旅行とか散策とか: 2025年10月アーカイブ

2025/9/2。ツーリング初日。雨の中、納沙布岬に向けて我々は斜里町のクリオネキャンプ場を出発。

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その通り道である国道244号線の斜里町と根室市の間、標津(しべつ)町を走る部分が通称「ミルクロード」と呼ばれる。

標津町は酪農が盛んなので、牛乳を積んだタンクローリーがよくこの道を走るのでミルクロードと名付けられたそうだ。
ただ、ミルクロードと呼ばれる道は北海道内にも他にあるし(たしか)、九州熊本にもあった気がする(たしか)。酪農が盛んな土地にはありがちな名前なんだろうなあ。

ちなみに、北海道滞在中にミルクロードは何度も走ったが、ミルクを積んでいると思しきタンクローリーは一台も見なかった(笑)

で、このミルクロードが有名なのは10kmほど直線が続くからである。確かに本州に10kmも直線が続く道はなかなかない。

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「そんなに直線が続く道、走ってみたい!」 そう思うかもしれないが、すぐ飽きる(笑)
なにせ、北海道には数km直線なんて道はざらにある。それに、オートバイで長い直線走ってなんか楽しい?楽しくないよね(笑)
でも、そういう道の周りは広い農地や原野が延々広がってたりして、景色が良いのよね。それが「長い直線道を走る唯一の楽しみ」だね。

でも、この日は雨が降ったり止んだりでなかなか景色を楽しめず、全体的には退屈な道になっちゃったな。まあ、最高速チャレンジとか出来て楽しいこともあったけど(笑)

ところで、この道は根室方面から知床方面に走るとミルクロードなのだが、逆方向に走るときは「サーモンロード」に変わる。
標津町が鮭(サーモン)の水揚げ日本一の町だからだ。

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実際にはどっちに走ってもミルクロードと呼ばれているようだが(そっちの方が有名だから)、根室に向かって走ると、看板は全部「サーモンロード」となっている(裏から見ると「ミルクロード」と書いてある)。
だからやはり南下するときの国道244号線は「サーモンロード」なのだ。

なんか、ネットで国道244号線を走ったってブログとか見ても、そのことに触れてる記事、あまり無いなあ。ほとんどが「ミルクロード」にしか触れていない。

ミルクロードのことを調べててこのブログに辿り着いた君はラッキーだよ!(笑)
2025/9/2(火)。
北海道ツーリング 2025年、オートバイで走る初日。雨が降ったり止んだりの生憎の天気。

1日目の目的地は根室市である。その先っぽにある納沙布岬まで走る。
斜里町のクリオネキャンプ場をベースに、根室や釧路といった道東の街を走ろう・・・という計画だったのだ。

・・・が、北海道の広さを甘く見ていた

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クリオネキャンプ場から納沙布岬まで 171km。車で 2時間40分もかかるじゃん。
どのくらい離れているかというと、距離で言えば祖生から北九州市中心街、時間で言えば祖生から福岡市博多あたりまで走るのと一緒。
まあまあ離れているのがわかるよね。東に行くのなら、距離で岡山県笠岡市、時間なら岡山市まで行ける。広島県なんか横断してしまっている(^^;;;

いやあ、地図では何か 1時間くらいでささっと行けそうに見えたんよね(^^;;;

なので、8時にクリオネキャンプ場を出る予定が「どうせ近いんだし」って感じでだらだら過ごし、同行者の排便を待ち(笑)、10時頃になってやっと出発した結果・・・雨でまったく視界の効かない夜の国道244号線の峠越えという地獄を味わうことになったのだ。走行計画はしっかりね(笑)

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さて、まあ、そういうアレはあったんだけど、無事納沙布岬に到着。これで、日本最北端の岬・宗谷岬と、日本最東端の岬・納沙布岬を制覇したぞ。

あとは、日本本土の最南端の岬・佐多岬(鹿児島県)、最西端の神崎鼻(こうざきばな)(長崎県)を目指さないとな(笑)

ちなみに、本州最西端の岬・毘沙ノ鼻(山口県)はもちろん走破済だ。DUCATI のユーザ会のツーリングで行ったんだったな。
「道の駅 あさひかわ」で北海道最後の昼食に梅光軒のみそラーメンを食べた話を書いたが、実はここでまた奇跡の再会が・・・(笑)

クリオネキャンプ場でお隣さんだったアフリカツイン氏との奇跡の再会話はすでにこのブログで書いたが、今度はまた別の日にお隣さんだった KAWASAKI BALIUS(カワサキ バリオス)に乗った青年との奇跡の再会があったのだ。

実は俺が「あさひかわ」の駐車場に S2R を停めていると、目の前をバリオス青年と同じマフラーをつけたバイクが横切っていくのを目の端で捉えていたのだ(俺が以前乗っていた DUCATI MONSTER 1000
Sie につけていたのに酷似したラッパ型のマフラーなのだ)。しかし、よもやバリオス君とは思わなかった(笑)

その後、昼飯を取ろうと「あさひかわ」のフードコートに行くと、目の前のテーブルに座っているのは・・・あきらかにバリオス君や(笑)

聞けば、俺たちと別れた直後に事故にあったらしく、本当なら前の日に本土に帰る予定だったのが、バイクの修理などもあり(なんとか自走できるようにしたそうな)予定が1日延びたと。しかも乗る港も変わったんだったかな?そのため、この日予定外に「道の駅 あさひかわ」に寄ることになったのだそうだ。

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一方我々は、俺がこの日の朝「やっぱ3日間だけじゃ走り足らんわ。」ということで同行者のあんちゃんにハイエースを運転させ(ハイエースは俺が提供しているので我儘を言う権利はあろう(笑))、俺は愛機・DUCATI MONSTER S2R 1000 で小樽を目指し、旭川で落ち合おうと決めたのである。落ち合う場所「道の駅 あさひかわ」も GoogleMaps を見て俺が適当に決めた。

そんな相互の偶然が呼んだ奇跡の再会である。

バリオス君の事故話を聞いて大笑いしながら「気をつけて帰りんさいよ」と声をかけると、バリオス君もニヤニヤしながら「お互い気をつけましょうね」なんて答える。

実は俺、クリオネキャンプ場でバリオス君と別れた朝、S2R に跨り車体をぐらぐらと左右に揺らしなが(俺、止まってるときバイクを左右に揺らすの癖なのよ(笑))バリオス君と話をしているとき、なんと立ちゴケしてしまったのだ(^^;;; S2R で初めての立ちゴケだ。しかも真っ平なところで停車中に(^^;;;

疲れてたのよ、俺。まあ、むっちゃスローモーションのように倒しただけなので、ハンドルバーエンドとミラーがちょっと土で汚れたくらいなんだけど(笑)。しかもすぐ一人でささっと起こしたんで、バリオス君以外誰も気づいてなかったという(笑)

それがあるので、俺も鼻の頭をぽりぽり掻きながら「まあね」と答えるしかなかったのである(笑)

しかし、奇跡の再会の多い北海道ツーリングだった。雨に祟られた旅だったが、良い思い出ができた。
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今回の北海道ツーリングで「行きたい」と最初から思っていたのは4ヶ所だけだった。
納沙布岬、釧路湿原、阿寒湖アイヌシアター「イコロ」、そして「山の水族館」である。
他の3つと知名度がまったく違うな(笑)、山の水族館。

北見市にある「山の水族館-北の大地の水族館-」は、淡水魚を専門に扱った小さな水族館で、道の駅「おんねゆ温泉」の中?隣?に建っている。

小樽から知床に向かう途中で、時間があれば寄ろうと思ってたんだが、小樽港から夜通し走ったおかげで、朝9時の開館直後から入館することができた。670円也。いやあ、寄ってみてよかったわ。

神々しくもある巨魚イトウの悠然と泳ぐ姿や、ヤマメの遡上など、日頃目にすることのないものが沢山見れるし、水槽の横に貼られた職員のPOPもレベルが高い(笑)

でも、やっぱ一番のおすすめはオショロコマかな。 滝壺を再現した水槽で泳ぐオショロコマなんて、きれいでかわいらしくてたまらんよ。いつまでも見ていられる。
これだけでも、山の水族館に寄った価値があると思う。

ああ、オショロコマの塩焼きを食べてみたい。

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