この土日は、Amazon Prime で「パンとスープとネコ日和」シーズン1を観てる・・・というか、これを書きながら最終話の第4話を視聴している。
母の死と、自分がやりたい仕事のできない部署への転属を機に出版社をやめ、母の食堂を改装しサンドイッチとスープの店を始めた女性・アキコ(小林聡美)の物語。
そんなに起伏のない話が淡々と続く感じだけど、出てくる大人が皆なんか悩んでて、もちろん俺とは全然違う人生を歩んでいる人たちだけど、なんとなく共感できると言うか・・・
役者が良いから、メインの話のネタにはならないが駄菓子屋の親父や花屋の親父も色々悩みをもって生きていることが伝わってくる。大人だって悩んでるし、迷っているのである、不惑など無理、無理(笑)
群ようこ原作。スタッフも「かもめ食堂」と同じで、安定した作り。間のとり方も絶妙なので、大した事件は起こらないけど退屈じゃないのよね。そういう作品。
ちなみに、駄菓子屋の主人のスダさんが少し元気がなく見えるアキコを飲み屋に誘って二人で呑むシーンを見ながら、「サラリーマンしてたら、こんな風に刺し身と天ぷらの美味い飲み屋に人を誘い悩みを聞いてやる財力も無かったなあ。独立してよかった・・・」と思ったのであった(笑)