しかし、竹内結子主演ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ)。えらく叩かれてるな。視聴率も伸び悩んでるし。
俺は楽しんで見てるよ。
実は途中で書くのが面倒くさくなって放置している「今シーズンのTVドラマ」ってエントリーの中でも、特に取り上げてる作品のひとつだったんだけど(笑)
そもそも、地味な展開が視聴者に受けなかったみたいね。
弁護士が主人公なんで法廷闘争があるのかと思えばないし、なんか、どっちが悪いのか?、誰が悪いのか?それとも悪くないのか?よくわからないまま、事件にならなくてよかったねと「あやふやな状態」で終わってしまうし。そりゃ盛り上がらんよね。
だって、これ、主人公は弁護士だけど、裁判になる前に事件を解決することを目的としたスピン・ドクターなんだから当たり前やん。
反対に、そこがこのドラマの醍醐味やで(笑)
ちなみに「スピン・ドクター」は Weblio辞書によると、"広報活動などを通じて情報操作を行う「スピン」に長けた人のこと。"だそう。俺もこのドラマで初めてそういう仕事があるんだと知った(笑)
ドラマの中でも、竹内結子がネットに真偽不明な噂を流して依頼主に有利な世論を作り出したりとか、けっこうグレーなことをちょこちょこしてるよね。ハッキングなんて日常茶飯事だし(笑)
だから仕事の依頼主も「審査員への枕営業で金メダルを取った、選手としての力が頭打ちの女子フィギュアスケート金メダリスト」とか「100%支持はできん」ような人ばかり。これがまたドラマ全体を暗くする要因でもあるんだけど、そういう世界を描いたドラマなんだから仕方ない。
そうそう。その「枕営業の金メダリスト」が出た回は、「フィギュアを馬鹿にするな!」「本物のメダリストの人たちに失礼!」とかいうクレームが殺到したとか(笑)
世の中馬鹿ばっかりなの?なんで「ドラマに出てきたキャラ」が現実世界のプレーヤーと同一視されちゃうの?
俺は別にこのドラマを観て、「現実のフィギュア界も枕が横行してるんだろうな」とか、「羽生結弦も大会の前には毛むくじゃらのロシア人審査員の厚い胸に抱かれて・・・」とか思わんかったけど?そういう下品なことを想像したのは、クレームを入れてるお前ら本人だけじゃないの?(笑)
だいたい、嫌いだったら観なかったらいいのに。ほとんどの人がそうしてるから低視聴率なんでしょ?(^^;
お前らもクレームなんか入れてる暇があったら、滝にでも打たれてしょうもない妄想しないように心を鍛えてこいよ。
ちなみにこのドラマ、斉藤由貴が何か大事なものを捨て去ったかのようにぶっちぎった演技をしていて最高です(笑)
調査のためにボクササイズのジムに竹内結子、水川あさみとでかけたときも、一人だけ胸元の開いたウェアで胸の谷間と揺れをアピールしてた(笑)
キャラも、「情報を得るためなら、ブサイクな刑事とでも寝る」という「頭のネジが何本か飛んだおばさん」設定だし(笑)
俺は、最後までこのドラマを観るよ。