を得た場所である(^^;

写真には写ってないが、10羽ほどがついていた。真鴨、合鴨など数種。今年もここは良い猟場になりそうやねえ。
匍匐前進して撃てる場所まで移動してたら、むちゃくちゃT原家の犬に吠えられるけど(^^;

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10/30(日)16:08頃。うちの裏。
ここでは去年、10mの距離で真正面から真鴨を狙って(多分ガク引きで)手前の水面に弾着するという恥ずかしいことをしてしまったが、人目を気にせず匍匐前進で近寄ればけっこう近い距離から撃てることもあるので、今年もこまめにチェックしとこう。

今日は、サイズが小さくてよく見えなかったが、真鴨が 2羽ついていた。
ただ、あそこは生い茂るカヤかススキを避けて撃とうとすると距離が出ちゃうのよねえ。

今年は空気銃で獲りたいなあ。
今日、氷室ヶ岳麓の田んぼの横に設置した害獣駆除用の罠(もちろん、きちんと設置許可を得た正式な罠)に親子の猪が入ったという連絡があったので、親父と二人で出動。
途中で近所のおいさんも加わって三人で駆除(まあ、殺しちゃうことです)をすることにした。

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俺は猟師だし駆除隊員でもあるし、親父たちも日頃猪に悩まされているわけで、猪を殺すことには躊躇は無い。躊躇するんだったら最初から罠しかけたり、猟に出たりはしないわけでね。
このエントリーで難しい話をする気はないけど、猟にはハンティングを楽しむというレジャー的な意味よりも「人と触れ合う獣の数を調整する(人間にとってというだけではなく、対象の獣にとってもなんだけど、これも自称「動物好き」な人とこのエントリーで議論をする気は無い)という意味の方が、特に日本国内の猟では強いわけで。
躊躇するどころか、ある種の責任感ももって事にあたっているわけ。

でも、やっぱり人間なので色々考えるところはあるわけですよ。
例えばこの親子の猪も殺しちゃうわけだけど、子猪の前で親猪の首にナイフ突き刺して殺しちゃうのはねえ・・・とか。首の動脈にナイフ突き刺された猪はシャワーのように血を撒き散らしながら暴れるからね。で、だんだん弱っていって最後に横たわるんだけど、それをずっと子猪に見せてるのもねえと思ったんですな(^^;

まあ、結果的にこれが良くなかった。やっぱ、そこは「仕事」として冷徹に行うべきだった。

猪の親子愛っていうのは強くて、子猪なんか、親の側を絶対離れないからね。
なもんで、子だけ小さい罠に追い込もうとしたんだけど全然入ってくれなくて、仕方ないんでもう諦めて小さい罠を仕舞おうとしたスキをついて親猪に逃げられてしまった・・・という。

はぁ・・・落ち込むわあ。猟師として。

<反省点>
  • 20161030_wana.jpg親猪は 70kgクラスのけっこうな体格のヤツだった。こういつヤツの入っている罠を開けて子猪だけ子罠に移動というのがそもそも無理。
  • 子罠がまた糞仕様の罠だった。扉がスライド式ではなくドア式なので、子罠の高さの分だけ親罠の扉を開けないといけない。そのため、子罠とベニア板で塞いでないと親猪も余裕で通れる状況に。スライド式の子罠なら、子猪しか通れない高さにしか親罠の扉を開ける必要はなかったんだけど。
  • 俺一人で子罠を押さえるのと、子罠以外の部分を塞ぐベニア板を押さえる両方の役目をしていた。そのため、子罠の扉を閉めた瞬間に親猪に突進され子罠がずれてその隙間から逃げられた。近所のおじさんにベニア板を任せて、俺は子罠の上に乗るなりしとくべきだった。
  • 子罠を閉めて親罠の扉を閉じるまで、親父に槍で親猪を突かせ注意を向けさせておくべきだった。「もう無理じゃけえ子罠はずせえや」と言いつつ親父が槍を抜いたとたん、親猪がこっちに突進してきた。

あと、最初に「一度には殺せんのんじゃけえ、子猪は別の箱に移してから親を殺そうで」と言い出したのは俺なので、ほんま、馬鹿な同情をしてしまったと、これが一番の反省だなあ。どうせ殺してしまうんだから、一番成功率の高いやり方を選ぶべきだった。

それと、扉がスライド式ではない子罠を見た時、これじゃあ扉を親猪が通るくらい開けんといかんので危ないのお・・・と思ったのに、ついつい上記のような子猪への中途半端な同情心から作業を中止することが出来んかった。本来なら、あの罠を見た時に「これじゃあ無理じゃ」と親父に言うべきやった。

ああ、ほんま反省ばかりや。
同じ猟師仲間から笑われるのは覚悟の上で、記録として残しときます。
20161016_kssc1.jpg
11月から猟期に入るため、熊毛クラブの射撃会は年内は今日が最後(休日は皆、猟に出るので)。
9月の射撃会は雨だったのでさぼってしまったから、2ヶ月ぶりの射撃会参加となった。
(我がライバル Tムラさんは残念ながら休み)

熊毛クラブの射撃会は、所謂「フィールド射撃」という競技で行う。
但し、正当なフィールド射撃ではなく、若干のローカルルールが適用されている。

  • 5m ダブルトラップは 40個撃ちではなく、30個撃ち。
  • フィールドスキートではなく、普通のジャパンルールのスキートを 2ゲーム行う(但し、フィールドスキートと同じように据銃は肩付け OK)
  • スキートは、シングルの時追矢あり(但し、8番射台は追矢 NG)

こんな感じ。

そして、俺。今回もトラップに関してはあまり成長がなかったんだけど、スキートの方は昔の調子が戻ってきた。いや、大して当たってないんだけど、ここ数ヶ月のように「当たった数が 1桁台」という状態からは脱したような。肘の調子がかなり良くなってきているので(まだ少し痛いんだけど)、やっぱそのせいかなあ。

今日は、今までの自己ベストも出ましたぜ。16発命中です。今までは昨年出した 14発命中が最高だったので。

種目3/203/274/297/178/1410/16
トラップ5mダブル-412121310
スキート(1)87781112
トラップ10mシングル-38546
スキート(2)1112134816
合計-2640293644

射撃会の順位の方は、実射では堂々のブービー賞だったのだが(^^;、ハンディキャップが付いたら 11/15位という中途半端な順位になってしまって何ももらえず(笑)

表彰式のあとで、一緒の組で廻ったNムラさんに「10m トラップなんか、まったく当たる気がしません」と相談すると、

  • 僕(Nムラさん)のような素人から見ても、まだまだ直した方が良い部分はあるね。
  • 色々な人に相談せず、誰か上手い人一人に相談するのがいい。皆言うことが違うので。
  • 平日なんかに上手い人と一緒になれたら相談してみるといい。皆積極的に教えてくれるよ。
  • 一点、トラップで気になったのは、銃を上げるのが早すぎてクレーを追い抜いてしまっているね。
  • あと、リブの向こうに皿を捉えて狙いをつけないと駄目(リブではなく皿を見ている)

とのアドバイスをいただいた。

20161016_kssc2.jpg人によって言うことが違うというのは確かに感じる。以前スキートで真反対のアドバイスをいただいて困ったことがある。こっそり、「よく当ててる方」の方のアドバイスを採用させていただいたが(^^;

それと、「トラップの時、銃を上げるのが早すぎる(スキートの撃ち方になっている)」というのはIカワさんなどからも何度も言われたことなので、実際そうなのだろう。

次回は、そのあたりを意識してやってみよう。

ただ、熊毛クラブの射撃会は、次は 1月の初撃ちまで無い・・・
そろそろ狩猟が始まるので、新しい愛車ダイハツ・ハイゼット・デッキバンで罠の設置場所の見回り。
山の上の罠を稼動させるのは11月の猟期が始まってからだけど(今は扉は上げた状態で固定)、俺のデッキバンで山の中の罠を見回りできるか事前確認&予行演習です。

20161010_wana1.JPG
見た目は今まで乗ってた乗用のバンと大して違わないので不安があったが、さすがに4WD。
2WDのエブリィワゴンではスリップして登れなかった坂道もぐいぐい登った。
よしよし、これで今年は自分の車で猟や罠の見回りに行けるぞ・・・ってなもんです。

が、ところどころ、デッキバンの腹を擦るくらい轍が深く刻まれてるところがあるなあ。
多分、車の轍を雨水などがより深く削っていったんだろうが、デッキバンで走ると足元からガリガリと地面で擦れる音が(^^;
少しでも道幅があるところは轍にタイヤを乗せないように走るんだけど、ほとんどの場所がそんな余裕のない細い山道だからなあ。

20161010_wana2.JPG
轍を砂利で埋めた場合、その費用を中山間地域への補助金で賄えないか弟に確認してもらってる。

あと、去年二、三度実績のあった猪罠が移動されていた。
どうも、罠を仕掛けていたところを軽トラで通り抜けたいのでどけてくれという話があって、弟がどこかに移動したようだ。

近くに猪が食い荒らした栗の実なんかも落ちていて、今年も捕れそうだっただけに残念。
さて、移動した罠をどこに仕掛けるか、よくよく考えないと、せっかくの罠がもったいないからなあ。

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