テレビとか映画とか: 2020年6月アーカイブ

晩飯食ったあとも少し仕事をして、その後息抜きに「ザ・フューリー 烈火の戦場」という戦争映画を観た。

これ、原題は「Saints and Soldiers: The Void」なのに、ブラッド・ピット主演でヒットした戦争映画「フューリー」に便乗して「ザ・フューリー 烈火の戦場」なんて C級映画みたいな邦題着けちゃってもったいない(^^;。実は戦車好きにはたまらんれっきとした B級戦争映画なんだけどな(笑)

「B級映画」というのは、十分な予算と撮影日数の無い状態で撮影され、それでもある程度のクオリティをちゃんと維持している映画のこと。金も時間もかけてないのに「観て楽しい」映画に送られる褒め言葉である・・・と俺は思っている。

この映画も、昔あった「コンバット」という戦争ドラマのごとく、「アメリカ軍は正義の軍隊」「ドイツ軍は悪いやつばかり」(最後の方で降伏するドイツ少年兵は別だけど)のようなちょっと古い描き方が鼻につくんだけど、その米軍内で蔓延っていた黒人差別のことを丁寧に描いていて、ほんと、「ザ・フューリー 烈火の戦場」なんて邦題着けられなきゃ、もっと評価された映画じゃないかと思うよ。

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ま、ただ、(ライティングとかセットがチープだったり)B級映画なのは確かなので、難しいこと考えず観れば良いと思うんだけど(笑)

原題の The Void というのは「空所」という意味だが、敗退を続けるドイツ軍の死体が散らばり廃墟と化した場所のことだ。誰もいない、何もない空間ってことだろう。
そういう The Void のはずだったのに、米軍の駆逐戦車「M-18 ヘルキャット」2輛が、ドイツ軍のIII号戦車 3輛に待ち伏せされ攻撃を受けたことで勃発した局地戦の話である。

M-18 は実車らしいし、III号戦車の再現率もなかなかのもの。俺はドイツの Panzerkampfwagen の中では III号戦車が一番好きなので楽しくて仕方なかった(笑)
どんだけ楽しかったかと言えば、以前「汚し」をしている最中に飽きちゃって放置していた III号戦車のプラモデルも出してきて、それを手にしながら観てたくらいだよ(笑)

III号戦車万歳!!そして世界に平和を。戦争反対。

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