金曜日。嫁さんが子供を連れて実家に帰ってしまった。一人の夜が寂しくて俺は、MOVIX周南までレイトショーの映画を観にでかけた。
それが「ゴジラ-1.0」である。「-1.0」は「マイナスワン」って読むのね。マイナスではなくハイフンかと思ってたんで、「ごじらいってんぜろ」って読んでたわ(笑)
日頃、特撮好きだと言っている割に、実は先週あたりまでまったく「ゴジラ-1.0」なんて映画が作られていたことを知らなかった(笑)
新作ゴジラも平成時代に何作か観たけどしっくりこなくて(「シン・ゴジラ」は面白かったけどな)、すっかり「ゴジラ新作」という言葉に反応しない身体になってしまった(笑)
ただ、眼に付けば観てしまうので(^^;、先週もたまたま Amazon Prime Video でハリウッドゴジラの「ゴジラvsコング」を観ていて、ちょっとネットで検索したら、「ゴジラ-1.0」の情報が引っかかって、11/3 のゴジラの日に公開されていることと、主要キャストが神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、青木崇高だと言うことを知り・・・好きな俳優ばかりじゃんってことになって、気になっていたのである。
で、まだ仕事が残っていたんだけど、19:30まで残業して、そのまま車で MOVIX周南へ(笑)。20:20からのレイトショーで観た。
いやぁ、これ、いいね。迫力が凄いわ。劇場で観たからというだけではなく、カメラアングルや構図が相当計算されていて、というか、人間対怪獣なので、人間目線の映像が多くなり、それが迫力に繋がっているよね。
怪獣対怪獣だと、向かい合う怪獣を怪獣の目線の高さで捉えたカメラアングルが多くなり、あれって(実際はCGだろうが)「人が入っている着ぐるみ感」が出ちゃってしらけるのよね。
そういう意味で、やっぱ人間対ゴジラな作品に名作が多いのはうなずけるよね。
しかも、出ている俳優が上記のとおり。怪獣映画だけど、怪獣抜きでもドラマが成立しちゃうくらいの演技力。大根がいないので怪獣が現れる世界観に違和感を持たれるスキがないのよね。あの「機雷除去船」だけでひとつの話ができそう(笑)
ちゃんと戦争の悲惨さや、(今では悪いことのように言われる)危険を顧みず他人を助ける行為なども(そんなの馬鹿げているというセリフもちゃんと語らせながら)しっかり人間らしい行動として描かれていて、相当「怪獣を除いた」部分についても練られた作品と感じられた。
俺個人としては「シン・ゴジラ」より(迫力がある分)怖くて、面白かった。俺の中ではゴジラ作品としては一番かなあ。
俺の好きな「震電(しんでん)」も出てきたしな(笑)。